伏見威蕃のレビュー一覧

  • たとえ傾いた世界でも

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     1927年にミシシッピ川流域でアメリカ史上最大の洪水が起こったことはとても有名な史実であるにも関わらず、米国民の大方からは忘れられているという。その時代、その災害のさなかで密造酒作りを稼業に選んだ夫を持ったディキシー・クレイは、幼い子を洪水で失い、今では自ら密造酒作りの日々を送っている。

     そこに一家惨殺の生存者である赤ん坊をひょんなことから連れ歩いていた密造酒取締官インガソルが現れ、ディキシー・クレイのもとに神の子を授ける。それが皮肉な運命の出逢い。水は方々で土手を決壊させ、多くの街を水底に呑み込んでゆく。この世の終わりとも言うべき1927年の世界の中で葛藤する男と女の出逢いを描く、南部

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    2014年10月28日
  • 暗殺者の復讐

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    グレイマンシリーズ。多分今までで1番面白い!同じ環境で作られた、自分の分身とも言えるデッドアイとの対決は見応え充分。コートカッコよすぎ!

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    2014年07月15日
  • 暗殺者の復讐

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    暗殺者グレイマン・シリーズの第四弾。世界各国の諜報機関から生命を狙われるグレイマンことコートランド・ジェントリーを主人公にした面白冒険小説。

    ロシア・マフィアのボスを殺害し、復讐を果たしたジェントリーだが、CIAの依頼を受けた民間の暗殺機関が、ジェントリーを付け狙う。さらにモサドも入り乱れ、ジェントリーは窮地に立たされるのだが。

    前半は、ジェントリーがあっさりと復讐を果たし、またまたいつものように諜報機関に生命を狙われるのかと思ったのだが、中盤以降は非常に面白い展開になる。ジェントリーの背景も少し明かされ、あっという間の600ページだった。

    第五弾が待ち遠しい。

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    2014年05月27日
  • 暗殺者の鎮魂

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    ネタバレ

    暗殺者コートジェントリーシリーズその三段目。
    前回に比べ、追っ手が増えているグレイマン。そんな逃亡生活の最中にかつての戦友の死を知る。
    せめてもの弔いにと思い、墓参りに行くが、そこでまたしても問題に巻き込まれる。

    今度の舞台は南米、メキシコ。そして敵は国家にまで根差した強大な麻薬カルテル。そいつらを相手に人を守りながら、グレイマンが暴れまわる話。

    前作も傑作でしたが、今回もそれ以上に面白い!
    同じようにひたすらアクションシーンが続きますが、全く飽きさせない!
    このシリーズは傑作の冒険小説です。

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    2014年05月18日
  • 暗殺者の正義

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    ネタバレ

    最強の暗殺者、コートジェントリーシリーズ。
    その第2巻。
    前の戦闘から傷を癒したジェントリーはロシアマフィアの依頼でアフリカのある大統領を暗殺しにいく。
    しかしその途中で古巣であるCIAからある交渉を持ちかけられる。それは大統領の暗殺でなく、誘拐を行うこと。
    CIAから射殺命令が出されている彼に拒否権はなく、アフリカへ向かう。

    前回のように一対一の戦いを繰り返すのではなく、一対多数、もしくは多数対多数の戦場の中を切り抜ける感じ。

    この人の書くアクションは毎度ながら凄い

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    2014年05月14日
  • 暗殺者の鎮魂

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    グレイマンシリーズ第三弾。
    恐らくシリーズ最高傑作かと。ストーリーは王道だけど、グレイマンが強すぎ、かっこよすぎ!今回はロマンスもあり人間味を感じられた。

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    2014年01月23日
  • 暗殺者の正義

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    シリーズ二作目。前回はストーリーが一本だったけど、今回はサスペンス。グレイマンのピンチばかりで、終始ハラハラさせらせる。強さより、サバイバル力が目立った。

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    2013年12月17日
  • 暗殺者の鎮魂

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    前作まではそこまで魅力を感じなかった主人公がやたらと人間味のある熱い男でかっこよかった。
    現実問題のメキシコ麻薬戦争にまぁ普通にありえない世界最強の男を登場させる事でこんなにも面白くなるもんねんな。
    命の価値が無さすぎてゲンナリする描写も多いけどフィクションやと思わなしゃあないか。

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    2013年10月31日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    『そのあとは、野原の向こうの林から昼が流れ果て、夜が居つくまで、フロントポーチにつくねんと座っている。どの日もちがう、どの日もおなじ』

    テキサスの大都会の一番の通りといえども、最も賑わうショッピングエリアから西へ15分も行けば、「町はずれ」の雰囲気が漂い始めるほどに建物と建物の間隔は広がり、駐車場に車が疎らなショッピングモールも出現し始める。そんなエリアに建つホテルにて「ねじれた文字、ねじれた路」を読む。

    もちろん、ミシシッピ川はテキサスを横切ってはいない。隣のルイジアナからメキシコ湾に注ぐ泥の河。しかし、ここもディープサウスと並ぶ保守の州。白人のみが不動産を購入できる元大統領の住む一角

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    2013年02月02日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    会計やITの知識など一見素晴らしい専門知識に思えてもそれだけではすぐにoutsourcingされてしまうという指摘に愕然とさせられる。しかし米国にもAppleやGoogleのような会社がごろごろしているわけではないし、ハーバードやスタンフォードに行く人材ばかりではない。日本の教育が崩壊寸前と言われるけど危機感を持ってるだけまだましのように思える。

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    2012年09月10日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(下)

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    フラット化する世界下巻では、フラット化に対する企業、個人、政治の反応、そして「イマジネーション」の重要性を説いている。

    ほとんどの仕事がコモディティ化されてしまい、どこへでもアウトソーシングできるようになった今、企業のバリュー創出の難しさとそれへの対処法が大変納得のいくものであった。

    個人の章では、個人の情報が氾濫していく中、一度の悪行がサイバースペースに永遠に残ってしまう危険性の記述があった。
    「チャンスは一度きり」
    私たちは常に正しい行いをし続けなければいけない事がよくわかった。

    下巻の特に政治の話の中では安価なコミュニケーション、共同作業を可能にしたツールがビジネスマンだけでなくテ

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    2012年07月25日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    主に第二部のアメリカがグローバリゼーションにどう対応していくべきが中巻の大半を占めているが、一番最初の第4章の内容がすばらしい。
    デルはどこの会社であるか?
    一昔前ならアメリカとすぐさまこたえれただろう。
    しかし、製造地、消費地、資本の基などが多国籍である企業の国を中心とするアイデンティティーをどこに置くのかが難しくなっている。
    ユニクロが中国などで製造、さらに販売までも行っている事に旧世代の人々は批判する。「日本から職を奪っている」と。
    しかしグローバル化が進む中、企業が生き残っていくためにはもっとも安い労働力をつかって、もっとも需要がある市場に投入すべきなのである。
    ユニクロはもはや日本企

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    2012年07月21日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(下)

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    3冊は多かったが、読んで良かったと本当に思った。

    自分が書くと月並みだが、想像力を羽ばたかせ、物事を実行することによって可能性が生まれるということを肝に銘じたいと思った。また、世界に破壊をもたらす想像力もあるため、これに関しては注意をしていく必要がある。ネット中毒になってはいけないのかもしれない。フラット化する世界によって、紛争を減らすことができるという点は感心した。
    読み進んでいて思ったが、世界が変わることによる自然環境の悪化は非常に心配である。解決できるテクノロジーが発明されると良いのだが。

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    2011年01月20日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    上巻はIT系の例が多く、少々飽きてしまったが(システム屋なので)、中巻はアメリカの危機について書いてあり、勉強になった。その危機は日本をはじめとした先進国に言えると思う。

    雇われる能力と書いてあったが、まさにその通りだと思う。読んでいると怖いことだらけだが、やはりビジネスマンなら読むべき本だと思う。仕事のレベルをあげたり、複合的な能力を身につけていかないと首になっちゃうかも、と身につまされる本だった。

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    2011年01月18日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    2005年出版からの大ベストセラーの普及版。新たに加えられたポイントとして、新ミドルクラスに求められる能力、その教育方法など。個人的には①社会事業家になる方法②個人が媒体化する世界での評判維持方法などが有益だなと思った。必読。

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    2011年01月07日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(下)

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    「フラットな世界」で生き抜くための最後の締めくくりとして実践指南が下巻。モティベーションアップにもつながる言葉満載。

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    2011年01月07日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    この(中)は最新版の核。フラットな社会で必要な役割と才能、その育て方、という「無敵の個人」となりたい私たちにとって必要な情報がまとめられている。必読。

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    2011年01月07日
  • ファイアファイト偽装作戦

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    ケネディとドルーが死んだとき風呂に入らなければ呑みこめなかったがこれが犠牲というものだ。兵士として死ぬのでなかったらWal-Martで働いて腐れるまで生きればいい。アフメドの言葉はただしい。ケネディとドルーが死ななかったらアフメドが死んでいた。

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    2010年10月26日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(下)

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    世界のフラット化に伴うチャンスと危機。今の自分の仕事は5年後(いや、3年後?1年後?)どうなっているのか?新たにフラット化した国で行われている?それとも機械がやっている?
    真面目に考えなければならない質問。その答えを踏まえて、さらに自分はどうするのか、考え続ける事が必要。

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    2010年10月18日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    本書に書かれたアメリカの危機は、そのまま今の日本が直面している危機だと痛感。我が身と我が子のためにしっかり読むべし。

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    2010年10月10日