伏見威蕃のレビュー一覧

  • 暗殺者の屈辱 下

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     裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。

     息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。

     本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。

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    2024年01月28日
  • 暗殺者の屈辱 上

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     裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。

     息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。

     本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。

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    2024年01月28日
  • 暗殺者の回想 上

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    暗殺者グレイマンことジェントリーは、依頼を受けてアルジェリアのトルコ大使館へ潜入した。パキスタンの情報機関員を探るこの任務には、彼にとってある目論見があった。12年前、CIAの特殊活動部地上班であるゴルフ・シエラの一員だったときに関与した南アジアの事件にまつわる情報の獲得だ。そんな彼の前に「死んだはずの男」が現われ……。

    シリーズ第11作。12年前と現在の描写が交互に出てくるが、それぞれに読ませる。

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    2024年01月21日
  • ネイビーシールズ 特殊作戦に捧げた人生

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    ウィリアム・マグレイヴンの卒業スピーチの動画に影響を受けて、手に取った一冊。ネイビーシールズでの過酷な訓練や任務の中での生きる強さを感じられた。

    個人的に刺さった一節。
    「もっとも強く、もっとも速く、もっとも頭がいいものが成功するとは限らない。弱気になり、失敗し、よろめいても、屈しないで、起き上がって進み続けるものが勝利をものにする。」

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    2023年12月29日
  • 暗殺者の潜入 下

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    今作ではグレイマンの不器用で愛情溢れる恋愛ドラマを読むことが出来ずに少し残念。
    途中、赤ん坊が出てきてからは、暗殺者VS赤ちゃんという新たな展開にも期待したのだが~。
    全体的にグレイマンの登場シーンの割合が少なめ?という印象、次作に大きく期待!

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    2023年10月11日
  • アーマード 生還不能 下

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    メキシコおっかねえ!と思いながらワクワクもしつつ読んだ。後半少しダレた感じがしたけれど最後までもった。

    ミリタリー関連の専門用語が出てくるのでFPSのゲームがやりたくなった。

    あとタラウマラ族はBORN TO RUNを読んで知っていたけれど、こんな危険地帯でレースやるのかってびっくりした。(実際はどこまで危険かわからないけど)

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    2023年10月10日
  • 暗殺者の正義

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    読む順番がめちゃくちゃになっているグレイマンシリーズだが、どこを読んでも面白いのはさすが。本作は2作目ということで、やや生硬さはあるもののグレイマンの人間味も滲み出てて、さすがの傑作。北上次郎氏の解説もグッドです。

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    2023年09月20日
  • 暗殺者の潜入 上

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    恥ずかしながら、順番間違え先に「追跡」を読んでしまった・・・上巻読み終えた時点では全く問題無いのでヨカッタ。
    さて上巻では、グレイマンの登場割合がぐっと少なめ。だが、いつもの通り強く、優しく、カッコいい。
    個人的にこのシリーズ最注目の恋物語はこれからなのか?

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    2023年09月17日
  • アーマード 生還不能 下

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     『暗殺者の・・・』シリーズのマーク・グリーニーが書く新しいシリーズが、本書『アーマード 生還不能』だ。何がうれしいって、新しい “シリーズ” ということは人生の楽しみが増えるということだ。うん、少し大げさだけど、的は外していない。

     元陸軍軍人で、民間軍事会社で左脚を失って以来ショッピングモールの警備員としてくすぶっていた主人公は、あるチャンスを掴み、再び民間軍事会社の警護要員としてメキシコの麻薬カルテルの縄張りに分け入る。

     想定外の攻撃を受けチームメンバーを減らすうちに、チャンスを掴んだと思っていたことが、実は巧妙に仕組まれて窮地に陥れられたことを知る。そこからの盛り返しが本書のハイライトだ。非戦闘員の文化担当要員の知識が、敵の識別や行動原理を解き明かし、チームは反撃の糸口をつかむ。決して華やかな戦闘ではないが、泥臭くも窮地を脱する。

     さあ、さっそく興味は次回作だ。チームは維持されるのか?奥さんはどんな立ち位置に?お楽しみは尽きない。

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    2023年09月10日
  • アーマード 生還不能 上

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     『暗殺者の・・・』シリーズのマーク・グリーニーが書く新しいシリーズが、本書『アーマード 生還不能』だ。何がうれしいって、新しい “シリーズ” ということは人生の楽しみが増えるということだ。うん、少し大げさだけど、的は外していない。

     元陸軍軍人で、民間軍事会社で左脚を失って以来ショッピングモールの警備員としてくすぶっていた主人公は、あるチャンスを掴み、再び民間軍事会社の警護要員としてメキシコの麻薬カルテルの縄張りに分け入る。

     想定外の攻撃を受けチームメンバーを減らすうちに、チャンスを掴んだと思っていたことが、実は巧妙に仕組まれて窮地に陥れられたことを知る。そこからの盛り返しが本書のハイライトだ。非戦闘員の文化担当要員の知識が、敵の識別や行動原理を解き明かし、チームは反撃の糸口をつかむ。決して華やかな戦闘ではないが、泥臭くも窮地を脱する。

     さあ、さっそく興味は次回作だ。チームは維持されるのか?奥さんはどんな立ち位置に?お楽しみは尽きない。

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    2023年09月10日
  • 暗殺者の反撃 下

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    これまで読んできたグレイマンシリーズで最高の面白さ。物語の骨格がしっかりしており、なおかつその全体像(細部)は巧みにボカされていて、最後に明かされる真相が読者にカタルシスをもたらす。途中に挟まれる、ジェントリーと父親の一瞬でありながらも深いコミュニケーションもシーンが浮かび上がるような見事な描写だった。
    4.5

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    2023年08月27日
  • 暗殺者の回想 下

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    ネタバレ

    北上次郎の評価は「面白いけど、いつものグリーニーほどの作品ではない」。
    その評価の後で読んだので、正直期待していなかったが、やっぱり面白かった。

    確かに、実は死んだはずの悪者が生きていた、というのは新鮮味があるネタではない。
    その悪者カーンの人物描写がイマイチなのもわかる。ただ悪さだけをしている奴だし、最近漫画でもあるような悪者でもその人生を深掘りするような描写もない。

    ゾーヤも出ないし、物語が現在と過去の2つが同時並行で進行するので、それぞれの物語のスケールがどうしても小さくなっている。

    でも、やっぱり面白い。

    現在と過去を行ったり来たりする構成が、それぞれの物語をコンパクトにし、それが逆に躍動感を産んでいる。いいところで切り替わるから、常にお預け状態、先へ先へと読まされる。

    グレイマンの若いときが初々しい。分析官と恋に落ちたり、シエラのメンバーに怒られたり。それでも認められようとがんばる姿が、微笑ましい。
    いつものグレイマンなら、もっと孤独に、もっと自虐的で利他的に動くはずだが、ここでは若さゆえのプライドみたいなものが見え隠れする。

    次作でどのように変わっていくかで本書の価値が問われるように思う。

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    2023年08月27日
  • アーマード 生還不能 上

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    ネタバレ

    マークグルーニーが描くグレイマンとも違うシリーズのお話。
    主人公ダフィーは元々PMCで働いていた警護官。
    しかし警護中に敵の襲撃に遭遇し、命は取り留めたものの片足を切断することになってしまう。

    その後は危険な要人警護の職からは離れざるを得ず、モール内の警備員の職に金銭的にも精神的にも厳しさを感じながら従事していた。
    そんなある日、モール内でかつてのPMC時代の同僚に出会い、ある仕事に従事する事をほのめかされる。

    なにより金が入用だったダビーは足の不具を隠しながら、なんとかその仕事を得ようと雇用主に直談判する。
    なんとか仕事を得たダビーだったが、それはメキシコカルテルの本拠地に乗り込む危険極まりない任務だった。

    今までのグレイマンのような1個人が超人的な能力を持っているわけではないが、主人公はとても頭と人柄がよく、的確な状況判断と情に厚い性格でチームを率いていくリーダーシップが良く描かれていた。
    グレイマンシリーズとはまた違う面白さがある。

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    2023年07月15日
  • 暗殺者の追跡 上

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    好きなシリーズだからわざと間開けて
    半年ぶりに読んだ
    あぁ面白い…
    ネトフリでどんどん続編作ってほしい
    映画としてでなく、ドラマシリーズとして

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    2023年06月12日
  • たとえ傾いた世界でも

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    「自分は通り過ぎていく人間だと思っていた。
    上を通り、下を通り、通り過ぎる。」
    孤児で第一次大戦で兵役を経て、密造酒取締官を業としている主人公インガソルは、自分の人生をそう考えていた……一人の赤ちゃんを拾い、一人の女性と出会うまでは。

    1926年から27年夏までに幾度も発生したミシシッピ川流域の記録的な洪水。
    いつ終わるともしれない長い雨によって、繰り返しミシシッピ川とその支流が氾濫し、人人の生活を壊していった。
    特に、農業労働力であるアフリカ系アメリカ人の被害は甚大で、直接被害がなくても農場が駄目になり職を失うことにもなった。

    物語は1927年4月、アメリカは有名な「禁酒法」の時代、弱弱しい太陽と刻々と高まる川の水位のなか、インガソルは相棒のハムとともに行方不明になった同僚の調査のために潜入捜査にはいる。
    そこで偶然拾うことになる孤児の赤ん坊が縁で、密造酒作りの女性と出会う。

    ハヤカワ・ミステリ新書版の帯にあるように「これは、愛の物語」。

    特に、終盤は息をつかせない展開で、パニック映画さながらのアクションシーンが満載。
    少し表現が気になったり描写がくどく感じるかもしれないけど、エンディングがとてもよいので、すべて許される……そんな物語でした。

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    2023年06月09日
  • 国際秩序(下)

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    以下抜粋
    ・北朝鮮については、もっと緊迫した問題がある。それには19世紀のビスマルクの警句がぴたりとあてはまる。「われわれは不可解な時代に生きている。そこでは強者がためらいゆえに弱く、弱者が厚顔ゆえに強い」。

    ・「まったく異なるふたつの要素の産物で、他の地域であればこのふたつはたがいに争うことが多かったが、アメリカではなぜか合体することが可能で、すばらしい組み合わせになった。私はいうふたつとは信仰の精神と自由の精神である」と、トクヴィルは結論づけている。

    ・アメリカ人は倫理的な人々で、私たちが国として信奉している価値観を外交政策に反映することを望む。しかし、アメリカ人は実際的な人々でもあり、外交政策が有効であることも望む。(ジョージ・シュルツ元国務長官)

    ・哲学者や詩人は昔から、人間の意識の範囲を三つの部分ー情報、知識、そして知恵ーに切り分けてきた。インターネットは情報の領域に集中していて、情報の拡散が幾何学的に容易になった。しかしながら、情報過多は逆に、知識をいまだかつてないほど遠ざけている。

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    2023年04月23日
  • 暗殺者の回想 下

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    12年前の出来事と、現在の出来事がうまく融合されて描かれています。12年前にピンチのシーンでは現在もピンチだったりと、時間軸には12年の隔たりがあるものの、描かれているシーンには隔たりが無く、過去と現在を行き来する物語には有りがちな過去と現在が隔絶された感じには思いませんでした。むしろ、融合しています。

    この出来事が終了したとき、ジェントリーがどこにいるのか明らかにされていませんが、どこかで次の行動をしているんでしょうね。それと、僻地に飛ばされてしまったハンリーも、どうにかして復活することを画策しているのかもしれません。次作が楽しみです。

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    2023年02月14日
  • ブラック・ワスプ出動指令(下)

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    ★3.5

    途中、様々な困難に遭いながらも、無事ミッション完了。でもそれって、オプ・センターの時よりも、さらに秘匿された任務。いったん明らかにされると、逆に、犯罪行為として裁かれる危険もあるわけですね。

    この後も、この話は続きそうです。どう続くのかは期待ですね。

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    2023年01月14日
  • RAGE(レイジ)怒り

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    ボッブウッドワードが描くトランプ大統領の政権運営のドキュメンタリー。トランプ元大統領の個性が前面に出ているが、北朝鮮、ウクライナ、サウジアラビアといった現在、話題の国とのやりとりも興味深い。

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    2023年01月03日
  • 暗殺者の反撃 下

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    続き物なので

    グレイマンことコート・ジェントリーはモサド工作員の協力を得て、アメリカに入国する。

    ワシントンDCで手っ取り早く金と武器を手に入れるために、売人の密売所を襲撃する。

    自分がなぜ「見つけ次第射殺」の対象なのかの調査を始めるが、CIAのデニー・カーマイケルの追撃を受ける。

    守勢に回っていたジェントリーだが、デニーの作戦にほころびが出たところに乗じて反撃に移る。

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    2022年12月11日