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Posted by ブクログ
北原亞以子「傷」で、作者評価を早まらなくてよかった。
本作は、初時代短編小説「粉雪舞う」(1969年に発表され、小説現代新人賞佳作受賞)を含む全7篇が収められた好短編集です。
では、短編集なのでいつものように作品毎に勝手にランク付してみる。寸評は評価A以上の作品のみ。
【S=傑作、A=秀作、B=並、C=駄作 】
♦「降りしきる」B+
♦「証」A 元絵描きと重い病の少女の二人に芽生えた命がけの目標とは…日本版オー・ヘンリー「最後の一葉」なのか!?
♦「満開の時」A- 一度は燃えるような恋をして別れた二人の久しぶりの出会い、そこから時代を遡る倒叙法はまるで映画のよう
♦「関宿の女」A- 佐幕派だった者たちが徳川家劣勢とみるや勤王に寝返る、そんな破廉恥で軽薄な者たち(機を見るに敏ともいえる)ほど出世する世の中を娘の目を通して皮肉る
♦「たかが六里」A- 「ごめんよ。いいことを考えるのに、まだ慣れてないんだよ」のラストの女のセリフは泣ける。幸薄き女がつかんだ小さな幸せ
♦「埋もれ木」B+
♦「粉雪舞う」B+
駄作なしの好短編集でした。ってことで彼女の作品をもう少し読んでみようかな、しらんけど。
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