【感想・ネタバレ】贋作 天保六花撰のレビュー

あらすじ

貧乏御家人の入り婿となった片岡直次郎は、黙っていても女が貢いでくれる色男。が、病弱で世間知らずな美しい妻あやのを養うためなら、ゆすりたかりも厭(いと)やせぬ。ご存じ悪徳坊主・河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)、剣客・金子一之丞、商人・森田屋清蔵、やくざ者の丑末(うしまつ)に吉原の遊女・三千歳(みちとせ)ら6人の悪党が繰り広げる痛快大江戸ピカレスク。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

解説の児玉清さんも書かれていたけれど、まさに北原亜以子さんの新境地を見た作品だった。最初は、子悪党ばっかり出てくる話で、北原亜以子さんらしくない作品と思っていたけれど、クスリと笑えるところもあって、最後は、北原亜以子さんらしい、心暖まる物語になっていた。さすが!と思った。

0
2025年06月13日

Posted by ブクログ

先日読んだ藤沢周平とは全然違う――ということは、講談とも全く違う天保六花撰の話。主人公は直侍こと片岡直次郎。
どうしようもない小悪党のはずが、魅力ある男性に変貌を遂げ、その分、他のキャラが薄い。
でも、最後はちょっと泣けてきた。
妻のあやのの天然ぷりは最強だと証明。これ、ドラマ向きだと思う。

0
2010年11月22日

「小説」ランキング