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ここは、すべてが狂っている
衝動に満ちたトランプの意思決定を暴いた全米大ベストセラー!
FEAR: Trump in the White Houseの日本語版!
感情的になりやすく、気まぐれで予想のつかないアメリカ大統領の言動に世界が翻弄されている。
ホワイトハウスのスタッフは大統領の危険な衝動と思いつきを故意に妨害し、国を動かしている。
世界一の強国の意思決定はいま狂気に満ちている。本書は、その物語である。
ニクソンを退陣させた伝説の記者、ボブ・ウッドワードだから書けたトランプとホワイトハウスの真実。
政権内部を知悉する重要人物らに数百時間にわたる極秘インタビューを敢行。
会議メモ、部外秘のファイル、文書、個人の日記といった一次情報から大統領執務室、エア・フォースワン、ホワイトハウスの公邸部分でトランプ大統領の意思決定がどのように行われているかを暴く。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
【トランプが燃えているとき、その軌道を周回している人間はすべて熱を感じ取る】
関係者への膨大なインタビューを基に、トランプ大統領下のホワイトハウスの内実について迫った作品。アメリカを始めとした世界各国でベストセラーに輝いています。著者は、「調査報道」という用語の確立に多大なる貢献をしたジャーナリズム界の巨人、ボブ・ウッドワード。訳者は、これまでも同著者の作品の翻訳を手がけてきた伏見威蕃。原題は、『Fear: Trump in the White House』。
衝撃的なタイトルと宣伝文句につられ、「感情的なトランプ大統領 vs. 理性的な側近」という先入観が成り立ってしまいそうですが、本書が明らかにしているのは、誰しもの感情と感情が真正面からぶつかり合う壮絶な決闘の様子でした。読み物として抜群に面白いのと同時に、トランプ政権の意思決定の在り方を考える上でとても参考になる一冊だと思います。
それにしてもリンゼー・グラム議員の交渉術が凄まじい☆5つ
Posted by ブクログ
トランプが一国の、しかも超大国の舵取りをするにはまったくふさわしくなく、危険満載な存在であることは改めて理解できた。しかし、この本で注目したいのは、そうしたクレイジーをなだめ、なんとか国家としての正統性を逸脱しないようにと心を砕く周囲の人間たちの姿だ。自分たちが忠誠を尽くすべきは現在の大統領でなく、「より高い忠誠」の対象である米国そのものである、と言うことだろう。ここが、中心人物への忖度を繰り返して恥ずることのないこの国の政権周囲の人間達と決定的に異なることだ。トランプは自分への忠誠を人々に求める。しかし多くの高官は(例外はもちろんいるが)、職務に対して忠誠を尽くすのである。
Posted by ブクログ
2年前の著作をようやく読み終えた(ボブ・ウッドワードは最近またトランプに関する著作を発表したばかりだ)。
命令書を大統領のデスクから、側近がサインされぬよう持ち去る、という衝撃のプロローグにはじまり、選挙戦からトランプ政権前期の混乱が克明に書かれる。
それにしても克明である。「ディープバックグラウンド」インタビューで構成されるトランプ政権の恐ろしさ。
トランプ氏は本書にも言及があるとおり、元々大統領になる気などなかったのだろうとは思う。その立場に立たなければ幾らでも言えることがあるからだ。責任を負うことに関して、彼は無頓着であると感じる。
思いつき、思い込み、忘れっぽさ、気まぐれ、そして「嘘つき」と称されるその態度。プレゼンは聞かない。あくまで意思を通すことが「強さ」だと考えており、Twitterで「生の声」を伝えることを好む大統領。そして「強さ」を履き違えている節がある。本書を読む限り、トランプ氏には凡そ堪え性がない。そして、その道の専門家がいくら説いても聞かないあの頑なさ。「嘘だ」「でたらめだ」の多さ。説得が通じない男、トランプ。
政治というのは本当に一筋縄でいくものではないと思わされる。理想を邁進していけるのは恐らくフィクションの中だけで、政治はもっと泥臭く地味で報われない。一刀両断で何もかもは解決しない。しかしトランプ氏はそのことに気づいていないか無視している。そういう意味では、政治がよくわからない一般市民に感覚が近いと言えるのかもしれない。分かりやすく単純な言説は、一定の高評価は受けるものだ。しかし、それを選ばない理由は沢山あるのだ。
指揮系統の混乱ぶりも酷く、多くの側近がトランプ氏の元を去る。加えて家族が政権に入り系統も何もなく直談判する。
個人的にはよく4年もったな、という感じだが、しかし間もなく行なわれる大統領選挙もどうなるか全く分からない。トランプという人を変えるのは無理だろう。しかも彼は抑え込めない。これからの4年、どうなるのであろうか...。
トランプ氏のテレビ好きエピソードはさもありなん、という感じであった。ある意味メディアに掻き乱され過ぎているともいえる。
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