伏見威蕃のレビュー一覧

  • 黙約の凍土(上)

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    本作の前の作品『暗黒地帯』で、ロシア・ウクライナといういま世界を揺るがしてる地名が出てきたのは、偶然ではないんでしょうね。

    この作品は、それに続く作品。やっぱりロシアは登場します。そして他に出てくるのは、アメリカの不俱戴天の敵イラン。いやぁね、いま、アメリカが部隊のエスピオナージを書くと、そうなるんでしょうね。

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    2022年06月11日
  • 無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争

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    本書は、現代の自律型兵器に関する情報や考え方を網羅した、この分野におけるバイブルのような本だが、発行からわずか数年で、兵器がさらに進化し実用化が進んでいる。

    ウクライナ戦争においても、トルコ製無人攻撃機のバイラクタルTB2や自爆型の「神風ドローン」が活躍し、自律型兵器は戦争の帰趨を決するような存在にまで成長してきた。

    著者は軍人出身であることから、AIによる判断よりも軍人による判断を信用している。しかし、アフガニスタンの米軍撤退戦でも、米軍による民間人への誤爆があった。実際にはどちらの方が判断ミスが少なくなるのだろうか。

    人間の判断とAIの判断のどちらが正しいのか。プーチンのような独裁者

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    2022年05月30日
  • 暗殺者の献身 下

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    ああっ。ブルーアお前もか?
    またもや米に追われることになったグレイマン。
    次に現れるのは何処か?

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    2022年04月29日
  • 暗殺者の献身 上

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    最初から最後まで具合の悪いジェントリー。
    それでも心を通じ合えるゾーヤの元に。
    二人で危機を脱することができるのか?

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    2022年04月24日
  • PERIL(ペリル)危機

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    こんな表紙と帯見たら読みたくならないわけがない

    もしかしたら起きていたかもしれない中国への攻撃
    ある種モンスター化したトランプを支えるスタッフ
    対するバイデンとは果たしてどういった人物であるか
    あの議会襲撃事件で現場はどんな状況だったのか
    コロナによるパンデミックという予期せぬ事態
    経済対策でのギリギリの攻防戦
    米軍アフガニスタン撤退への想いと拭えぬ悪い予想
    中間選挙への不吉な影

    この本は確かに長い
    だが読んで良かった、知れて良かった


    アメリカ議会の仕組みと漢字表記だとまるで早口言葉のような様々な役職がわかっていないので正直どこまで内容を理解できてるのか自信がない
    ただ、わからないとい

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    2022年02月05日
  • PERIL(ペリル)危機

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    前作に続き、トランプ政権の内幕を信じられないレベルで明らかにする内容。今回はトランプからバイデンへの政権移行期をカバーしており、1月6日のトランプ支持派による議会乱入がクライマックスになっている。トランプとその取り巻きが異常な集団である事が細かく描かれて本当に気持ち悪くなる。ちなみに今のウクライナ危機に繋がるエピソードもあり、日本語訳がこれだけ早く出るのはありがたい。

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    2022年01月29日
  • 暗殺者の献身 下

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     シリーズ10作目は、オールスターキャストで面白さも抜群。

     ただ、国際情勢に疎い当方にとってストーリーのすべてを理解できているわけではないけれど、十分面白い。銃器の扱い、タクティクスの確かさ、どの場面も主人公ジェントリーを始めとした登場人物が躍動する。

     ハンドラーであるハンリーの左遷、それに伴うCIAとジェントリーの関係性の変化、10作目を読み終わったところだが、興味はすでに次回作へ。

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    2021年11月27日
  • 暗殺者の献身 上

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    いろんな組織がでてきて、名前と所属その他諸々の関係を頭の中で整理するのが大変。ほとんどベルリンで展開します。

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    2021年11月26日
  • 暗黒地帯(ダーク・ゾーン)(下)

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    混とんとしている世界情勢は、本の中身も混とんとさせてしまいますねぇ。

    昔の様に善悪(一方の見方ですが)がはっきりしている場合は、話も分かりやすかったのですが、善悪が判らず、それが故に起きている事態も詳細がはっきりしないまま投入される武力。実際に起きそうだから怖い。でも、なんだか話が複雑すぎる。そんな感じです。

    世界は一筋縄ではいかないんですね。

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    2021年11月09日
  • 暗殺者の献身 下

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    終末部のとある襲撃方法は、とあるハリウッド映画で観たことがあるが、活字で読んでも大迫力。タイトル通りの暗殺シーンもあって、満足しました。

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    2021年11月07日
  • 暗殺者の献身 上

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    グレイマンシリーズ第10作目

    重篤な感染症に罹っているにもかかわらず、ジェントリーは任務を遂行します。ですがやっぱり、本調子ではないようです。とは言え、強すぎるジェントリーなので、感染症に感染した状態くらいの方が、相手にとってはハンデになって、むしろフェアなんではないかと?

    ジェントリー、ジェントリーに守られていることを知らないゾーヤ、ジェントリーを狙う刺客、ゾーンを狙うロシア、そして、現地に諜報機関と、さまざまな機関や人物たちがくんずほくれつして上巻は終わり。

    下巻で、どう物語が進んでいくのか、ワクワクドキドキです

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    2021年11月02日
  • 暗殺者の献身 上

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    病身を押し、多発する情報員失踪の真相究明に当たるグレイマンは、やがて愛する女性の救出に赴き、世界を揺るがす陰謀の渦中に!

    シリーズ第10作は、ほぼベルリンを舞台に繰り広げられる大諜報戦とアクション。下巻に続く。

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    2021年10月31日
  • 失われた世界

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    シャーロック・ホームズの作者、コナンドイルが書いたSF小説。

    メインキャラクターのチャレンジャー教授が、『羊をめぐる冒険』の羊博士や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の博士に似てるよなと思ったが、言うまでもなく、こちらが元ネタなのであった。

    彼を含め、主な登場人物のキャラクターが明確で(いわゆるキャラ立ち)、みんなが愛おしく思える。そういう点でも良い小説。

    ハラハラする冒険譚で、途中から読み進む手が止まらなくなった。

    どうやって話を終わらせるのかと思ったが、最後まで驚かせ、笑わせてくれる。流石の手練れという気がする。

    野蛮な殺戮場面や人種差別的記述もあるんだが、一番かわ

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    2021年10月03日
  • 暗殺者の悔恨 上

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    いつものように依頼を受けて暗殺をするジェントリー(グレイマン)。元ボスニア・ヘルツェゴヴィナの将軍であるバビッチを暗殺したことで、性的人身売買のために囚われている女性たちを窮地に陥れた。暗殺の目的を達した以上、普通の暗殺者であればその後のことは無関心なのかもしれないが、そこは我らがグレイマン!、女性たちを救うために動き出す。ジェントリーとは違うアプローチで性的人身売買に囚われた妹を救助するために姉のタリッサとジェントリーが出会う。この二人がバディとなり冒険を続ける。女性を流通に載せるパイプラインや犯罪組織の巨大さが明らかになり、敵は手ごわい。お人よしのジェントリーがどのように解決するのか下巻が

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    2021年08月11日
  • レッド・メタル作戦発動 下

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    いま、ロシアとNATOが戦うとしたら、こうなるんですかね?

    途中、一進一退と言うか、序盤はほとんどNATO側が押し込まれていて、ロシアの思うようになるのかと思いましたが、やっぱりNATO側が勝つという事になるんですね(苦笑)。辛勝ですが。

    この戦いが起きる時に、並行して起きていたアジアの状況が、いよいよ過熱してきたという情景で、この作品は終わります。ということは、少なくとも、この話の続きとして、そちらの話が描かれてもいいと思うんですが、どうなんでしょう?

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    2021年06月03日
  • レッド・メタル作戦発動 上

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    冷戦が終結し、ロシア(旧ソ連)と西欧諸国が対決する物語は久しくありませんでしたが、この作品は、その『久しぶり』の作品です。ヨーロッパは地続きですからね、油断なりませんね。

    それにしても、上巻では驚くべき作戦が実行されました。でも、その後の展開を考えれば、合理的な作戦目標なんですよね。NATOやアメリカが、この様なシナリオを予想していたか否かはしりませんが、この索引が上梓された以上、研究していることを願います。実行されたら怖い。

    という事で、作戦は下巻に続きます。

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    2021年05月31日
  • 暗殺者の悔恨 上

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    CIA支援下の作戦であれば十分な装備と情報があるのに、今回は図らずも行動を起こすことになった。
    初期の頃に戻った感じで、これはこれで面白い。

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    2021年05月09日
  • レッド・メタル作戦発動 下

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    ヨーロッパではポーランドが、アフリカではケニアのレアアース鉱山が戦場となる。もう第三次世界大戦のレベルだ。ロシアのレアアース鉱山奪回を阻止することはできるのか、戦車を中心とした戦いが描写される。アクション描写は素晴らしく、兵隊たちが戦う姿を記録映画のように文字にしている。人の生き死には当然ながら発生する。そんな中、ポーランドの女性民兵と米国のA10パイロットとのロマンスがキラリと光る。

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    2021年04月11日
  • レッド・メタル作戦発動 下

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    小説として楽しむ分にはいいが、こんな米露激突の時代が本当に来ませんように。現場には居合わせたくないという描写がてんこ盛り。

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    2021年04月04日
  • RAGE(レイジ)怒り

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    かなりの長編だが、ニュースで見聞きした事象と登場人物だったので、興味深く読み進められた。また、翻訳本にありがちなわかりにくい表現が少なくて、読みやすかった。

    過去の名誉や現職を捨てて、馬鹿なトランプをコントロールしつつアメリカのために尽くそうとしたティラーソンやマティス、コミーの辞任劇は本当に可哀想だったが、前例をぶち壊し、直感で判断するトランプ流も、北朝鮮との戦争を避けるのには機能した?かもしれないし、、、評価は難しいところ。。

    トランプはどうしようもない人間だが、周囲の専門家が高い倫理観を持って職務にあたる姿は、日本のダメ政治を見せられている人間としては、羨ましかった。。

    それにして

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    2021年04月04日