あらすじ
江戸・深川澪(みお)通りの木戸番小屋に住まう夫婦、笑兵衛とお捨。そこには、人々の悲しみ、愁いを癒してくれる灯がある。訪れる人の心の奥を、そっと照らしてくれる。労り、助け合う市井の人情。人の世の機微を穿(うが)った逸品揃い。思わず挫けそうな、いつの間にか冷めかけた心を優しく温めてくれる珠玉の時代小説集。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
深川澪通りシリーズの3作目。
町に住む人々の悩みを、笑次郎・お捨夫婦は、温かく聴き、見守り、時には喜怒哀楽を共にしてくれるが、二人がするのはただそれだけ。一緒に解決してくれるとか、謎を解いてくれるとか犯人探しとか、そういうミステリー的な要素が前の作品に比べて減っている。
それが味わいになっていていいんだよなぁ。お手軽にハッピーエンドにしないことで、なんとも深い味わいの余韻が沸く。生きてきたら穴に落ちたことも壁に当たったこともあるだろう。そういう経験があれば、見守ってくれるだけ、飯を食わせてくれるだけの木戸番夫婦のありがたみが、読んでるだけでジワーっと心に沁みる。
これからは、弱ってる人、困ってる人がいたら、酒じゃなく飯を食わせよう。
俺自身も弱ったり、困ったりしたら、まずは飯食って寝るようにしよう。
Posted by ブクログ
?深川澪通り木戸番小屋?シリーズです。
実はこのシリーズ、最新作から読み始めたので、どんどん古いのを読んでいってます。いいのか?(^_^;
木戸番小屋の夫婦を中心に作られたお話なんですが、ほのぼのというよりは切ないお話が多いです。
本来ならあまり好きじゃない話のはずなんですが、この夫婦、特に奥さんのお捨さんのキャラクターがとっても素敵で救われてます。