【感想・ネタバレ】澪つくし 深川澪通り木戸番小屋のレビュー

あらすじ

面倒見が良い木戸番夫婦には、さまざまな悩みが持ち込まれる。暴力をふるう亭主と口うるさい舅を見捨てられないおちせ(「花柊」)、子どもを亡くし、酒乱の亭主と別れ、一からやり直そうとするお才(「澪つくし」)など全8編。《解説・竹内誠》

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Posted by ブクログ

木戸番小屋シリーズも後1冊と思って大事に読んでたけれど、面白いのでついついペースが上がってしまった。
米買う100文さえままならない庶民が織り成す切ないお話、それをとりなす木戸番小屋の庄兵衛、お捨ての機敏。
哀しくも心温まる人情噺だと思う。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

北原亜以子さんの作品には悪人が出てこない、と解説の中で書かれていたけど、同時に、単純に「良い人」も出てこないと思う。主人公の木戸番の夫婦は「善人」だけど、人に言えない過去がある一筋縄では行かない人間のようだし、他の登場人物たちも「悪人」ではないけれど、「俗人」だ。しかし、そんな「俗人」だらけの話でも清々しさを感じるのは、北原亜以子さんの凄さだと思う。

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2025年02月08日

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