伏見威蕃のレビュー一覧

  • アーマード 生還不能 下

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    訳者あとがきにもあるとおり、グレイマンとの違いは「チームプレイであること」。そのチームを率いる主人公ダフィーはチームリーダーとしての心得を、赴任前に妻であり元陸軍大尉のニコールから指導を受ける。そう、もう一つの大きな違いは「家族」がいること。
    2つの違いが本書をグレイマンシリーズとは全く違う、人間的な魅力溢れる物語にしている。
    (もちろんグレイマンにも人間的な魅力もある。近作では恋愛もしてるし)
    こちらもシリーズ化されるようなので今後が楽しみ。

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    2025年05月18日
  • 暗殺者の矜持 下

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    ネタバレ

     暗殺者ジェントリーのシリーズを読むとき、まず裏表紙の登場人物の欄を見る。本作も習慣に倣い登場人物欄を見ると、中に一人 “正体不明” なる人物がいる。これはもう、たまらんほど気分が昂る。さあ、お楽しみの始まりだ。

     悪い奴が自身のコントロール下にあるAIに指揮を任せ、ロボットやドローン型の兵器でジェントリーを襲わせる。ドローン兵器は現実に実戦投入されているので、臨場感は抜群だ。4足歩行のロボットもニュース映像で見知っているだけに、これも恐怖が肌で感じられる。大口径の銃弾を数多く被弾させることにより鎮圧するが、攻撃される人間の被害は大きい。

     本作の原題は混乱する工作員(THE CHAOS

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    2025年04月23日
  • 暗殺者の矜持 上

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    ネタバレ

     暗殺者ジェントリーのシリーズを読むとき、まず裏表紙の登場人物の欄を見る。本作も習慣に倣い登場人物欄を見ると、中に一人 “正体不明” なる人物がいる。これはもう、たまらんほど気分が昂る。さあ、お楽しみの始まりだ。

     悪い奴が自身のコントロール下にあるAIに指揮を任せ、ロボットやドローン型の兵器でジェントリーを襲わせる。ドローン兵器は現実に実戦投入されているので、臨場感は抜群だ。4足歩行のロボットもニュース映像で見知っているだけに、これも恐怖が肌で感じられる。大口径の銃弾を数多く被弾させることにより鎮圧するが、攻撃される人間の被害は大きい。

     本作の原題は混乱する工作員(THE CHAOS

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    2025年04月23日
  • 暗殺者の飛躍 下

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    ネタバレ

    暗殺者グレイマンシリーズの6作目。

    今まで追われる者だったグレイマンことジェントリーが、本作からはパートタイムスパイとしてCIAの仕事を請け負う、働き方改革か!派遣扱いか!
    さらには、恋愛要素が、しかも相手がロシアの工作員で、ジェントリーにヒケを取らない技量の持ち主。

    なんだかシリーズの個性を失って、よくあるスパイアドベンチャーになってしまった感もあるのが残念だが、アクションシーンの迫力や複雑な国際事情を背景にした伏線の張り方と回収の手際は見事。

    このレベルでカタルシスを味わせてくれるなら、まだまだ十分おいかける値打ちがある。次作では恋愛に進展があるのか?バディものになっていくのか?

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    2025年04月11日
  • 暗殺者の矜持 下

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    下巻はいつもの通り、ジェットコースターに乗ってるが如くスピード感が増してくる。
    が、闘う相手が戦闘ドローンとロボット・・・となり個人的には少し冷めざめ感も、
    エピローグでは次回作の布石?が打たれ、またまた年末の新作発行がワクワク楽しみ・・・

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    2025年03月05日
  • WAR(ウォー) 3つの戦争

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    今回のメインはトランプではなくバイデンチーム。外交というものがどのようにして行われているのか、ということが詳細にわかる。コミュニケーション技術を駆使して、戦争や紛争をエスカレーションさせずに済ませる手腕は、ものすごい労力だ。最後の部分に、ちょっとだけボブ・ウッドワードのトランプ評があるが、FEARの結論と全く変わらないところに、悪夢のような4年間をどう生き抜いていけるのか、と思案している。

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    2025年02月27日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    ネタバレ

    なぜ、「屈辱」なのか。
    原題は「BURNER」。燃焼器、バーナー、消耗させるもの、燃焼させる。
    原題もイマイチ伝わらない。

    ゾーヤが破滅的に描かれているので、グレイマンと何か誤解した状態で殺し合うとか、グレイマンが何もできない状態でゾーヤが殺されるとか、いろんな場面を想像しながら読み進めて行ったが、そんなことは起こらず、逆にこのシリーズには珍しくグレイマンが笑顔で終わるラストになった。

    なんで「屈辱」にしたんだろう。全くわからない。

    でも、中身は抜群に面白い。
    新たなシリーズの幕開けとも言える設定も楽しみだ。
    次回作もぜひ期待したい。

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    2025年02月02日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    下巻では、CIAの女上司との掛け合いに注目。
    正月中に読み終えたので詳細が記憶喪失。
    ・・・私事ですが、年末発行の最新作に追いつきました。近日中に楽しませて頂きます。

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    2025年01月30日
  • 暗殺者の屈辱 上

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    今作は、海中でのアクションからスタート。
    グレイマンは陸上のみならず、海中でも強い!!
    さらに、疾走する列車内での闘いもハラハラドキドキ・・・映像化が待ち遠しい。
    かたや、愛するゾーヤは酒とドラッグに犯され・・・、
    後半に続く・・・

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    2025年01月30日
  • 暗殺者の矜持 上

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    マーク・グリーニー『暗殺者の矜持 上』ハヤカワ文庫。

    シリーズ第13弾。今回のジェントリーとザハロワは消極的で冒頭から逃亡ばかり続けているような印象。ドローンや最新AI兵器などが登場し、最近の戦闘が様変わりしていることを知った。


    グレイマンことコートランド・ジェントリーはCIAに追われ、ゾーヤ・ザハロワと共に中米で逃亡を続けていた。そんな中、世界各国で人工知能研究者の暗殺事件が起きていた。

    ジェントリーとゾーヤは何者かに襲撃され、ジェントリーは襲撃者の中にフリーランスの暗殺者ランサーの姿を見る。

    かつてのハンドラーと連絡を取り、ランサーがジェントリーとゾーヤの命を狙う理由を探ろうとし

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    2025年01月20日
  • 暗殺者の矜持 下

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    ネタバレ

    上巻を受けて、下巻ではこの暗殺騒動の黒幕が明らかにされて対決していく。

    が、如何せん敵がチートなAI兵器であるため、超絶技量のジェントリーやCIA地上班の最強部隊を以てしても、生き残るのは運しだい感が強く、過去作のようにジェントリーが人並外れた力で抜け切るというよりは、場の流れに左右されている感があって個人的には少し残念だった。

    ただ、ターミネーターが20年前に比べると遥かに現実味を帯び始めている現代。
    現代への警鐘として本書はいいかもしれない。

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    2025年01月11日
  • 暗殺者の矜持 上

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    南米を拠点に逃避行生活を続けていたジェントリーと恋人ゾーヤ。2人には束の間の安息の日々が訪れていた。

    一方、その頃世界中でAIに権威をもつ著名な研究者やエンジニアが次々に暗殺されるという事件が巻き起こる。

    ゾーヤが南米で昔のロシア時代の知人にあるAIエンジニアの保護を持ちかけられたことから2人も世界的な暗殺騒動に巻き込まれていく。

    やはりアクションやストーリーの面白さはさすが。
    しかし、今回は謎解きめいた部分が多く、過去作のようにどうやったら切り抜けられるのか?
    とハラハラする場面は少なかったように思う。

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    2025年01月11日
  • 暗殺者の矜持 下

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    AIの開発研究者が何人も短い期間に殺害されたのは、誰が仕組み理由は何なのか?
    終盤の山場は、AIが操る自律型致死兵器ーLAWSとの壮絶な戦い。闘いは人間同士の方が緊張感があって読み甲斐がある。
    ザックが登場してくれて嬉しい。いい奴です。今回もいい仕事してくれました。

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    2024年12月28日
  • 暗殺者の潜入 下

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    実は、上巻の冒頭、ジェントリー絶体絶命の危機が描かれているのですが、この作品では、それがどうなるかのある意味“種明かし”があります。でもなぁ、やりすぎじゃね(笑)。強すぎるって。

    この作品って、実は、“過去”が色々絡み合っているんですよねぇ。なので、本当は時系列に従って読んでいく方が、素直に物語の設定に入り込めると思います。

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    2024年10月12日
  • 暗殺者の潜入 上

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    時系列的には、まだ、マット・ハンリーが健在な頃になりますね。つい先ごろ、スーザン・ブルーアが倒される設定の作品を読んだばかりだったので、ちょっと混乱してしまいました。

    物語としては、グレイマンの本領発揮というところではないでしょうか。

    容易ならざる中東情勢を下に、上手く描かれていると思います。

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    2024年10月12日
  • 暗殺者の献身 下

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    題名の「献身」の意味が解る下巻!

    UAE情報機関、イラン、ロシア、CIAがベルリンで入り乱れる情報戦。
    後書きの真山仁も「シリーズ最高傑作」の評価に恥じない面白さ。

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    2024年10月03日
  • 暗殺者の献身 上

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    UAE情報機関、イラン、ロシア、CIAがベルリンで入り乱れる情報戦。
    後書きの真山仁も「シリーズ最高傑作」の評価に恥じない面白さ。

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    2024年10月03日
  • 暗殺者の献身 上

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    いつも変わらないカッコよさ。
    上巻は、大好きな彼女(強い強い工作員)の仕事が心配で心配で、影からそっと見守るグレイマン。
    当然、何かと厄介事に巻き込まれながら・・・
    海外の制限の無い派手なアクションでストレス解消&楽しめます!

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    2024年09月11日
  • 暗殺者の正義

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    グレイマンが活躍するシリーズ第二弾。CIAのアセットだった主人公は、引退時にCIAから目撃次第殺すターゲットになっている。常に追われ続ける生活を終わらせることができるかも知れない機会がやってくる。果たしてどんな結末が待ち受けるのか?というお話。
    この先が気になる感じで終わっているので、次巻もきっと読むだろう。
    目の前に映像が浮かぶようなアクション描写に中毒性がある。

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    2024年09月07日
  • 暗殺者の鎮魂

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    グレイマン第三弾。今回のジェントリーはクールなだけじゃなく本気で恋もする。それでも一人で戦う強さには変わりなく、相変わらずジェットコースター並みの展開で飽きさせないストーリー。
    恋の決着についても上手な着地でした。3.8

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    2024年08月07日