【感想・ネタバレ】暗殺者の回想 下のレビュー

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Posted by ブクログ

〈グレイマン〉シリーズ第十一弾。ジェントリーがある作戦の最中に十二年前に死んだはずの男を目撃する。そこから現在と十二年前ジェントリーがCIA特殊活動部地上班のゴルフ・シエラの一員になった頃から展開されていく。この過去の活動内容、ジェントリーの若さ、そういうのがとても興味深く、今と同じ部分とまだまだ未熟なところとがあって面白い。過去と現在と恐ろしい計画が進行してそれを阻止しようとするジェントリーの戦い。そのひとつひとつのアクションシーンの迫力が今作も圧倒的なスピードど緊張感を持って展開されていく。シリーズ十一作目になるけれど面白さが衰えることは全くない。次作が待ち遠しい。

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2022年10月27日

Posted by ブクログ

12年前の作戦と現在とが交互に語られる。最後の最後までずっと交互に語られる。無敵のグレイマンにも苦手があったんだ。面白かったですよ! 目黒さん。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

12年前、ゴルフ・シエラに加入したジェントリーはテロ組織KRF(カシミール抵抗戦線)の副司令官の情報を得るべく、屈強なチームの面々とパキスタンへと向かった。だがKRFは大規模な陰謀を進行させており、彼らはそれに巻き込まれる――そして現在、ジェントリーは拉致された仲間の救出と、過去の因縁に決着をつけるため、インドのムンバイに赴く。そこには恐るべき計画が……。

後半の過去パートが迫力満点。ゴルフ・シエラ単独の物語も読んでみたい。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北上次郎の評価は「面白いけど、いつものグリーニーほどの作品ではない」。
その評価の後で読んだので、正直期待していなかったが、やっぱり面白かった。

確かに、実は死んだはずの悪者が生きていた、というのは新鮮味があるネタではない。
その悪者カーンの人物描写がイマイチなのもわかる。ただ悪さだけをしている奴だし、最近漫画でもあるような悪者でもその人生を深掘りするような描写もない。

ゾーヤも出ないし、物語が現在と過去の2つが同時並行で進行するので、それぞれの物語のスケールがどうしても小さくなっている。

でも、やっぱり面白い。

現在と過去を行ったり来たりする構成が、それぞれの物語をコンパクトにし、それが逆に躍動感を産んでいる。いいところで切り替わるから、常にお預け状態、先へ先へと読まされる。

グレイマンの若いときが初々しい。分析官と恋に落ちたり、シエラのメンバーに怒られたり。それでも認められようとがんばる姿が、微笑ましい。
いつものグレイマンなら、もっと孤独に、もっと自虐的で利他的に動くはずだが、ここでは若さゆえのプライドみたいなものが見え隠れする。

次作でどのように変わっていくかで本書の価値が問われるように思う。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

12年前の出来事と、現在の出来事がうまく融合されて描かれています。12年前にピンチのシーンでは現在もピンチだったりと、時間軸には12年の隔たりがあるものの、描かれているシーンには隔たりが無く、過去と現在を行き来する物語には有りがちな過去と現在が隔絶された感じには思いませんでした。むしろ、融合しています。

この出来事が終了したとき、ジェントリーがどこにいるのか明らかにされていませんが、どこかで次の行動をしているんでしょうね。それと、僻地に飛ばされてしまったハンリーも、どうにかして復活することを画策しているのかもしれません。次作が楽しみです。

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2023年02月14日

Posted by ブクログ

 今回のジェントリーはアクションの連続だ。
 CIAでチームを組んでいた頃の彼、現在の単独工作員としての彼、抑揚が聞いているが躍動感であふれる。

 アメリカが自負する「世界の警察」観が、冒険小説の成り立つベースにあるが、最近のジェントリーは、彼の正義感に照らしたうえでの勧善懲悪調が気になる。

 あんまりやりすぎると独りよがりのランボーになってしまう。

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2022年12月11日

Posted by ブクログ

後半戦も文句なしに面白かった。

ただし、前半とは逆に現在のよりも過去のエピソードの比重が多めだった、ちょっと現在のエピソードが尻すぼみ感があった。
とは言え、過去のエピソードも展開が速く、スケールも大きかったので十分面白かった。

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

やはりの12年前と現在の交錯が鬱陶しい。後半は、12年前だけ拾い読みしてからの現在へ。上下巻で分ければ良かったのに。

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2023年01月07日

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