伏見威蕃のレビュー一覧

  • 暗殺者の鎮魂

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    暗殺者グレイマン3作目。メキシコの親友の家族を守るためジェントリーが人間くさくなっていくのが面白い。ヤキモキしててかわいい。
    だけど後半はグレイマンの凄さがいっぱい出てきて大満足。麻薬カルテルも好きなテーマなのですぐ読み終わった。

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    2024年02月17日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    ジェントリーとソーヤの任務が交錯し、カオスな事態が続いていくが、なんとか鍵となるウクライナ人バンカーとスマートフォンは奪われないでいた。

    ただし、制約解除の日は迫っており、ロシアに大打撃を与えるには危険を冒してニューヨークに向かわなくてはいけない。

    前半戦の追われる側から攻める側になる後半戦。
    特に後半の後半戦はとても面白く夜更かししてでも読みたいほどだった。

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    2024年01月18日
  • 暗殺者の屈辱 上

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    今回はグレイマンことジェントリーがロシアオルガリヒの豪華ヨットを沈める作戦を行うところから始まる。

    そのスタートから想像できるように、今回はロシアがウクライナに侵攻した現在の世界が舞台である。
    ただし、パラレルワールドのような設定になっており、西側諸国はロシアに経済制裁を施しながらも、制裁解除して国交正常化に向かおうとしているという国際情勢の話。

    そんな世界情勢の中で世の中が不条理、不義理に動いていることにやるせなさを感じているジェントリー。
    そんな彼の元にある情報が舞い込む。

    それはロシアから西側諸国に流れ込む諜報員向けの金の流れを追いかけたものだった。
    国のためになると思い、任務を受

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    2024年01月18日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    〈グレイマン〉シリーズ十二弾。ロシアのウクライナ侵攻の影響から起きた事件と、そこに関わってくるジェントリーの闘い。とにかく戦闘、アクションシーンに圧倒される。上巻の終盤から下巻の序盤の展開は緊張感とスピード感がすごい。人質を取り返すために、ジェントリーとゾーヤの二人の不利な闘いの終盤もまた素晴らしい。まだまだ面白さが衰えずこの先も楽しめそうで嬉しい。

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    2024年01月06日
  • 暗殺者の反撃 下

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    ネタバレ

    暗殺者グレイマンのシリーズ第5作、今までひたすら追われていた主人公グレイマンことコート・ジェントリーの逃避行と復讐劇がいったん区切りを迎える本作。

    今までの4作とは一味違うように感じた。これまでどうも乗り切れないシリーズ…面白くないことはないんやけど、ちょっとリズムがないというか、キレが悪いというか、微炭酸というか…だったのが、ここにきて、メリハリ効いたアクションに伏線豊かなストーリー、登場人物の感情にも入り込みやすくなって、伏線回収含めてあっと驚きの展開で。

    噂によるとトム・クランシーとの合作があってから一伸びしたんだとか。良い刺激や的を得た指導は成長にとっていかに大事かってことやよねぇ

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    2023年09月09日
  • 暗殺者の追跡 下

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    下巻も文庫400ページのボリューム。
    シリーズが進む事にグレイマンの周囲を固めるキャラクター達に色が付き始め、
    今作では元上司である暗号名ロマンチックの活躍がお見事!!
    たくさん死んで、大怪我して、世界を飛び回る派手な物語だけど、大恋愛小説としてメチャクチャ楽しんでいます。
    次回作も楽しみ。

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    2023年08月26日
  • 暗殺者の追跡 上

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    シリーズ8作目の愛するシリーズ。
    グレイマンの優しさ溢れる言動に惚れ惚れ、
    銃を撃ったり飛行機を操縦したり、コテンパに殴られもするが、一番の注目は愛の行方。
    文庫400ページもアッという間‼
    さぁ!下巻に突入!

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    2023年08月26日
  • アーマード 生還不能 下

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    ネタバレ

    ダフィーTLのお話その下巻。

    上巻でなんとか要人警護して目的地まで送り届けた一行だったが、そこから話は急展開を見せる。

    上巻の3倍速くらいで事態が動き始めて非常に面白かった。
    マークグルーニー作品は常に危機一髪で、死にそうになるシーンが軽く10回以上あるので、ハラハラが止まらない。

    次回作にも期待したいが、こんなにも面白い新シリーズに加え、グレイマンも執筆しているようなので著者の健康だけが心配である。

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    2023年07月15日
  • 国際秩序(上)

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    国際秩序、世界秩序を歴史を追って、また地域に大きく括って説明している。
    現在起こっている事象を、このような大きな歴史の流れを理解したうえで、捉えることが重要。
    アメリカの国務長官は、原題ではSecretary of State of the United Statesとなり、外務大臣よりも広い意味を持つと思う。(大統領No2的存在)
    それが、様々な歴史的知識、経験に裏付けられた人物が就任していることがアメリカの強みでもあるのだろう。
    (と感じた)

    以下抜粋~
    ・ヴェストファーレン和平条約は、諸国家の歴史の転換点になった。帝国、王国、宗教的権威ではなく、国家がヨーロッパの秩序の基礎単位であるこ

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    2023年04月16日
  • 暗殺者の正義

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    暗殺者シリーズ第2弾。
    やっぱりいい人になってしまうのは連作モノの辛いところ。
    ミッションが凄くなるにつれて理由付けがメンドくさくなったくるんだよね。ボブ・ザ・ネイラーは、その辺が上手だった。最初の5作くらいは。
    暗殺者シリーズは早くも2作目で動機付けが怪しくなってきている。まぁ、でも、それを差し引いても面白かった。
    次作も読もうかな。

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    2023年03月16日
  • 暗殺者の反撃 上

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    今回もカッコいいですね~!
    CIA本部からの「目撃次第抹殺」指令の謎が解明?
    本作より上下巻、楽しい時間が伸びました!

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    2023年01月17日
  • 暗殺者の正義

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    予想外のことでも冷静になって切り抜けるプロフェッショナルである面と人間らしい弱い部分や混乱が描かれていてとても面白かった!

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    2022年12月09日
  • 暗殺者の回想 下

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    マーク・グリーニー『暗殺者の回想 下』ハヤカワ文庫。

    グレイマン・シリーズの第11作。スパイ冒険アクション小説。

    初期のグレイマンは世界中の諜報機関から命を狙われていたこともあって、冷酷無比な暗殺者として描かれていたが、最近は人間味あふれる人物として描かれているように思う。

    今回はグレイマンことコート・ジェントリーが12年前に関与した任務と現在の任務とが交互に描かれ、それが交錯していくというストーリー。

    12年前にゴルフ・シエラに加入させられたコート・ジェントリーはテロ組織KRFの副司令官の情報を入手するために仲間とパキスタンに向かう。しかし、KRFは大規模なテロを計画しており、ジェン

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    2022年12月07日
  • 暗殺者の回想 上

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    マーク・グリーニー『暗殺者の回想 上』ハヤカワ文庫。

    グレイマン・シリーズの第11作。今回はグレイマンことコート・ジェントリーが12年前に関与した任務と現在の任務とが交互に描かれ、それが交錯していくというストーリー。

    この前、松岡圭祐の『高校事変』を全巻読み終えたが、優莉結衣の活躍を見るとグレイマンなど大したことないななどと思ってしまう自分が恐い。無論、グレイマンの方が現実的なストーリーであるのだが、多少の誇張があっても良いのかも知れない。

    コート・ジェントリーはアルジェリアのトルコ大使館に潜入する。パキスタンの情報員を探る任務だったが、ジェントリーは12年前に関与した南アジアの事件に関

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    2022年12月07日
  • 暗殺者の回想 上

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    グレイマンシリーズ。今度の舞台はアルジェリアとインド。
    しかも現代と地上班シエラ6に入隊して初めて経験した12年前の任務とが重なって物語が進むという異例の構成。

    相変わらず、とても面白い。
    凄いのは前作とは全く違っていて、マンネリや既視感が無い事。
    後半も楽しみ。

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    2022年11月16日
  • 暗殺者の回想 下

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    〈グレイマン〉シリーズ第十一弾。ジェントリーがある作戦の最中に十二年前に死んだはずの男を目撃する。そこから現在と十二年前ジェントリーがCIA特殊活動部地上班のゴルフ・シエラの一員になった頃から展開されていく。この過去の活動内容、ジェントリーの若さ、そういうのがとても興味深く、今と同じ部分とまだまだ未熟なところとがあって面白い。過去と現在と恐ろしい計画が進行してそれを阻止しようとするジェントリーの戦い。そのひとつひとつのアクションシーンの迫力が今作も圧倒的なスピードど緊張感を持って展開されていく。シリーズ十一作目になるけれど面白さが衰えることは全くない。次作が待ち遠しい。

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    2022年10月27日
  • 暗殺者の正義

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    シリーズ第2作、請負う仕事はスーダン大統領の暗殺。
    ところが事情が変わり大統領の拉致となったが~~。
    手に汗握るストーリーとグレイマンのアクション。
    最高に楽しめたエンタメでした。

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    2022年08月28日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方

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    2001年から2016年に世界におきた、イノベーションとグロバリゼーションが世界に与えたものは何かをよく考えようというのが読者への投げかけです。
    854頁におよぶトーマス・フリードマンの大作、読みでがありました。
    下巻は、地政学的見地から世界の変化を考察するところから、コミュニティの重要さまでを描きます。

    結論は、こうです。
    「アメリカの悪いところは、無数のコミュニティ、田園地帯、都市部の多くが崩壊していることだ。
    しかし、いまのアメリカの良さは、団結して、市民が自分の将来に責任を持てるようにスキルとチャンスを得るのを手助けしているコミュニティや地域も、無数にあることだ。
    強権をふるう男では

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    2022年07月06日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    2001年から2016年に世界におきた、イノベーションとグロバリゼーションが世界に与えたものは何かをよく考えようというのが読者への投げかけです。
    854頁におよぶトーマス・フリードマンの大作、読みでがありました。
    上巻は2007年のテクノロジーのブレークポイントから、変化に翻弄される社会や人々を描きます。

    結論は、こうです。
    「アメリカの悪いところは、無数のコミュニティ、田園地帯、都市部の多くが崩壊していることだ。
    しかし、いまのアメリカの良さは、団結して、市民が自分の将来に責任を持てるようにスキルとチャンスを得るのを手助けしているコミュニティや地域も、無数にあることだ。
    強権をふるう男では

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    2022年07月06日
  • ネイビーシールズ 特殊作戦に捧げた人生

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    高評価だったからどんなもんだろう、と読んだのだけど、すごく引き込まれた。
    書き方も上手く、詳細で、リアルで。少し値段はするけど、買って、読んで良かったって思えた。
    全然本読まない自分だけど、今年のOne of the bestには間違いなくなる。

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    2022年03月17日