北原亞以子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あの児玉清が「・・・読み終えたあとのあの爽やかな心地よさといったら、・・・何と表現したらいいのか・・・。恰も香しき母のにおいに満ち溢れた布団の中にもぐりこんだときのような幸福感とでもいうのか・・・」と絶賛した「深川澪通り木戸番小屋」シリーズの第5作。
舞台となっている、将軍のお膝元の江戸は独り者の多い単身者の町であり、単身者世帯の急増している現代とも、シンクロしているといえようか。
しかし、決定的に違うのは人々の交流があり、人情に溢れた、誰にとっても住みよい街であったようだ。
笑兵衛とお捨の夫婦がいるこの街に、住んでみたいと思わない読者はいないのでは。