あらすじ
トラヴァス少佐を乗せた軍用機が突如爆発。制御を失ったその機体は、人里離れたルトニ河の川縁に墜落してしまう。 その頃、ロクシェ首都では、消息を絶ったトラヴァス少佐が麻薬犯罪に関与したという疑惑が持ち上がり、過剰とも思える証拠が次々と明らかになっていく。 一方、やんごとなき事情により生活の危機を迎えてしまったアリソン。そんな母の姿に将来を案じるリリアを、新聞部メンバーが助けようと画策する中……アリソンは「わたし、再婚するんだ!」と陽気に語るのだった。しかも、相手は既に死んでしまったはずのあの人で――! オールスターメンバー総出演で贈る、胸躍るアドベンチャーストーリー、完結編!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「アリソン」から連なるシリーズを締めくくる素敵なエキシビション。あぁ、表紙も素晴らしい。中身はもちろん。
下巻はヴィルもアリソンもベネディクトも大満足の活躍ぶりで、いやもう長く生きてると良いコトもあるんだなぁと思ってしまいました。懐かしいあの顔も出てきてうわーってなりました。同窓会か。
…ちょっとトーンを戻しますが、個人的には著者の本は展開の持って行き方のバランス感がとても好きです。
結果的にとんでもないレベルの「ンなコトある!?」という展開になるものの、読み進めているうちはその不自然さを感じさせない。読み終わってから振り返るととんでもないコトだなぁと思うものの、爽やかすぎる読後感がそれを帳消しにして余りある印象になってしまう面白さ。
「キノの旅」では一味違う世界の設定とおとぎ話のようなパッケージングで展開の違和感を薄めていたけど、「アリソン」はそこらへん割と直球勝負で、著者の筆致や構成力を堪能できたのはこっちじゃないかなと思っています。
また、まだ、読みたいなぁ。。
Posted by ブクログ
本当にオールスターでびっくりしてしまった。
ヴィルを取り戻してくれたのは私の大好きだった親友くんで、出てきてくれたときは涙がでそうになった。
ちゃんとリリアにもヴィルのことが伝わってよかった!これで終ってしまうのは悲しい。まだトレイズの「約束」の話も決着がついてないし、メグセロの行く末もみたいなあ。
Posted by ブクログ
『アリソン』が出たのが11年前!!!懐かしい!!
本屋でなんとなく手に取って、あぁ、この男の子がこの女の子に振り回される系か?と。
よく見たらキノの旅の人じゃん!じゃあおもしろいだろうな。と買ったあの日…。
読んでみたら止まらず、読み終えても何度も読み返した。
それからずっとシリーズを追いかけてきたので、このオールスターは楽しくてしょうがなかった!
やっぱり『アリソン』が一番で、ヴィルとアリソンが一番大好きな自分としては、下巻の『ああ!!さすがヴィル!!!それでこそアリソン!!!!』な展開は嬉しかった。
『懐かしい男』が好きだった私は再会を心待ちにしてたけど、あの名前を呼び合った場面は正直涙ぐんだなぁ。
読み終わったあとはすごい満足した!
でももちろん続編があれば読みたい!
とりあえず、シリーズ終了ってことでお疲れ様です!!
Posted by ブクログ
下巻読破。もう胸がいっぱいになるようなラストで素晴らしかったです。
アリソンで始まり、アリソンで終わるという。昔から追いかけてる読者にとってこれ程嬉しい終わり方はなかったです。上巻は割りと濃い戦闘シーンが無かったぶん、ここではがっつり!って感じ。しかし黒幕があの人だったとは…。最後は3組のカップルの描写で終わり。一組は幸せそうに、一組はこれからの苦労が目にみえ、一組は幸せに向けて歩き出してる。セロンはあの後しばらく固まってたんだろーなー、と想像すると面白い。そしてそして、最後にとても気になっていた秘密が少し明かされる…。これで一応完結ってことになるのだけれど、ファンとしてはもっと皆の話が読みたい!とくにリリアとトレイズと新聞部の面々が仲良くしてる話が読みたい!と思ってるのは、私だけではないと思うのでぜひ続刊が出ることを期待します。
Posted by ブクログ
400ページ近くの大ボリュームで、ついに完結!
欲を言えばもう1冊欲しかったですが、「中巻」は難しかった
んだろうな…
何せこの分厚い本の半分くらいまで、表紙を飾っている二人、
とりわけ男のほう(笑)の出番が占めているので、
もし「中巻」だったらほとんど彼の出番で面食らうことうけあいです。
私は彼が「アリソン」時代から1番好きなので
どんとこいでしたけどね!
もう1巻ほしいと感じるのは、読めばわかります(笑)。
もちろん大団円ですが、気になる箇所も若干残してます。
個人的には、「まだだったのか!」な金髪のお爺さんの件が
見れて嬉しかった。
あと、口絵が、泣けます…
最後まで素晴らしかった!
今月に出る新作も楽しみです。
Posted by ブクログ
アリソンシリーズ(一つの大陸の物語シリーズ)、これにて終了。
式場に超VIPが続々と現れる所は鳥肌もの。
最後にもうちょっとページが有っても良かったとは思うけど、面白かった。
また何か書きたくなったら書くかもしれないとの事ですが、とりあえずシリーズのフィナーレを飾るに相応しい作品でした。
Posted by ブクログ
もう本当にアリソンシリーズ完結なんだ。
このシリーズなんだかんだ言っても原点は「未来の家」で孤児として育った幼馴染みのアリソンとヴィルの物語。
この2人がいなければリリアもトレイズも生まれなかったわけで。
そんな2人のアリソンの最終話での別れ方があまりにも悲しかっただけに、この2人が本当に幸せになる展開を待ってました!
まあリリトレはまだまだこれからだ。
この下巻は本当にオールスター編という感じで、ここまで読破した読者へのボーナス・トラックなのでちょっと強引な展開もまたよしまたよしとして最高評価にしました。
銃とか乗物の描写がいつも本格的でこういうライトノベルが終わってしまうのはとても残念です。なんか1つの時代が終わったいうと大袈裟だけど。
時雨沢恵一&黒星紅白での新作に期待しつつシリーズ完結の感激に余韻に浸っています。
Posted by ブクログ
物語の完結編としてとても面白かった。登場人物が多く、昔のエピソードを忘れているので「だれだっけ・・・」と思うことも多々あったので後でシリーズ全巻読み直そうかな。時間があればだけど。
Posted by ブクログ
アリソンからずっと追いかけてきた人(ほとんどがそうだとは思いますが)にとっては本当ににやにやできる作品だと思います。
特に親世代大活躍!です。
「アリソンだよね?」「他に誰がいるっていうのよ?ヴィル」この掛け合いがまた見られただけでもう幸せなのに、ラストの結婚式シーンが…!
カラー口絵でわかっていたことですが、それでもやっぱり感動です。。
反対(?)に、リリトレの出番は少なめだったかなって感じます。
めでたく一緒になったアリソンとヴィル、メグとセロンとは違い、やっぱりあまり進展がないからでしょうか…?でも手をにぎるシーンで、うおお!ってなりました。笑
あとがきにもちらっとそんなことを言ってましたが、ぜひともまた彼らの物語を読みたいものです!
リイナちゃんは第四に進学すると思ってました…
Posted by ブクログ
表紙通り、子世代中心だった上巻と対称に親世代中心。
読み返した回数と、思い入れが違うかも。。。
その描写、回想シーンがいちいち懐かしくて、配役とタイミングは最後まで驚かされて。
悔しいけどこれは、ほんと、完結編だな、って思う。
Posted by ブクログ
アリソン・リリトレ・メグセロと続いた大陸シリーズの下巻、完結編。
まさに完結編に相応しい内容だったのではないかなと思います。
思い返せば7年ほど前に友人にアリソンを借りたのがきかっけですが、シリーズ開始から11年ですか。長いシリーズでした。
あえて評価に順をつけるならリリトレ>アリソン>メグセロな自分です。
まぁ、メグセロはまたストーリーのテイストが違った感じにはなるのでなんともいえないのですが。
さて、そろそろ本書の感想をば。ネタバレを多分に。
上巻で気になったまま放置されていたトラヴァス少佐ことヴィル。
彼の戦いが前半では記されています。ちょっとムゴイ。でも作者らしかった。
サイラスが助けに来てくれたシーンでは思わずファーーーーwwwwと声が出てしまいました。アリソンもう一度読もう。
ヴィルとベネディクトの共闘もなんだか久々で、アリソン時代を想起しておりました。
なんというかこの、ニクイ演出ですよね。
そして話は首都へ移って、最終的には結婚式へ。
扉絵の時点で結婚式やるんだーって感じだったのでワクワクしながら読んでました。
トレイズがリリアの手を握るシーンではおっ?となりましたが、そこまで。
ヘタレの称号を濯ぐにはまだまだ時間がかかりそうですね・・・
もっとリリトレのいちゃいちゃが見たかったです。でもまぁ、あの二人らしいっちゃ、らしいのかな。
メグセロはなんかもう既にカップルとして出来上がってる感が。
まぁメグに関しては上巻のセロンと部室で二人になるシーンが最高でしたね。
いやーそっかーメグはアサシンだったのかー(棒
最高っす。
そしてアリソンとヴィルと、その周辺。
ようやくメリエルがお披露目だよ!!!かわいいだろ!!!
いやー、眼福。
カルロとかキンスキー少佐とかいろいろでてきて、なんかもう感無量でした。
堂々のフィナーレだったと思います。
この本の続きが読みたくなるのはきっと俺だけではないはず。
あぁ、終わってほしくなかった…。
Posted by ブクログ
下巻は一転してヴィル中心の話。ヴィルの物語に決着がついたのはよかった。
全体としてはややアクション成分がたりないかなぁ。上巻と下巻でまったく違う話のようになってしまっているのと、ヴィルが首都に戻った後の話がごっそりなかったりなので、少々物足りなかった感じもします。思い切ってもう1冊挟むくらいでもよかったんじゃないかと思います。
Posted by ブクログ
上巻に続き、一気読みしてしまいました。
この巻はもうヴィル(何か懐かしい・・・)の冒険譚と言うか何というか。
英雄さんとアリソンもやってくれますね~。
この人たち、昔から全然変わってない気がします(笑)
最後までこうなのか!ともう笑うしかないです。
しかし本当ヴィルは強運だと思います。
サイラスの愉快さと機転の利くところが素敵でした。
親友恐るべし・・・。
そして、色んなご対面。
リリアとヴィルが一番気がかりでしたが、これからがもっと気になった今回でした。
最後までドキドキするお話でしたが、本当懐かしく面白かったです。
Posted by ブクログ
待ちに待った下巻でした。
思っていたよりも早く収束に向かったので、問題はどうなったの?と思いながら読んだのですが、最後に、なるほど!と解決しました。
これ以上はないってくらいのハッピーエンドで、とても気持ち良く読み終えることができました。
Posted by ブクログ
ネタばれがっつり書いているので閲覧注意です!!!!!
買ってから3、4回読みましたよ← 2時間で←
んで読んでみて読んでみて、あっそういうことか!!!ってなりました。
いやー、全部丸くおさまってる。あの人がくるとはね!!
読み終わった直後の感想的には・・多いので次々箇条書きでいきますよ
・ヴィルが孤児院に行くことになった理由が何気にあたっていてすごく嬉しかったですー
・そして次にトイレズー!不憫―!がんばってよーって思ったんだけど、
でも二回目に読んでたときに気づいたんですよ。
トレイズ「俺、一生懸命勉強して、大学も行きたいな。首都で」
リリア「いいじゃない。応援するわよ!」
って!!!すごく!!ヴィルとアリソンの会話じゃないか!って!
不憫なりに、切なくなっててもフラグはひっそりがっつり立っているから大丈夫だなって。・・・問題は、トレイズがヴィルポジションなわけで← 押せ押せじゃない(笑)しかも無自覚(笑)
でも、ヴィルだって今じゃあさらっとアリソンに「愛してるよ」とか言いますからね(リリトレの話だけど)気長にがんばれ。
・それと「私を信じてほしい」
もう、十年前くらいに読んだ「アリソン」そこで戦争が終結するわけですが
思えば「私を信じてほしい」で世界が平和になったんですよ
それってすごくないですか?素晴らしい仕掛けですよね!!
・何気に急に無理やりふってわいたと思っていたアサシンネタが
最後の最後でオチとして拾われていて素敵でした(笑)
・あんまりアリソンが自由奔放すぎて、ヴィル要素(振り回され要素w)をもっているリリアがアリソンの娘さんっていうイメージがそんなに強くなかったんですけど、ヴィルと対面したときの反応がすっごくアリソンっぽくてよかったです。
・個人的にはアリソンにちょくちょくでてきてそれなりに細かく描写されていたあの人(その2)がしっかり『親友』やってて嬉しかったです。
・でも実は最初に読み終わったとき思ったのは、もうちょっと後半の描写増やしてほしいなーでした。絶対がっつり最初の遭難とか戦闘シーンとか楽しんで書いたでしょ時雨沢さん!!
・三回目に読んだときものすごくアリソンが好きになりました。いや最初から好きだけど、なんていうか急に衝撃がきました
自由奔放にヴィルのことが大好きなアリソンは最初のシリーズで世界を平和にしたり女王様助けたりしたわけですよ。でもこの巻では自由に素直に大好きなヴィルをふっつーに軍を首になって助けにいくんですよ。すさまじくかっこいいですよね!!!!なんかもう好き!!って感じです
ヴィルの強運も相当だとは思うけど、アリソンのめぐりあわせも相当ですよねー
・ヴィルがあのひと(その2)をほめるとき、「まるで魔法遣いだった」っていうのもいいね!
・アリソンとヴィルのあの会話
うん、これくらいにしておこう。まだ気づいたことはあるけど、このへんで。
面白かったー
Posted by ブクログ
「アリソンとヴィルとその他」という内容は、このシリーズを「アリソン」からリアルタイムで11年追いかけてきた自分にとって、予想を超えて期待に応えてくれたものでした。やはりヴィルが活躍する姿は格別で、彼とともに活躍するアリソンとふたりを助けるベネディクトという図は安定感があります。またトレイズが相変わらず不憫だったり、メグセロのラブラブっぷりも確認できたりと、シリーズメンバーそれぞれに見所はありますが、下巻の主要メンバーが戦中組主体だったのは嬉しい限り。
そしてなによりも終盤の展開がいい。
かつて、教会のなかで少女に押し倒される形で互いの思いを確かめ合ったアリソンとヴィル。その彼らが守りたかった人々に祝福されながら晴れて結婚式を迎える構成は、大団円という言葉につきる素晴らしい幕引きで、感に堪えません。
長い間、楽しませてくれて本当にありがとうございました。
Posted by ブクログ
大満足の一冊。上巻が子世代の活躍なら、下巻は親世代の活躍。久しぶりにヴィル・アリソン・ベネディクトの共闘に胸が熱くなった。トラヴァスからヴィルへと戻っていく描写、親友との再会、復讐に結婚…アリソンで始まりアリソンで終わる。表紙もなにもかも、ここまで来たんだなあと胸がいっぱい。
特に好きなのは親友との再会シーン。
一部にご都合主義をやや感じたもののむしろそれでいい!集大成なんだもの。
Posted by ブクログ
タイトルの通りアリソンシリーズ、リリアシリーズ、メグシリーズの集大成(上下巻)。
自分はメグシリーズだけ未履修ですが、大半は何とかなりました。学園のメンバーが分からなかったくらいかな?
アリソンとヴィルの物語がまた見れるということで読みました。
Posted by ブクログ
ついに完結。最後はちょっとドタバタ感があるけど、大団円。
ヴィルくん(あのときはトラヴァス少佐かな)がんばった。生還した、銃撃戦もした。
この後はイクストーヴァで過ごすのかな。リリアは寮みたいだし。
Posted by ブクログ
やっぱりアリソンとヴィルだったね~
でもサイラスが全然思い出せない…orz
誰だっっ!!
最後まで読んでみるとメグセロがラブラブなのがわかってファンとしては嬉しい限りです☆
結局、アリソンとヴィルはどうやって生活して行くんだろう…?
そこが気になるところ
トレイズもはよハッキリせいっって感じだな~
Posted by ブクログ
1つの大陸の物語シリーズ完結巻。
「アリソン」から読んでてよかったー!!
今までの本、全部読んでいる人は
かなり読みごたえあって楽しいんではないでしょうか。
全キャラ出演って正直無茶なんじゃ…とか思ってましたけど
無理なくみんな出てきて面白かったです!
Posted by ブクログ
堂々完結。
下巻はヴィル編って感じですね。
「アリソン」の完結編、という趣。
メグセロもぼちぼち。
上下通してリリアの影がちょっと薄いかなー。
巻頭のイラストが素敵だった。
Posted by ブクログ
「えっと……」
「久しぶり!」
もうね、このセリフを読んだときの感動ね。
長編シリーズを、しかも年に1冊しか刊行されないこのシリーズをずっと追いかけてきたファンへのご褒美といってもいいかもしれない。
昔読んだときのことがぶわーっと思い出されてね。
あぁ、やっぱり親子だなぁ。
というわけでアリソンシリーズオールスターこと「一つの大陸の物語」の下巻にしてシリーズ完結編。
まさに「オールスター」の名に相応しく、アリソン、リリトレ、メグセロから様々なキャラクターが登場し盛り上げてくれました。
特にラストに明かされた某軍人。
チョイ役だけどすごく印象に残ってて、再登場してくれて嬉しかったな。
序盤はトラヴァス少佐の戦い。
上巻ラストの飛行機事故から辛くも生き残った少佐が、なんとか事態を打開しようと人々の手を借りながら戦います。
ここはもう完全に作者の趣味だね。
サバイバル知識や銃の知識がここぞとばかりに散りばめられてる。
1秒で弾層を交換するシーンとか、嬉々として書いてたんだろうなぁ…
上巻冒頭で登場した「懐かしい男」に会う男も、大方の予想通り。
「懐かしい男」の名前を呼ぶシーンはよかったな。
後半は結婚式。
あのキャラとこのキャラの結婚式にみんなが集まってきます。
そこで色んなことを思い出しながら読んでいたところに冒頭のセリフですよ!
やられたなんてもんじゃないね。
ほんとこのシリーズ大好きだ。
相変わらずの新聞部の面々もよかった。
特にマティルダ王女と絡むあたりね。
「わりと本気でした」には爆笑したw
物語として見ると、占い師の示唆があったとはいえ再会が偶然過ぎたり戦闘シーンもなんだかなって感じだけど、
そもそもこのオールスターはそういった部分を楽しむ作品ではなく作者が書きたいように書いたキャラクターたちの「今」を楽しむ作品でしょう。
シリーズのファンとして堪能させていただきました!
続きをいつまでも待っています!
Posted by ブクログ
今あの人は、ヴィルヘルム・シュルツとトラヴァス少佐の中間ぐらいにいるんですよ(p.141)/久しぶりにヴィルとアリソンが活躍してて嬉しい/ヴィル(今回はヴィルっぽいキャラなのでこの名前で)のサバイバル/ヴィル(らしい人物)を見つけたのは、なんと! 「新人君」(らしい人物)だった! なんて偶然/サイラス(らしい人物)来たる。なんて偶然! で、サイラスって誰やっけ?/例の麻薬事件の黒幕はトラヴァスだそうだ/ベネディクト出陣す/怖い人たちも来る/アリソンも、たぶん来る/アリソンが誰かと再婚するらしい。
■アリソンとヴィルとリリアとトレーズとメグとセロンについての簡単な単語集(メグセロの途中からで、過去分は思い出しながら)
【アーサー・シアーズ】第四上級学校演劇部部長。
【アイカシア・クロス】スー・ベー・イル人。オスカー・ウィッティングトン。元スパイで敵国で重要な地位に就いていた。「知られざる英雄」の一人。アリソンの父。
【アリソン】アリソン・ウィッティングトン。ロクシアーヌ連邦のパイロット。金髪碧眼の美少女。とても行動的。「あたしは誰の言うことも聞かない」タイプのように見えるが職業軍人だけに意外にちゃんと状況判断ができる。「本当の英雄達」コンビの一人。8歳のとき父親を戦争で失い孤児院「未来の家」に引き取られヴィルと出会う。現在では、ヴィルを信頼しまくりのベタ惚れのように見える。
【アン】女性ボディガード。グラツ・アクセンティーヌ。
【アンジェラ】カルロの教師。
【イーエン】テロル氏のボディガード。
【イクス王国】地元での正式名称は「イクストゥーバ」。中央山脈に唯一ある山岳国家。ロクシェで最も有名な観光地で、ロクシェ市民が一生に一度は行きたい場所として10年連続トップ。最新の情報では美しく聡明な女王が統治している。
【イクストーヴァ回廊】イクスで発見された地形。中央山脈にある谷間で、これを使えばロクシェとスー・ベー・イルを簡単に行き来できた。最近まで四百年間秘匿されてきており世界が平和になってようやく公開された。歴史好きのニックが興奮した。なんか、他の話で出てきてたような気もするけど、忘れた。
【イズマ】ボディガード。ベルシュタイン・ケイン。
【ヴィル】ヴィルヘルム・シュルツ。農業国ラプトアの学生。アリソンと同じ歳。おっとりおとなしく、やさしくて、落ち着いていて思慮ぶかい少年。普通ならアリソンに振り回される役周りなのだろうけど、彼は揺るぎない自分を持っていてアリソンの暴走をつなぎとめることができる。物語を支配している人物といえる。意外なことに、じつは射撃の名手。「本当の英雄達」コンビの一人。後に軍人となり「トラヴィス」を名乗る。リリアも実の父とは知らず母アリソンの現在の恋人だと思っていた。
【ウーノ】ボディガード。
【ウラヌス】「新人君」らしい人物の家の馬。
【エアコ村】金持ち連中の別荘がたくさんある大きな村。おだやかな美しい村だが、あまりにも金持ち専門すぎてガイドブックにも掲載されていない。
【英雄さん】→ベネディクト
【エド】ボディガード。大男。
【エプスタイン】服飾メーカー。
【エルザ】ジェニーの家の女性ボディーガード。
【オーレス】アリソンやヴィルの列車旅行中のお隣さん。人のよさそうなお爺さんで、オーレス映画の会長さん。
【オスカー・ウィッティングトン】アリソンの父。戦死当時ロクシェ陸軍少尉。
【オゼット】ボディガード。
【カー・ベネディクト】→ベネディクト
【カーツ】ジェニーの家のボディーガード兼運転手。
【カルロ】ラーチカという街でリリアとトレイズが知り合った孤児。
【カレン・マクスウェル】セロンの母。大手冷凍食品会社の社長。
【キンスキー・ルート】トラヴァス退職後の後任。
【クランツ】レニー・クランツ。第四上級学校家庭科教師。
【クルト】メグの弟。シュトラウスキー・クルト。
【クレア・ニヒトー】新人王室警護官。前に出てた?
【クンスト】イクストーヴァの首都。
【ケネス・エインズワース】第四上級学校の生徒。セロンより二年先輩。老舗宝石店「オースティン&アマビスカ」の息子。許嫁が浮気してるという話を新聞部に持ってきた。新聞部が探偵部になりかかっている。
【恋】《〝男は、常にその人が見ていると思って行動しろ〟と、尊敬できる人が言ってくれました。ただ、それだけです》メグセロ第七巻p.38。誰に言われたんやっけ?
【コーネリアス】傭兵。罪人。凶悪。
【サイラス】誰やったっけ? マシュー・サイラス・エプスタイン。
【スー・ベー・イル】ロクシェと敵対していた国。国民の名前は姓・名の順となっている。
【ステラ・ホイットフィールド】第四上級学校生徒。セロンの一年下。
【ストーク】スー・ベー・イルの少佐。丸メガネのひ弱そうな軍人。所属は情報部のようだ。
【スフレストス】スー・ベー・イルの首都。
【ジェニー・ジョーンズ】第四上級学校の生徒。小柄で、赤毛のベリーショート。薄茶色の瞳。誰でも知っているジョーンズ・モーターズの、社長令嬢。頭脳明晰。とてもパワフル。今は亡き(?)新聞部の部長をしている。あることないことデッチ上げるが、悪趣味でやってるわけではない。幼少期の愛称は「ジー・ジー」でラリーだけがそう呼んでいる。ラリーに気があるふうでもある。《立ち聞きは、情報収集の基礎だ。》メグセロ第六巻p.215
【セオドア・ハートネット】連邦警察捜査員。地下室の事件のときせろんたちと知りあった。
【世界】大きな大陸が一つだけあり大河ルトニと中央山脈により東西に分かたれている。
【セロン・マクスウェル】「メグとセロン」の主人公。第四上級学校生徒。黒髪に灰色の瞳。ほとんど感情を外に漏らさない冷静な少年だが、メグに関してだけは無表情の内部で常に激しく動揺している。大手冷凍食品会社の社長令息。実家は首都から汽車で一晩走ったところにあるウェルドにあるので寮生となっている。
【ソフィア・ウレリックス】第四上級学校演劇部副部長。
【大陸横断特急】東西が和解して大陸を横断できる列車が走るようになった。超豪華列車で、なぜかアリソンとヴィルはそれに乗ることができることになった。
【テロル】大富豪。なにやらキナくさい人。
【トッド】「新人君」らしい人物の家の犬。ラプトア犬。
【トラヴァス】少佐。さる人の現在の恋人だとか。おそらく正体は…
【トレイズ・ベイン】リリアのおさな馴染みの少年。リリアより飛行機の操縦技術が上。イザとなれば人を殺すことのできる訓練を受けている。同年代で世界一戦闘力が高いかもしれない。出生の秘密が(リリアに対してだけ)ある。正体がバレると世界を揺るがす可能性もある。リリアのことがとても好き。
【ナタリア・スタインベック】第四上級学校の生徒。通称「ナーシャ」。幼馴染のラリーだけは「ナータ」と呼んでいる。著名な音楽家夫婦の娘。天才的なヴァイオリニスト。楽器ならかなりいろいろ巧そうだ。眼鏡をかけて背が高い。性格はさっぱりしている。ちょっと皮肉なものいいをする。新聞部とオーケストラ部のかけもち。大食い。《〝美味い〟か〝そうでない〟か――この世界は、ただ単に、二つに分かれているのだよ。》一つの大陸の〜上p.80
【ニール】エアコ村の少年。不良グループにあこがれている12歳。
【ニック】ニコラス・ブラウニング。第四上級学校の生徒。肌が白く薄茶色の髪が長い超絶美少年で美少女に間違われても不思議ではない。エメラルドグリーンの瞳。性格は優しく、品がある。歴史が好き。棒術が上手く戦闘力あり。
【バーちゃん】占い師。サイラスの知人。
【ハートネット】連邦警察の警官。ある事件でセロンたちと知り合う。
【パルクホ】連邦の一国、ドラード共和国にある村。世界一有名な村営結婚式場がある。
【ヒルダ】→マティルダ
【不幸】ヴィルとフィーの会話。《〝不幸〟ってなんでしょう?》《どうにも……、よく分からないわ》《僕にもです》(3上・97頁)。不幸は自分の中にある、か。
【フィー】フィオナ。もしくはフランチェスカ様。かなりのMVP。後にカー・ベネディクトと結婚した。カメラ好き。
【フランチェスカ】イクスの王女。王宮の火事で亡くなったと思われていたが、突如
【ブリジット・アーミテージ】第四上級学校の生徒。セロンより二年上。ウェディングドレスで有名な「ドレスのアーミテイジ」の娘。裁縫部副部長。
【ベネディクト】カー・ベネディクト。ベゼル・イルトア王国連合空軍の少佐にして腕利きパイロット。敵国語だったロクシェ語はなかなか上手になれない。《わたしはあなたの〝下手なロクシェ語をだらだら聞く〟のがとても好きなの》byさる女性。「壁画」を発見し、スー・ベー・イルとロクシェの戦争を終わらせた英雄。スー・ベー・イル軍人だった。実は発見したのはアリソンとヴィルで、まだ少年少女だった二人の将来への影響を考えて、二人の要望を受けベネディクトが発見したことにした。けっこう英雄生活を謳歌している大物。フィーと結婚した。
【マードック】マーク・マードック。いろいろあったが後に新聞部の顧問になった。
【マーガレット・ウィスラー】第四上級学校生徒。セロンの一年下。どうやらセロンに告白した過去があったらしい。覚えてないけど。
【マダム・エプスタイン】ヴィルの友人とユーフェミーアの母。
【マティルダ】ベゼル王家の王女。次期女王。
【未来の家】亡命者のムートさんが興した戦争孤児院。アリソンとヴィルが出会った。
【メグ】シュトラウスキー・メグミカ。第四上級学校の生徒。スー・ベー・イルの少女。転校生。リリアと同室の友人。歌がとても上手。セロンより一歳年上だが幼く見える。セロンが惚れた。新聞部とコーラス部をかけもち。かなり突拍子もない行動を取ることがある。天然系に見えるがある意味言葉の問題であり、母語のロクシェ語を使うときは優しく面倒見のいいお姉さんという感じ。
【メリエル】イクス王国の王女。次期女王が決まっている。さる人物の双子の姉(と本人は言う)。
【友人】ヴィルの友人。ユーミの兄。
【ユーミ】ユーフェミーア・エプスタイン。ヴィルの友人の妹。栗毛の少女。ヴィルのことが好き。母を継ぎ、服飾メーカーのエプスタイン社の社長となる。
【ヨハン】メグやクルトの弟。シュトラウスキー・ヨハン。
【ラディア】トラヴァスの母。
【ラプトア共和国】ロクシアーヌと長く敵対していた農業国。広大で平べったい土地がどこまでも続く。
【ラリー・ヘップバーン】第四上級学校の生徒。軍人一家の息子。自身も将来軍人になるつもりで、今からそのために訓練している。背は低いが鍛えられた身体。新聞部では美味しいお茶を淹れてくれる要員。セロンの親友。
【リイナ・マクスウェル】セロンの妹。
【リサ・ヴェルヴェット】セロンが豪雪で停車した列車で出会った女性客。一夜を明かすことになりそうなので寝台のあるセロンの部屋に同室をお願いしてきた。執事っぽい人がついていたので金持ちのようだ。
【リトナー】女性ボディガード。
【リリア】リリアーヌ・シュルツ(正式にはリリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ)。栗色の長い髪。薄茶色の瞳。あるカップルの娘。父親の顔は知らない。幼い頃から母親の英才教育? を受けてきたので自転車より飛行機の操縦の方が巧い娘が誕生したが、最初のその設定はあまり生かされなかった。奔放で豪快な性格だが女の子らしさは失っていない。メグの親友。登場人物たちの中では頭が堅い方。
【留学生】ラプトアから首都の第四上級学校への一ヶ月限定留学生。セロンたちより一年年下。ラプトアは農業国なので激しくカルチャーギャップを受けた。官費留学生に選ばれるくらいなので非常に優秀。《この世に〝同じ驚き〟は二つとない。》メグセロ第六巻p.235
【ルーフ&ルーフ夫人】ジェニーの親戚のエアコ村にある別荘の管理人。夫婦そろってちょっとふくよかで円満な人たち。ジェニーのことをとても可愛がっている。
【ルトニ】大山脈とともに大陸を東西に分かつ大河。ときおり大氾濫を起こす。橋をかけるのは当分無理だと考えられている。
【ルネ】スー・ベー・イル軍の兵士。ロクシアーヌ語を使えるのは父親が元捕虜でその後帰化した人物だから。後に別の名前で登場。
【レストキ島紛争】西側では緑島戦争と呼ばれる。世界暦3277年春から1年間激しい戦闘があり、初めて飛行機が実戦投入された。アリソンの父親が戦死した場所。
【レナ・ポートマン】第四上級学校オーケストラ部部長。
【ロクシアーヌ連邦】通称ロクシェ。ラプトアと長く敵対していた。
Posted by ブクログ
前回の、そういえばまだであって間もない二人だったな、のトレイズとセロン。なんだろう、メグミカとリリアが友達なので、普通にこの二人も親友のような気がしていたが、そんなことはない。
最近転校してきたばかりだ。
そしてセロンのトレイズに対する客観的な判定で、トレイズは十分鍛えられた人だということを思い出した。なんということ、リリアと一緒だとへたれすぎてそうは思えないけど、そうだよね、彼王子様だけど立派に戦士だね。
と、この二人の真面目なお話から引き続き。
結構お茶目な学園生活。ささやかにスリリング。
最終的に、ハッピーですけど、かなりバイオレンス。
芋虫は確かに滋養がある。タンパク質も、何もかもある。
わかっている、極限だ。
でも私は食べたくない。
最終的にいろいろな人が出てきたので、アリソンシリーズとか読み直したくなりました。
Posted by ブクログ
完結。
元祖主人公たちのけりをつけた話。
登場人物が多すぎてついていけない部分があったにせよ、
さくさくと読みやすい話ではあった。
前巻ラストでのひきを力いっぱいうけてそれだけでおわった感はあるし、
結構ご都合主義的な部分も多いけど、ま、主人公はヒーローということで。
Posted by ブクログ
どうやらラストらしい。
前巻で、飛行機落ちた~~っとか思って、
乗ってたの別人なのかと思ったら本人だった。
まさかひとりだけ生き残るとは思わなかった。
しかもほふく前進。
うーん、さすが。
時雨沢さんのはキライじゃないんだが、
どーも、こまかいとこが苦手で、会話文のとこだけ拾ってよんでしまう。
ちょっと地の文にくせ、があるよな。
好きな人はそこが好きなんだろうが。
とりあえず大円団、でよかったよかった。