時雨沢恵一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ小説が好きだが、このコミックも面白い。
作画の方の絵の雰囲気も合っている。
収録されているのも小説通りではなく
色々な巻からチョイスされている。
自分が徒歩なら兎も角、馬に荷物を積んでいるのに
行きずりの人に荷物を持たせたがる神経がわからない。
法で禁じられていないということは許されているということではない。
それを告げるのがレーゲルさんなのが良い。
声の大きさで 国の正史を決めるというのはちょっと面白かった。 皮肉にも受け取れる。
銃のオーバーホール中に代わりの銃を貸してくれるのが少し面白いと感じた。
森の人との出会いもここだったなそういえば。
1巻の最後にこの優しい国のエピソードを持 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ細身の体にパースエイダーをぶら下げ、モトラド(二輪車。空を飛ばないものだけを指す)のエルメスを相棒に、一人国から国へと旅するキノ。
何もかも機械で動く人と出会わない国、閑散とした廃墟の街にただ一人暮らす男、レール工事を淡々とこなす老人たち、市民権を得るための勝負、大人になるための儀式を重んじる国、平和を維持する為の仕組みとは。
どこかいびつな国々を旅するキノの秘密とは。
懐かしの「ひとめあなたに」のような、星新一のような、そしてやっぱり「999」を思わせるキノの旅。何が目的なのか、キノに話しかける「声」はナニモノなのか。
現代のゆがみを突き詰めたらこんな国になるのかなと思わせるこの国々はどこ -