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う〜ん、これはちょっと…。
2023年11月読了。
「その夜の雪」の直後の物語として、連載当時執筆されており単行本化もされたのだが、著者自身から「もう少し手直ししたい…」的な言葉が有った為に、今まで文庫化されてこなかったのだそう。
かなりの意気込みで読み始めたのだが、ちょっと登場人物が多過ぎると言うか、人間関係が入り組んでいるので、感情移入がしにくかった点、人が増えた分「キャラクターの設定や書き込み」が足りなく感じられる点、慶次郎さんの物分りがやけに良過ぎて、その後の短編で見せる「若くして失った娘への想い」と、ちょっと繋がり難く感じられる点などが有り、著者自身が「手直ししたい」と感じていたのが理解できる、とっても残念な仕上がりだった。
もちろん、そこいら辺の《巻数だけを延ばすことだけが命みたいな》「ラノベみたいに薄〜い中身の時代小説」等から見れば、非常に完成度は高いと思うが、このシリーズ全体のレベルがもっと高いので、その分だけ損をしている感じだった。
それから「連作短編集」と「長編」は似て非なるものであって、途中で若干間延びしている印象に成っているのもマイナスポイントか・・・。
何れにしろ、「慶次郎…」シリーズを読んでいて、これだけは未読という方々にはお奨めするので、是非読んで確かめていただきたい作品。
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