Posted by ブクログ
2017年12月11日
初めは、個人の紹介が多くて、退屈した話が続き、戦闘がない日の軍隊の退屈な生活の日々、便所の便を受けるドラム缶の処理などは、如何にも嫌な任務だった。初めは、退屈だったが、戦闘が始まり、記述がそこに行くとそこに居合わせた人しか書くことができない。緊迫した状況が伝わってきた。また、まだ、20代で、若いのに...続きを読む、戦闘で足をズタズタにされて、満足に歩くこともできなくなり、また、20代で、戦闘で、命を落として、戦争とは、悲惨と思った。しかし、この著者が書いているように、相手のタリバンの死体を見ても、何も感じないと書いているが、色々理由があるだろが、他人の国に勝手に上がり込んで、戦争を始めて、人殺しをして、また、時に、民衆を巻き込んで、人殺しをして、敵のタリバンがどんな悲惨な死体でも、何も、思わない。また、どんな傷でも、何も感じない。これが、アメリカの考え方、あるいは、兵士の考え方と思った。しかし、この戦闘が終わってから、この悲惨な結果について、分析して、この現場の責任者だった司令官の責任をきちんと問題にするということは、ここにアメリカの合理性とアメリカの軍隊の強さの理由を見た気がする。どこかの軍隊みたいに、下にばかり厳しくて、上の指揮官に甘かった、どこかの軍隊とは、大違いと思いました。