傷―慶次郎縁側日記―

傷―慶次郎縁側日記―

715円 (税込)

3pt

空き巣稼業の伊太八は、「身内に迷惑を掛けない」というのがモットーだ。豊蔵から共謀を持ちかけられ、目的の瓦屋に忍び込んだはよかったが、何とそこは豊蔵の弟の家だった。自らの信条に反する仕事をさせられた挙げ句、あらぬ罪まで着せられてお尋ね者になってしまった伊太八──彼の運命やいかに? 元南町奉行所同心の隠居・森口慶次郎が人々の心を潤す、粋と人情のお江戸事件簿。

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傷―慶次郎縁側日記― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    傷だけじゃなくて
    このシリーズは全部面白い。
    慶次郎が俗っぽいところもいいよね。
    はやく全部文庫で出ないかしらー

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    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    テレビドラマ化もされていたなんて全く知らなかったし、北原亞以子さんが既に亡くなっていたことも知らなかった。
    慶次郎シリーズ第一作、これが良かったら全シリーズ読んでみようと思ってのもの。
    ちょっと各々の短編の終わり方が、尻切れトンボっぽくて...
    もう少し奥深くても良いんじゃないかと思ったけれど、人間...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月12日

    文章、ストーリーも秀逸。行き場のない感情を持つ人物が多く登場。はじめに載った「その夜の雪」は、同じ新潮文庫の「その夜の雪」掲載のものとかぶる。人気が出たのでシリーズが始まったのか。2015.12.12

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    Posted by ブクログ 2012年04月29日

    面白いよと教えて頂いたので読んでみた。派手さはないけれど、しっとり面白い。慶次郎、おっさんなのにかわいい。佐七がなんだかんだいって慶次郎好き好きなのがまたかわいい。なにこのじいさまたち。

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    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    同心の隠居慶次郎の話。

    いきなり一話で娘が犯されて自殺してしまうところから始まって驚く。隠居して娘の許婚を婿養子とし、自殺した娘の気持ちを思うと新しい嫁とも同居できずに、根岸の寮番となる。

    寮番をしながら日々色々な出来事に首を突っ込む。事件といっても殺人事件ではなく日常の不思議なことの解決なので...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    前々から店頭で、北原亜以子さんの名前と作品を目にしていたのだが、初めて購入してみた。
    新しい時代物を開拓したい・・・と言うのがきっかけだが、当たりの作家さんに出会えたと思う。

    悪人が出て来ない作品と言うのもいいものである。
    もちろん、作中に悪事はあるし、悪人と括られる部類の人間も登場するのだが、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月07日

    下町に生きる人々のドラマを短編でつづっている。
    一つ一つの物語は、やや切ないものや、人情味あふれるもので面白い。
    ドラマ化されるのも頷ける。

    しかし、やや読みづらい感じがしたのはなぜだろう?
    私の頭では、場面の切り替えが難しかしく、書かれている内容の映像が浮かびにくかった。
    さらに、文中のセリフは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月04日

    慶次郎縁側日記です
    完全にスッキリする終わり方が少ない
    佐藤雅美先生の居眠りシリーズのような
    それでいて、それなりに慶次郎が評価を
    されていて、意外と実力がある・・・
    なんだか不思議な世界です

    でも、この家の縁側で時折遭遇する事件
    を眺めてみたい

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    Posted by ブクログ 2012年08月30日

    全1巻。
    時代小説。
    一話完結もの。

    あんま好きじゃない一話完結、連作長編。
    時代物のこの形式はあんま好きじゃない。

    が。

    しみる。

    最初は文章が少しぶっきらぼうで、
    終わりがストンと終わる感じが違和感だったけど、
    読んでるうちに人が好きになってくる。
    後半はもうにやけながら。

    寂しい、せ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月16日

    「その夜の雪」は別の短編集にも入って居て、私がこのシリーズに手を出すきっかけになった物語です。
    しかし、どうも乗り切れません。
    野球にはナックルボールと言う予測不可能な変化をする変化球がありますが、なんかそんな感じがします。多くの短編の最後で急転直下するのですが、それがどういうきっかけなのか判らない...続きを読む

    0

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