上田早夕里のレビュー一覧
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妖怪が跋扈する<真朱の街>で探偵事務所を営む妖怪・百目は絶世の美女。ある事情からこの街に逃げ込んできた相良は、自身が巻き込まれた事件を契機に、依頼報酬は人の寿命という百目に時折命を吸われながらも探偵助手を務めている。
人と妖怪、呪いと最先端科学、自然の霊力とサイエンス・テクノロジーが融合した、魔除けの朱に染められ無数のお札を貼りこめた建物に囲まれたこの街は、かつては医療特区だった。その名残で、最先端医療技術の研究開発が行われていたりもする。
そんな街で、人と妖怪は奇妙な共存関係にあった。
勿論、悪い出会い方をすれば、喰われるのは人間なのだが。
そんな街で探偵家業を営む百目だが、人さえ喰 -
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テンポよく、最後まで面白く読めた。
ラストの台詞はあとがきによると物議をかもしたように見受けられるが、それができる精一杯なのだと私は腑に落ちた。
ツキソメやタイフォンといった魅力的な人物をはじめ、設定も豊富に盛り込まれておりこれで何冊も書けるんじゃないか、というところを惜しみなく詰め込んでいて、でも個人の人生すべてには言及しないために、主役が全体(群像劇ということではない)であることが見えやすくなっているのかもしれない。ミドルネームもほとんど説明がないので、唐突に話題に出てくる感じがするが、あまり触れないのは他者との関係構築の形を限定しないためなのだろうか。
何にせよ久しぶりに面白い本を読んだ -
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【説明】〈濁〉対播磨、妖怪たちはどうする?
【感想】前巻のラストあたりから〈濁〉が喋るようになって迫力が減った。無機質に淡々と行動するだけの方が無敵感があったかも。/百目が田中芳樹さんの薬師寺涼子みたいに無双してくれてもよかったかもね。
【内容】対〈濁〉準備開始。紫桜の理を忌島は聞く。/〈濁〉が最初に狙ったのは妖怪楼閣。忌島にHELP要請。忌島は百目にHELP要請。/播磨遼太郎は一弦琴の中に妖怪を集める。ラプシヌプルクル、火取魔、土蜘蛛、木霊、かまいたちの辻風、人工妖怪=水、火、土、木、風、つなぎ。/邦雄の決心。
■真朱の街についての簡単な単語集
【暁日技研:あかつきぎけん】明日香を作った -
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〔01〕妖怪を科学的にとらえると…祓うとは、穢れとは。結局のところ、その追究がこの作品のひとつの軸。
〔02〕播磨遼太郎の思惑は…妖怪をも喰らう「濁」を祓うこと。
〔03〕百目はあくまでも「見る」ことに特化した妖怪であり、その本質を見極めようとする。それ以外の欲求はない。何に対しても距離を置き、冷たい。邦夫にはそれが心地よい。百目は主人公にはなり得ない妖怪だ。
〔04〕戦いを避けるため忌島抗一と相良邦雄はそれぞれ播磨遼太郎の過去を探る。
〔05〕人間と妖怪の争いは人間が謙虚になり妖怪という存在を認めるしかないが人間はすでに一線を越えてしまっているかもしれないと海老谷一蔵は危惧している。
■真 -
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ネタバレ続いたんだが!?ちゃんと続編刊行されるよね!?途中で本筋に関係の無い話を挟んで残りのページ数が見えてきたあたりで察しはしたんですが、めちゃくちゃ続きましたね…。しかもまだあきつ鬼の素性もわからんし蘆屋道満の本心もわからん!という。ちゃんと続編が出るなら結構ですが、最近の本はシリーズ化してても打ち切られることあるので心配です…みんな、読んだ感想はここに上げるだけじゃなくて作者や出版社に需要があるよ!!と直接伝えようね…。
話は邪悪の元凶らしき人物が出てきて物語を引っ掻き回しておりますが、そこらへんの話より途中で挟まった鵜飼役をすることになった人間と死ぬ間際の蝶のお話が好きでしたね…。交われないは