吉田秋生のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 無料版購入済みリアルなダメさ
香田家の三人とすずの四姉妹は、彼女たちの父親の一周忌のために久しぶりに山形を訪ねていた。
しかし、父親の妻であった陽子はすでに別の相手がいて結婚を前提にお付き合いをしておりもう旅館にはいなかったのだった。
そんな状況なので陽子の代わりに幸が喪主を務めることになってしまう。
空いた口が塞がらないという感情が無くはないが自分たちの母親のこともあり気持ちを抑えてドライになる香田の三人に対して、父親がかわいそうで感情的になるすず。
ひとり飛び出して頭を冷やす彼女の元に千佳がやってきて二人で話す。
その中で父親が仕事も家の事も頑張っているから恋愛のことについて口出しするのもどうかと思い彼の好き -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み二巻目
鎌倉の古い家に住む香田三姉妹の長女の幸、次女の佳乃、三女の千佳はある日、両親が離婚して十五年会っていない父親が山形で亡くなったことを彼の結婚相手の身内から知らされた。
なんでも一緒になった女性と死に別れ、その人との間にできた娘と共に今の相手と一緒になったらしいことを知る三人。
仕事でいけない幸に変わり佳乃と千佳は山形に行くと最寄駅で出迎えてくれたのは血が半分繋がった中学生の妹である浅野すずだった。
父親の妻である陽子は泣いてばかりでろくに喪主の務めを果たせず何から何まですずがしている状態。
それに引っかかりを覚えた三姉妹はすずを鎌倉に引き取ることを決断。
母親が亡くなる前は仙台でサッ -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み四人家族
その日、香田三姉妹の次女である佳乃はケータイにいっぱいある長女の幸からの着信音で早朝に起こされた。
すぐにかけ直して欲しいとのメールに電話をかけると十五年前に母親と離婚して家を出て行った父親が亡くなったという報せだった。
家に戻ると妹の千佳が幸と出迎えてくれた。
なんでも父親は今山形の旅館の家の女性と結婚していること、その前に結婚した女性とは死別したこと、さらにその女性との間に娘がいることなど知らない事実が満載だった。
父親が亡くなったものの十五年離れていたためなんの感情も浮かばない佳乃。
葬儀は仕事の都合で行けない幸は欠席するので千佳と二人で山形に行くことになった。
葬儀のため山 -
Posted by ブクログ
「恋は突然やってくる
そして苦悩が始まる」
by林田類(幼なじみ4人組の1人)
2巻目は1巻目よりも更に充実した一冊だった。「健康で文化的なー」とこのシリーズだけは、新刊を買って読むことにしている。と前巻の時に決めて、私の目利きを誉めてあげたいと思った。
東北の川沿いの小さな温泉街に住む幼なじみたちの、次第と大人になって、恋をして、社会人になって、人生を刻んでゆく様が愛おしい。そしてまさかの「現代的な」四角関係。
温泉街なので、訳ありの人が自然と集まるようだ。子供たちの親は一様に訳ありで、登場人物たちの家系図を作らないことには、これからの展開を予想できない。そう思って、今回作ろうと思って -
Posted by ブクログ
思った以上に充実した一冊だった。
特別なドラマは起きない。河鹿(カジカ)鳴く川が名物の架空の小さな温泉街の日常を描いたマンガである。そこで育った子供たちは独り立ちの秋(とき)を迎えている。その1年間をゆっくり描いている。「海街ダイアリー」と地続きの世界。いつか是枝監督が描いてもいい(描くべき)世界だと思う。
吉田秋生はデビュー時から少女マンガに大人の身体を持ち込んだ(「カリフォルニア物語(1979)」)。当時美大に在学していたから身体のデッサンはしっかりしているが、おそらく理由はそれだけではない。吉田秋生は周りが子供であることを許さない環境で「健全に」育ったのだろうと、私はいま推測している。