樋口有介のレビュー一覧

  • 魔女

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    魔女っぽい女の人だらけで、誰がホンマもんか!?
    主人公の男の子は相変わらずだらだらしていてとても好き。

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    2013年09月10日
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう 柚木草平シリーズ2

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    女好きなフリーライター、柚木草平シリーズ第二段。
    今回も相変わらず皮肉の利いた台詞と軽妙なやり取りが読んでて面白い。
    ミステリーとしては足で操作して真実に辿り着く、奇抜なトリックなどない話だけど、登場人物のやり取りは秀逸。

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    2013年02月21日
  • 捨て猫という名前の猫 柚木草平シリーズ9

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     中学生が自殺する。そして「自殺ではない。柚木に調べさせろ」という電話が編集部にかかってくる。

     前の「誰も私を愛さない」もそうだったけど、大人の事情というか欲望というか、勝手に振り回される子供の悲劇なんだろう。冒頭の柚木と娘のやり取りが、普通ではないはずなのに、読み終わったとたん、普通に平和に思い出されて泣けた。

     どれだけ体が大きくなり、生意気な口をきくようになっていても、子供は子供で、無力なのだ。
     大人が、その無力さを守ってやれないなんて。

     とはいえ、柚木もまた無力なのである。
     が、それは子供のそれとは別の、多分狡猾さといえるものなのだろう。

     大人が、あえて目を閉ざすそれ

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    2013年02月03日
  • 誰もわたしを愛さない 柚木草平シリーズ6

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     柚木草平シリーズの第6弾。
     女子高生がラブホテルで殺され、そのレポをすることになった柚木。相変わらず女性に翻弄されますww

     優等生だったという女子高生がなぜラブホテルで、っていうのがカギになって、二転三転としていくんだが…。
     結論としてのタイトル、よーするに読者はこのタイトルへと誘導されていくわけだ。が、なんなんだろうな。このあっけなさ。
     柚木の知りえるリアルを考えば、これ以上はあり得ないし、以下もないのだろう。
     
     が、それが悲し過ぎる。

     「誰も愛さない」と断定してしまう悲しさ。
     不条理。

     なのに、柚木は傍観しているだけだ。
     ま、どこまでいっても傍観者であるところが

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    2013年01月04日
  • 木野塚佐平の挑戦だ 木野塚佐平シリーズ2

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    警察を定年退職した60歳、木野塚佐平シリーズ第二弾。
    コミカル路線が強く、何かよくわらないままに、国家的な事件が解決?
    読ませる能力はさすがです。

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    2013年01月02日
  • 捨て猫という名前の猫 柚木草平シリーズ9

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    中年青春小説か。ストーリーはデジャブ感があるいつもの内容だが、結局たいていの新刊を(最近は文庫で)読んでしまうのは、会話の妙というか、諧謔性を楽しむためなのかもしれない。万人にお勧めできるわけではないが、私はまた読んでしまうのだろう。

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    2012年12月03日
  • 彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ1

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    元刑事のフリーライターが、ある轢き逃げ事件の調査を行う。

    主人公がハードボイルドぶって皮肉の利いた台詞を連発する、主人公がモテまくる、主人公だけど推理を外す、など、普通の推理ものとはちょっと違う流れが特色。
    主人公のキャラクターには好き嫌いが分かれるかもしれないけど、話は若干ユーモアが混じりつつもしっかりしたミステリー。
    主人公のキャラクターが嫌いでなければ、台詞の掛け合いなんかが楽しめて一気に読める作品。

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    2012年10月28日
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう 柚木草平シリーズ2

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    一気に読んでしまった。
    柚木草平の軽い台詞が好きかも…。

    高校の同級生かぁ〜青春だね!

    樋口勇介さんの小説に出てくる男性にいつも惹かれる物がある私です。

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    2012年10月02日
  • 彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ1

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    はじめはなかなか読み進まなかったけど終わってみれば結構どきどきした。久々の推理小説。

    草平さんのしゃべり方?視点が彼だから面白い。よくある探偵の口調だけど。勘が鋭いとことか。

    解決しちゃって最後の二三ページにものすごくどきどきさせられた。ええ、ここで終わったか!? って感じ
    解説をみてさらにどきどきしたというか…この終わりかたは割としっくりきた。
    所々くすっと笑える場所があった。たまの推理小説もいいなぁと思った。

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    2012年08月13日
  • 月への梯子(はしご)

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    発達障害のある、アパートの管理人さんが主人公。

    そのアパートで事件発生と同時に、奇跡的に管理人さんが
    健常者以上の推理力・行動力を発揮開始!。

    見事に事件解決するまでは、男としてカッコよくなった
    その変貌ぶりに、若干のうらやましさも交えて面白い展開
    と思ったが、最後は消化不良な終わり方に感じた。

    ひねりすぎのラストだったものの、全体的には面白かった。

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    2012年07月14日
  • ベイ・ドリーム

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    久しぶりの樋口ハードボイルド。どこかの探偵事務所の所長を思い出させる浮世離れした大学教授に謎の美女。臨海再開発に絡む汚職に次々と現れる悪人逹。果たして教授は無事に美女とハッピーエンドを迎えることができるのか。完全に騙されているなあと思ったら、途中の美女の発言でストーリーが急展開。どこに罠があるのだろうとハラハラさせられた。古臭さは否めないし、結末も予想の範疇だったが、ストーリーの転がし方はかなりよかった。楽しかった。

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    2012年06月29日
  • 彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ1

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    ミステリーとハードボイルドを適度に混ぜた、おしゃれなミステリー略してオシャミス。

    主人公草平の無自覚なプレイボーイぷりにはイラつく箇所もあるが、意外に足を使った操作をしつつも推理が必ずしも当たらない部分が変にリアルで(逆に言えばミステリ定番の証拠が揃うとバシバシ推理を当てるような探偵ぽくなくて)良い。

    シリーズものとしても各キャラ立っており、次の巻にも思わず手を伸ばしてしまう良シリーズ。

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    2012年06月27日
  • 夢の終わりとそのつづき 柚木草平シリーズ5

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    ネタバレ

    「ろくでなし」という長編の改題、大幅改稿とのこと。
    なので、多少無理のある部分もありました。
    柚木さんは女好きという設定やのに、濡れ場が今回初めてくらいではなかろうか。

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    2012年05月28日
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう 柚木草平シリーズ2

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    電車の中で読んだので記録出来なかったけど、柚木のふざけた台詞はやっぱり好き。
    こんな三十八歳いたら惚れるなー。

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    2012年04月17日
  • 刺青白書 柚木草平シリーズ4

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    鈴女ちゃん 21歳大学生 の周りで高校の同級生が二人殺される。
    二人の事件の関係性は? てことなんだけど、鈴女ちゃんの父は雑誌の編集長で、そこのライターが柚木氏。そういう繋がりですね。
    身近で二人も殺されて、偶然はないやろ~と素人も思うわけです。
    でも、それは同級生だと知っているから、、なのね。何にも知らないところから接点を見つけるのは相当な偶然と、根気と刑事のカンってやつが必要なのでしょうねぇ。
    今回は鈴女ちゃんがいたので、なんだか新鮮だった。
    にしても、なんだか疲れた21歳ばかりだった。
    もっとはじけて、尖がってるように思うんだけど。。。そういう21歳もいるってことか。

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    2011年12月30日
  • 月への梯子(はしご)

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    ほのぼの悲しい不思議なミステリ

    知能障害を持つ主人公、事故をきっかけにそれが回復する。
    前半の和やかな団らんシーンも、事件に迫る推理場面もどちらも違った面白さを味わえました。

    障害から復活したことで様々な幸不幸を体験する訳ですがそれはいいとも悪いとも言えませんよね。様々な出来事にどう対応するか、内面が個人では大切ですね。

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    2011年11月08日
  • 刺青白書 柚木草平シリーズ4

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    10月-15。4.0点。
    中学時代の同級生が、連続殺人の被害者。動機不明の中、さらに殺人が。
    柚木シリーズ第四弾。爽やかな恋愛もあり、面白かった。
    四作の中では一番。今後も読んで行こう。

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    2012年01月05日
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう 柚木草平シリーズ2

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    前作より、スピード感があって、ずっと面白く読めた。
    高校時代の同級生にあえば、どんな気分になるか、容易に想像できるからかもしれない。そう仲が良くなくて、顔見知り程度なら
    ちょっと客観的にだけど、ある部分では興奮気味に柚木くんの気持ちになれる。
    仲良さそうに見えても、いろいろある。それは、きっといつでもそう。高校生の思いや考えなんて、大人と子どもあいだで面白い。
    そして、あんな聞き分けのいい11歳の少女は、いない。
    そういう話じゃないことは、
    重々承知しているけれど
    大人が大人のために書いたお話の子どもは、
    いつも大人に都合がいい。

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    2011年10月11日
  • 誰もわたしを愛さない 柚木草平シリーズ6

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    以前、講談社文庫版を読んでいたので、あらすじも犯人も知っているんだけど、柚木草平さんに会いたくなって読んでしまうわけです。

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    2011年09月18日
  • 苦い雨

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    再読。
    零細業界誌の編集長・高梨は、かつて追い出された会社に関係する女性を探してほしいと依頼される。
    語り口と一人でやっかいごとを背負い込む姿勢は相変わらずだが、柚木草平シリーズよりストイックな感じ。
    事件の内容は、わかりづらいというかすっきりしない。
    結局依頼主は何をしたかったのだろうか。


    2011.8.28
    一人称によるハードボイル度路線、相変わらずの語り口。
    登場人物は多くないが、関係がわかりにくい。
    バブル崩壊後の匂いがちょっと懐かしい作品、

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    2014年09月07日