伏見威蕃のレビュー一覧

  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

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    全編ブラックジョークのような一冊。けれども、対象が対象なだけにさすがに笑えない(笑うしかない)。この人は何のために大統領になろうと思ったのだろうか?理解不能。

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    2019年01月31日
  • 暗殺者の潜入 下

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    【上下巻のレビュー】
    お人よしの暗殺者、シリアへ行く。。。

    今回ジェントリーはCIAではない仕事を引き受けにパリへ。素人からの依頼の為に情報不足な中、作戦を実行したジェントリーだったが不測の事態発生(展開的には予測通りではあるが)。しかも作戦完了かと思えたが、話は意外な展開を見せて未だ内戦の激しいシリアへ行く羽目に。訳者の解説にもあるようにシリア大統領として描かれるアッザムは実在の大統領をかなりなぞらえているとのことなので、緊迫感溢れるストーリーが展開される。シリアへの潜入、そこから更なる作戦へと展開へと目が離せない。潜入に関してはやはりグレイマンらしい活躍があり、今回も読者を唸らせる。目的

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    2019年01月16日
  • 戦場の掟

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    ネタバレ

    傭兵は戦死者数にカウントされない、傭兵の犯した罪は現地の法律では裁けない、必要悪と一言で片付けるには大きすぎるブラックウォーター社の存在。誰かの不幸は誰かの飯の種になるんだ。

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    2019年01月14日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

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    アメリカの政治についてそれほど詳しくないものの、自分の思い込みで政策を決めようとする姿や、政策の話よりゴルフ中継を優先する姿に背筋が凍りついた。

    それと同時に、終わった話を何度も蒸し返されることが、どれほどスタッフの精神にダメージを与えているかを考えると、直接関わりはないけれどいたたまれない気持ちになった。

    残りの任期が無事に終わること、そして、再選されないことを切に願う。

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    2019年01月04日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

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    トランプが一国の、しかも超大国の舵取りをするにはまったくふさわしくなく、危険満載な存在であることは改めて理解できた。しかし、この本で注目したいのは、そうしたクレイジーをなだめ、なんとか国家としての正統性を逸脱しないようにと心を砕く周囲の人間たちの姿だ。自分たちが忠誠を尽くすべきは現在の大統領でなく、「より高い忠誠」の対象である米国そのものである、と言うことだろう。ここが、中心人物への忖度を繰り返して恥ずることのないこの国の政権周囲の人間達と決定的に異なることだ。トランプは自分への忠誠を人々に求める。しかし多くの高官は(例外はもちろんいるが)、職務に対して忠誠を尽くすのである。

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    2019年08月13日
  • FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

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    FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実。ボブ・ウッドワード先生の著書。優れたビジネスマン、優れた経営者が、優れた政治家、優れた大統領になるとは限らない。直観的な思いつきや閃きでは政治は上手くいかないし、自信満々なのは良いけれど自信過剰で権力を振りかざした高圧的態度で恐怖政治をしてしまっては庶民の心は掴めない。

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    2018年12月28日
  • 暗殺者の潜入 下

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    ネタバレ

    シリアという危険すぎる場所での目的。さまざまな困難と危機、それをくぐり抜けるための戦闘。物語が進むほどに迫力、緊迫感が増していく。暗殺者グレイマンが守っていること、胸に秘めていること、そのために巻き込まれ命の危険もある。悪人しか殺さないこと、それが信頼を得る。その一つのことがとても意味を持ってくる今作。ラストの戦闘シーンからの展開は圧倒される。

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    2018年09月12日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方

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    しいて言えばテクノロジーの良い影響を描いた上巻に比べ、その負の側面を描いている印象。後半は著者の故郷であるミネソタの話になります。面白いし勉強になるけど、やや散漫な印象と言うのは言い過ぎ?

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    2018年09月04日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    題名に象徴されるように、テクノロジーの進歩により、常識が覆る様が描かれている。日本はまだ本書に描かれる状況まで至っていないように思いますが、近未来の姿とともに、自分がすごい時代を生きていることを実感。下巻も楽しみ。

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    2018年08月29日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    【高速回転のコーヒーカップの中心で】テクノロジー,市場,気候変動という3つの要素が著しく加速傾向を見せ,もはやかつての暮らしに戻ることのできない世界をどう生き抜くかを説いた作品。絶え間なき変化の必要性と根強いコミュニティの安定の重要性を軸として筆が進められています。著者は,『フラット化する世界』等の著作で知られるニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト,トーマス・フリードマン。訳者は,これまで著者の翻訳を多数手がけてきた伏見威蕃。原題は,『Thank You for Being Late: An Optimist's Guide to Thriving in the Age of Ac

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    2018年07月30日
  • ホース・ソルジャー 下

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    下巻
    アフガニスタンにて米陸軍特殊部隊と同盟軍は、タリバンの拠点を騎馬での移動と航空機からの爆撃により制圧を行い、要衝マザリシャリフの攻略を行うも、タリバン兵捕虜の蜂起し、CIA職員か殺され、マザリシャリフは再度戦場となる。

    情景や距離感が掴みづらいけど、地図やマザリシャリフの略図や発生場所などのイラストがあるのは助かります。
    戦闘の後、同盟軍との別れ、メディア対応、式典など、各員それぞれで表現される。
    活躍した兵士達も、その後の派遣先で命を落とす記述もあり、終わってはいない事を理解する。
    あとがきにもあるけど、物語の様な内容、登場人物達でした。

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    2018年07月04日
  • ホース・ソルジャー 上

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    9.11からアフガニスタンに降り立つ、米陸軍特殊部隊。既に潜入しているCIA隊員と現地の同盟軍と協力して、馬でも移動をして、目標に近づき、レーザー照射機などで座標を高高度のB-52やF-18伝え、爆撃を行い、騎馬で進行し制圧を行なっていく。
    戦闘中などにも、各兵士の日常や家庭織り交ぜ、個人の想いを描いていく。同盟軍とも最初は溶け込めないが、寝食を共にする事や、乗り慣れない馬とのやりとりなどを経て、信頼を得ていく。

    ノンフィクションでありながら、物語の様な感じの印象。
    今まで、あまり読んだことは無かった、第160特殊作戦航空連隊 ナイトストーカーズのパイロット目線での記述もあり、貴重な感じかし

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    2018年07月04日
  • レッド・プラトーン 14時間の死闘

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    アフガン物の戦記。兵士レベルの視点での生の戦闘体験。読んでいる者を戦場のど真ん中に置くようなリアリズム溢れる戦記ものだった。仲間がどんどん撃たれて死んでいく中での兵士の精神状態や極限状態での行動など非常に克明に描かれていた。米軍軍人特有の考え方なのかもしれないが、仲間の遺体を絶対に確保する、そのためには生きている兵士を犠牲にしても構わないという価値観は日本人である我々には少し馴染めない価値観かもしれない。まさに文化の違いだろう。

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    2018年03月26日
  • 暗殺者の反撃 下

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    ネタバレ

    ひとつ、幕が下りましたね。やっぱり、大きな陰謀に巻き込まれていたと。

    それと、一つ幕が上がりました。CIAに復帰したわけでは無いですが、請負業者?として、CIAからの依頼を受ける様になったようです。ここからは、話が変わっていきますね。

    新シリーズと言ってもいいかもしれません。

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    2018年03月09日
  • 暗殺者の復讐

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    ネタバレ

    コートがグレイマンになった経緯が、ずっと謎だった訳ですが、この作品で、その謎の解決に一歩前進した様ですね。

    こう言う超人的な能力を見せるはぐれ者の人物のシリーズモノは、得てして、主人公がはぐれ者になった経緯を記すよりも、派手なアクションばかり続けがちですが、このシリーズはどうやら違う様です。

    それと、“世界中の主だった”情報機関に狙われると言う事になっていますが、ここでは、世界最強の異名を取る情報機関には最終的に狙われることはなくなり、逆に協力を得られると言う事にもなっています。

    グレイマン誕生の謎が、そろそろ明かされそうです。何と無くはわかって来ていますが。

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    2018年09月08日
  • 暗殺者の復讐

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    暗殺者の復讐。暗殺者による復讐劇が敵味方入り乱れながら繰り広げられる。フィクションなのだけれど、もしかしたら現実世界にあり得るノンフィクションなのかもと思えるようなお話。楽しい。グレイマンシリーズ、ほかにも読んでみようと思います。

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    2018年01月28日
  • 国際秩序

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    [大画の大河]シンプルな題名そのままに,国際社会を形作る世界秩序について語り尽くした作品。歴史的にどのような秩序が作られ,現代はその秩序がいったいどこへ向かおうとしているのか......。著者は,『外交』,『回復された世界平和』等の著作を有する元米国務長官のヘンリー・キッシンジャー。訳者は,幅広い分野の翻訳を手がける伏見威蕃。原題は,『World Order』。


    国際政治界における「横綱」による一冊だけあり,どっしりと構えて外交の世界について考えるためにはうってつけの作品。世界史や外交史だけでなく,軍事や哲学も援用しながら導き出されるキッシンジャー氏の慧眼ぶりは,やはり読書後の満足感の違い

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    2018年01月22日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネタバレ

    フラット化する社会
    インターネット革命により、個人の力が強くなってきた。しかし、機会はすべての人に平等ではない。貧困、代理戦争、民族紛争、飢饉。それらを是正しなければ、本当のフラット化にはならない。私たちは、世界の地平線までみえるようになったが、見る見ない、そこへ向かうかどうかは自分次第である。

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    2017年12月25日
  • レッド・プラトーン 14時間の死闘

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    初めは、個人の紹介が多くて、退屈した話が続き、戦闘がない日の軍隊の退屈な生活の日々、便所の便を受けるドラム缶の処理などは、如何にも嫌な任務だった。初めは、退屈だったが、戦闘が始まり、記述がそこに行くとそこに居合わせた人しか書くことができない。緊迫した状況が伝わってきた。また、まだ、20代で、若いのに、戦闘で足をズタズタにされて、満足に歩くこともできなくなり、また、20代で、戦闘で、命を落として、戦争とは、悲惨と思った。しかし、この著者が書いているように、相手のタリバンの死体を見ても、何も感じないと書いているが、色々理由があるだろが、他人の国に勝手に上がり込んで、戦争を始めて、人殺しをして、また

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    2017年12月11日
  • 戦場の掟

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     世界的人気ゲームMGS4で取り上げられた民間軍事会社PMCの真実に迫った一冊。
     日頃から念仏のように「戦争反対だ」「憲法九条を守れ」などと唱えてばかりの平和主義者には、頭を撃ち抜かれるほどの衝撃で目を醒まさせられる内容。
     かつての軍需産業は兵器や弾薬、装備品や車輌、艦船や航空機といった、ハードウエア産業の話だと思っていたのだが、イラク戦争の前後から、傭兵や民間軍事会社等の、ソフトウエア産業へと機軸がシフトしている。ベルリンの壁崩壊や米ソ冷戦の終結以降、世界的な軍縮の流れにより、かつての社会主義国家を中心に、軍事関係の人材の流出が激しくなっており、民間軍事会社は、能力や知識を持て余した軍事

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    2017年11月07日