北原亞以子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ遅まきながら初 北原亞以子。
【北原 亞以子(本名:高野美枝、1938年1月20日 - 2013年3月12日)は、東京・新橋の祖父の代からの椅子専門の洋家具職人の家に生まれる。4歳で父が南方戦地で戦死し、6歳の1944年(昭和19年)11月30日に空襲で生家が焼失し、7歳で終戦を迎える。千葉県立千葉第二高等学校卒業。高校のころから小説家を志望し、石油会社でOLをしながら書き続ける。
28歳の時に同人誌「文藝首都」の同人への推薦人のつてが無く購読と批評提出のできる会員となり、処女作を提出するが出した原稿が訂正の赤入れだらけで真っ赤になるほど酷評され、ショックを受けて会員をやめる。1968年、同人 -
購入済み
う〜ん、これはちょっと…。
2023年11月読了。
「その夜の雪」の直後の物語として、連載当時執筆されており単行本化もされたのだが、著者自身から「もう少し手直ししたい…」的な言葉が有った為に、今まで文庫化されてこなかったのだそう。
かなりの意気込みで読み始めたのだが、ちょっと登場人物が多過ぎると言うか、人間関係が入り組んでいるので、感情移入がしにくかった点、人が増えた分「キャラクターの設定や書き込み」が足りなく感じられる点、慶次郎さんの物分りがやけに良過ぎて、その後の短編で見せる「若くして失った娘への想い」と、ちょっと繋がり難く感じられる点などが有り、著者自身が「手直ししたい」と感じていたのが理解できる、とっても残念 -
Posted by ブクログ
慶次郎縁側日記シリーズ第四作。
表題作はシリーズでは珍しい中編。
薬売りとして初めて江戸に来た四方吉が、帰り道の碓氷峠で追剝に襲われ逆に谷底に突き落としてしまう。怖くなった四方吉は江戸に舞い戻り名前を変えて四年間暮らしたのだが、その名前を借りた男の妻が江戸にやってきて…というなんともハラハラドキドキのサスペンスタッチになっている。
しかしこの話のテーマはそこではない。前作に続き、この話でも『仏の慶次郎』の異名が独り歩きしている。
本来『仏の慶次郎』とは罪を犯させない、罪が起こる前にその種を摘み取る慶次郎の姿勢を指したものだったはず。
だがいつのまにか『仏の慶次郎』に頼めば罪を軽くしてくれる