【感想・ネタバレ】ベイ・ドリームのレビュー

あらすじ

ミミズの研究一筋に生きて数十年、女性とは全く縁のなかった柿本書彦の前に、謎の美女・紗十子が現れた。一方、東京湾岸の埋立地には奇形のミミズが出現。折りしも東京都の一大建設プロジェクトが持ち上がり、汚染された土地の利権をめぐって政治家やゼネコンが暗躍、都政を揺るがす大スキャンダルに発展していく……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

樋口有介らしからぬ作品。
冴えない中年男性が主人公なのはいつもと同じだが、探偵役ではなく手玉にとられるほうで、内容も政治絡み。
新鮮で面白かった。
ミミズの研究者で助教授である柿本書彦はお台場で奇形のミミズを発見する。埋立地を巡る一大建設プロジェクト、謎の美女・紗十子。
結末より途中の展開に驚いた。

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2014年10月28日

Posted by ブクログ

久しぶりの樋口ハードボイルド。どこかの探偵事務所の所長を思い出させる浮世離れした大学教授に謎の美女。臨海再開発に絡む汚職に次々と現れる悪人逹。果たして教授は無事に美女とハッピーエンドを迎えることができるのか。完全に騙されているなあと思ったら、途中の美女の発言でストーリーが急展開。どこに罠があるのだろうとハラハラさせられた。古臭さは否めないし、結末も予想の範疇だったが、ストーリーの転がし方はかなりよかった。楽しかった。

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2012年06月29日

Posted by ブクログ

ミミズの研究一筋の大学教授が、汚染された土地の利権をめぐる政財界の大スキャンダルに巻き込まれる、異色のハードボイルド作品。
冴えない主人公に、魅力のない女性陣。なんかいつもの樋口ボイルドらしくない。あとがきでは、本作の初出はバブル景気がはじけて五、六年のころとあるので、きっと作者の迷走時代だったのでしょう。やっぱり樋口ボイルドには、シニカルな主人公に、滴るような美女と煌めく美少女が登場しないと物足りない。

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2017年08月19日

Posted by ブクログ

樋口氏の作品らしくなく、さえない主人公と絶世の美女の組み合わせ。都政がからむ社会派もどきの内容もらしくない。
ファンじゃなければ更に評価が下がったかも。

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2014年03月31日

Posted by ブクログ

ミミズの研究一筋に生きてきた変わり者の研究者が東京湾の埋立地で謎の美女に出会い、恋に落ちる。埋立地には巨大ミミズが出現するが、その原因は政治がらみの違法投棄にあった。物語がよく出来ている。

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2014年02月08日

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