あらすじ
関ヶ原の前哨戦、安濃津城の戦いで、ひとりの美しい武者がいた。富田信高の妻、苳姫の戦場での活躍を描いた表題作に加え、女性の切ない生き方を描いた作品を多数収録。北原亞以子、幻の時代小説を集めた短編集。
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Posted by ブクログ
北原亜以子さんの短編集というのは、珍しい、ことはないけれど(慶次郎シリーズにも、短編集が結構ある)、この作品は、異色だと思う。まず、舞台となっている時代が、戦国から明治まで、幅広いし、話の内容も、史実に則した「戦記物」から、北原さんらしい「人情物」まで、バラエティーに富んでいる。それで、みんな、面白い。巻末の解説に、北原さんは、デビュー後、20年くらい、鳴かず飛ばずの期間があった、と書いてあったけど、その間、いろいろ勉強されたんだろう、と思った。
Posted by ブクログ
短編集。北政所、安濃津城の富田信高の妻・苳姫、吉原遊女、新撰組の芹沢鴨の情婦お梅、高杉晋作の愛人うの。女性視点での展開、細やかな情景描写。なかなかに素晴らしい作品。
表題作が戦国ものだったので買ったが、全部戦国ものかと思ったら、幕末ものの方が多かったので失敗した。この作者の人は土方好きみたいだけど、自分は全然好きじゃないので。なんとなくオチみたいなのがなくて、そこで終わるの?みたいなのが多かった。