【感想・ネタバレ】木野塚佐平の挑戦だ 木野塚佐平シリーズ2のレビュー

あらすじ

桃世はケニアに行ったきり。現職の総理大臣が急逝し、世間は大混乱だというのに、あこがれの美人ニュースキャスター香川優子の姿に煩悶する木野塚佐平氏。ダブル不倫、ホモの失踪事件、おなじみ高村女史からの無理難題を解決しては、糊口をしのぐ毎日。そんなある日、電波系オタク男からの依頼、中年女からの盗聴の相談と、事務所に続々寄せられる妙な仕事。さらには、あの香川優子をじかに訪ねる機会まで・・・・・・。抱腹絶倒、呵々大笑、ケニアから帰国した桃世とともに、木野塚氏は今日も行く。ユーモア・ハードボイルド長編。シリーズ第2弾!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

3.5
相変わらず木野塚氏の言動が面白い。還暦でこのバイタイリティはすごい。
桃世の策士な名助手な感じも面白い。
時の内閣を相手にするスケールのでかすぎ感はあるが、なかなか面白い。

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2016年08月28日

Posted by ブクログ

前作に比べて、今作のなんとスケールのでかいことよ。
そしてアフリカに行ってしまった
「押しかけ助手」桃世の、まさかの大活躍(^ ^
前作の「せこい大活躍」に慣れてる読者は
びっくりすること請け合いである(^ ^

いや、ご安心あれ。
木野塚氏の「妄想老人」っぷりは健在(^ ^
あこがれの女性キャスターとの不倫も、
まさかまさかの展開を見せる。

そして、巻末の解説にも書かれている通り、
もはや「バカミスすれすれ」の大ネタ勝負(^ ^
一国の政府の行方を左右するのが、
まさか我らが木野塚氏とは(^ ^

難しいことはいっさい考えずに、
「んなアホな」とか突っ込みを入れつつ
気楽に読みたい一冊です(^ ^

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2014年09月07日

Posted by ブクログ

木野塚探偵シリーズ第2弾

若き総理大臣が突然死し、世間はてんやわんやの大騒ぎ

そんな中、半年前にインドに旅立った助手の桃世が帰国し
木野塚氏のまわりは、にわかに活気づく。

こっけいな哀しみと妄想は健在のまま
話は日本をゆるがす大事件へと繋がって
あれよあれよと読んじゃいます

快調!

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2014年09月06日

Posted by ブクログ

警察を定年退職した60歳、木野塚佐平シリーズ第二弾。
コミカル路線が強く、何かよくわらないままに、国家的な事件が解決?
読ませる能力はさすがです。

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2013年01月02日

Posted by ブクログ

ハチャメチャなナンセンス・ハードボイルド・ミステリ長編。経理一筋で警視庁を定年退職した木野塚佐平、60歳。海外ハードボイルド探偵を崇拝する氏は、裏新宿に探偵事務所を開設した。本書はその『木野塚探偵事務所だ』に続くシリーズ第2弾。前作でケニアに去った秘書兼助手の梅谷桃世が半年後に帰ってきた。またまた、木野塚・桃世コンビに出会え、嬉しくなった。さて、ストーリーはどうだろう。冒頭、現職の総理大臣の死亡から始まる。こんな大事件の依頼が来るのか? と訝しく思いながら読み始めた。きっと木野塚は相変わらずの妄想ばかりで、事件のあらかたは桃世が解決するパターンだろうと思いきや、実はちょっと手の込んだミステリ仕立てで凝ったエンディングが待っていた。嬉しい勘違いだった。そう、ラストには驚きの真相が明かされる。ただし注意あり! この作品、一歩間違えれば「おバカミステリ」と言われかねない。否、ナンセンス小説が嫌いな方だとそう捉えるかもしれない。面白いんだけど……第3弾もあるらしい。楽しみに待とう。

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2011年09月30日

Posted by ブクログ

警官生活37年、警視総監賞も受賞した木野塚佐平。ハードボイルド気取りだが、美女に弱く妄想の日々。だが今度の事件は国家を揺るがす大事件だ。
シリーズものだが、前作からはかなり年月が経っているので、独特の空気に慣れるまで時間がかかった。いちばん面白いのは木野塚氏の妄想タイムだが、最後の最後に、日本犯罪史に深く刻まれるあの事件が登場するのに驚く。

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2015年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『木野塚探偵事務所だ』に続く、木野塚佐平シリーズ第二弾。
前作は連作短編集、今回は長編。
そして、事件も何だか、でっかくなりました。
個人的には前作より、面白かったのだけれど(あとがきによると”文体”が前作から変わっているとのこと、そのため?)、前作の愛嬌のあるキャラクタたちと珍妙な事件の絡みが好きであった読者は、色々とギャップを感じてしまうだろうなと思った。
前作にもひとつはまりきれなかった私も、「あれ?こんな作品だっけ…」と思ったくらい。
総理大臣の死、それに関する妙な説。
木野塚氏の希望通り、大事件が迫ってくる。
木野塚氏が空回りしている面も今回はあるものの、けっこう彼の望みが叶っている方なのでは?

”警官生活三十七年、警視総監賞を受賞”、暗記してしまいそうな、木野塚氏の口癖というか、キャッチフレーズというか。
これをことあるごとに述べ、ハードボイルドを気取る(決まりきっていないことが多いけれど)木野塚氏と頭の回転が速く、木野塚氏の理想の女性像とかけ離れたボーイッシュな桃世のキャラクタは相変わらず。
桃世ファンの私としては、ケニアから戻ってきて、嬉しい。
著者曰く(こちらもあとがきより)、この作品は”大バカ大ナンセンス小説”。
本作については「ちょっと調子にのりすぎたかな」だそう。
その著者のくだけた感じがうまく作用しているのが、この作品には良い弾みを与えてくれたように、私には思えた。

第3弾があるならどういう方向へ持ってゆくのか??

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2014年05月20日

Posted by ブクログ

これがなかなか面白かったです。シリーズ前作は僕にはイマイチでしたが、今回は壮大なスケールで一気に読んでしまいました。

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2011年12月17日

Posted by ブクログ

良くも悪くも、ユーモアセンスとキャラクター、独特の文体だけで読ませてしまう。木野塚氏の今後の活躍にも、大いに期待。

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2011年04月14日

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