伏見威蕃のレビュー一覧
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しかしアメリカ人はこういうのが好きだなぁ~。
デニス・ルヘイン、ジョン・ハート……
閉鎖的な田舎町、貧困、人種差別、レイプ、銃、酒、麻薬、家庭内暴力……。
ミシシッピの田舎で友人だった二人
白人でホラー好きで人付き合いの苦手な子と、黒人で母と二人シカゴから流れてきた野球好きの子。仲が良かったはずの二人がいつの間にか離れていく。
二人の距離が広がった少女の失踪から25年、再び事件が起こり二人は……。
25年前と現在が二人それぞれの視点で描かれ、最初の100ページは苦労した。
ミステリーではなく文芸小説だと思って、唐突に切り替わる時間と視点に慣れ始めると、独特の雰囲気の中、ドーンと沈み込み浸る -
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時期的には「恐怖の男」とかぶる時期もあるが、本書はトランプ本人のインタビューを17回実施したり、金正恩との親書のやりとりの公開等取材対象の材料が広がった。
テイラーソンの就任経緯や解任、マティスの就任経緯や辞任といった重要閣僚についてはより両方の立場から描かれている。
北朝鮮との子供っぽい罵りから、親書によるおだてに乗ってまんまと手玉に取られるパフォーマンス大統領の愚劣な対応ぶりに唖然とする。
また本作で最大のテーマはコロナウィルスとの長く深刻な対応のやりとりだ。
医療専門家たちの助言に基ずく対策から経済再生にかじを切る中で感染拡大,死亡者の増加への判断に対するビジネスライクな割り切り方に国民 -
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アメリカの元海軍大将の回顧録。出来事として、ソマリアの海賊やサダムフセインの捕獲、ビンラディンの暗殺などを当然知っているが、その背景や過程にどのような政治的な判断や作戦実行の難しさがあったのか、本書は教えてくれる。これまで知ることができなかったこうした側面をしっかりと描写されているところが、読み応えがあり、面白いと感じた。
やはり、特にビンラディン暗殺のくだりは、読んでいてこちらにも緊張感が伝わってくる。あと、冒頭の高校時代のアメフトの監督が電話を掛けてくれたというエピソードも印象に残っている。何気ないエピソードだけれども、こうしたこと行動をとれる人間になりたいと思った。 -
Posted by ブクログ
本書は、現代の自律型兵器に関する情報や考え方を網羅した、この分野におけるバイブルのような本だが、発行からわずか数年で、兵器がさらに進化し実用化が進んでいる。
ウクライナ戦争においても、トルコ製無人攻撃機のバイラクタルTB2や自爆型の「神風ドローン」が活躍し、自律型兵器は戦争の帰趨を決するような存在にまで成長してきた。
著者は軍人出身であることから、AIによる判断よりも軍人による判断を信用している。しかし、アフガニスタンの米軍撤退戦でも、米軍による民間人への誤爆があった。実際にはどちらの方が判断ミスが少なくなるのだろうか。
人間の判断とAIの判断のどちらが正しいのか。プーチンのような独裁者 -
Posted by ブクログ
こんな表紙と帯見たら読みたくならないわけがない
もしかしたら起きていたかもしれない中国への攻撃
ある種モンスター化したトランプを支えるスタッフ
対するバイデンとは果たしてどういった人物であるか
あの議会襲撃事件で現場はどんな状況だったのか
コロナによるパンデミックという予期せぬ事態
経済対策でのギリギリの攻防戦
米軍アフガニスタン撤退への想いと拭えぬ悪い予想
中間選挙への不吉な影
この本は確かに長い
だが読んで良かった、知れて良かった
アメリカ議会の仕組みと漢字表記だとまるで早口言葉のような様々な役職がわかっていないので正直どこまで内容を理解できてるのか自信がない
ただ、わからないとい -