あらすじ
大ヒット☆鎌倉での四姉妹物語…ついに完結
春夏秋冬、いつもこの街にいた。いつも一緒だった。
そして―――すず、旅立ちの時…
浜田は千佳(ちか)と入籍し、エベレスト登山のために旅立った。
幸(さち)と佳乃(よしの)もそれぞれの恋が進展。
すずは中学生最後の夏が終わろうとしていることを実感する…。
すずが中学1年の夏、蝉時雨のやむ頃から始まった家族の物語、ついに完結!
すず、そして弟・和樹の“その後”を描いた番外編「通り雨のあとに」も収録。
稲村ヶ崎、佐助稲荷、江ノ電のホーム…読むたびに潮の匂いが蘇る。鎌倉・湘南も吉田秋生さんも大好きな私にとって、まさに俺得な作品です。
29歳・22歳・19歳の姉妹と13歳の腹違いの“妹”が、父の死をきっかけに一緒に暮らすところから始まる物語。1995年発表の『ラヴァーズ・キス』と設定が一部リンクしているので、併せて読むのもおすすめです。
エピソードのそれぞれが、誰もがいつか直面する人生のワンシーンです。死にゆく人との向き合い方、実らぬ恋の終わらせ方、抗えない現実を受け入れる方法…と並べると深刻なようですが、吉田先生のタッチと相まって読後感はとても清々しいです。
モノローグの一つ一つが印象的で、中でも「死ぬために故郷へ帰ってきた人と 生きるために故郷を棄てようとする人 どちらもつらく悲しい」(2巻より)という一節は、ふるさとの意味を考えさせられます。それでも鎌倉は山も海もただ静かに在って、人々を見守り見送る街として描かれています。読めばきっと鎌倉を歩きたくなりますよ。
感情タグBEST3
アクションもサスペンスもないのに、この抑制の効いた緊張のあるストーリーが秀逸でした。
長すぎず短すぎず、複数の人物の人生の一区切りを描ききった作者の手腕に、脱帽。
またこのような素晴らしい作品を読ませてもらいたいと思います。
Posted by ブクログ
とうとう終了。結末まで描き切ったのは三女くらいで、他の姉妹たちについては、未来をある程度示して、みたいなところで完結。なかなか味わい深い最後でした。
Posted by ブクログ
白や余白を生かした、シンプルな美しさ。
説明のいらない、完璧にキャラが立った多彩な登場人物。
時折見せるユニークな表情と真剣な表情。
日本のマンガの最高技術を見る。
映画化もされたけど、マンガとしての表現力こそやはり味わうべき。
構図、見せ方、セリフなど、マンガの構成要素の全てが魅力的です。
2018年12月にいつのまにか刊行されていた最終巻。
Posted by ブクログ
姉妹の時の移り変わり。いくつかの出来事を経て、少しずつ変わっていくそれぞれの姉妹の細やかな感情が丁寧に描かれていて、漫画なのに、それぞれの人間像が浮かび上がってきた。染み入る漫画でした。
Posted by ブクログ
・女子の言い分 男子の事情
ここで成り行きであっさり言いやがった!! 将志のおかげみたいなとこあるのがモヤるな…… でもおめでと〜 すずの返事が最高すぎる
四姉妹みんな恋愛が順調そうでよろしいことで。姉が温泉行ってるからってすぐに影響される妹たち。
・幸福
幸や佳乃の恋の物語をいちおう良さげに畳もうとしている。元彼との不倫を思い出している幸姉はちょっと自己陶酔的でアレなので、今彼が合っていると思います。
福田のおっちゃん…… 大切な人がいなくなって初めて、これまで自分がいかに幸せだったのか実感する。
金沢のいとこ・直人も恋人に会いに鎌倉へ訪れている。
・夜半の梅
直ちゃんのモデルを引き受けたドレス姿のすずかわいすぎ。
ヒマラヤ登山中の浜田店長と連絡がつかなくなり、千佳を心配したみんなが集って香田家が情報を集める前線基地のようになる。
大変なときなのに、だからこそ余裕がないすずを見て「かわいい」と思う風太。こういうところお見事
福田のおっちゃんがカッコ良すぎる。テンパっているときこそ普段見せない優しさを見せるひと。
・行ってきます
おわり!!! 乙!!!!!
最後のほうは大団円に向けて時制を飛ばしながら群像劇の各方面の物語をあたたかく締めくくっていた。
縁を繋いで、自分にとっての帰る場所、〈家〉を見つけた上で自由に世界へ旅立っていく者たちの物語だった。鎌倉という土地そのものが主役といってもいい。
こうしたテーマ上の必然か、ひじょーに保守的なハナシではあった。ヘテロ主義、ロマンティックラブイデオロギー、出生主義、家族主義…… そういうところがなんだかなぁと思わなくはない。めちゃくちゃ思う。でも、人生を描こうとするトーンと雰囲気、風景を大切に描くタッチがものすごく好みであったのは変わらない。
鎌倉行きたいな。『アオナツライン』(鎌倉が舞台のエロゲ)やりたいな
「緑の指」をもつ風太は、自然の命を大切にすることができるひと。人を見る目があるのも同根だろう。
将志とみぽりんって地味にデキかけてるのだろうか。すずと風太が付き合ってるから、将志が余計なことをしないように美帆が将志を仕方なく引き受けてるだけ?
・通り雨のあとに
数年後……10年後くらい?の後日談 1話で分たれた人生を、置いていかれた側から振り返る。連れ子同士で突然できた姉なんて、初恋するわな
『詩歌川百景』はこの山形の人々の話なのか
すずは風太と結婚するらしい。顔だけ映されないの不気味っちゃあ不気味だ。姉さん方はもう結婚したのかしてないのか……
すずの父の元妻だったひとが相変わらずヤバすぎる。また作った子どもを大叔父夫婦に預けて行方不明になったとか。幸たちの母といい、この作品世界には一定数そういう人もいるよね、という設定らしい。でもそういう人は物語にはほとんど登場しない(縁がない)ので目立ちはしない。たまーに言及されてギョッとなるだけ。
Posted by ブクログ
姉妹4人の優しい物語が遂に完結。
それぞれの人物描写や会話の言葉選びがさすがの丁寧さで、読み終えてしまうのが惜しかった。
最終巻の巻末にすずの昔の家族の物語が1話挟まれていて、多分これは今連載されている作品の1部だなと思った。
まだ海街diaryの余韻が残っているので、少し時間をおいてからそちらも読んでみようと思う。
詩歌川百景へ続く大河ストーリー
詩歌川百景三巻まで読んだところでこの本を読み返してまた感動しています。すずちゃんの高校以降に有りそうなドラマが、今後サブストーリーで展開してくれることを楽しみにしています。
Posted by ブクログ
これが最終巻です。第1巻から楽しみに買っていました。映画化されると聞いたときは、やめてくれと思いました。でも、監督するなら是枝裕和監督ならいいかなと思っていたら、そうなりました。そして海街の世界を壊さず、是枝監督らしい映画になっていました。広瀬すずという女優を発見しただけでもすばらしい映画。梅酒のエピソードもしっかり入っていて良かった。コロナも落ち着いたので、初夏には鎌倉にロケ地巡りしたいですね。
匿名
生死について
考えさせられるお話でした。
また、生死は会って別れることでもあるので、いろいろな別れと出会いがあるお話で、自分もどのような出会いと別れがあったのかを思い出す時間があり、しみじみしました。
Posted by ブクログ
母と父が出て行ってしまった、ある三姉妹と異母妹のお話。(主人公は異母妹っぽい。)
吉田秋生先生は「BANANA FISH」とか「吉祥天女」とかのイメージしかなかったので最初は戸惑ったんだけど、読み進めていくと世の中綺麗ごとだけじゃないって言うのがところどころ詰まっていてそこまでドロドロしてないのに吉田先生っぽいなって妙に納得してあっという間に読み進めてしまいました。鎌倉3部作の第二部との事なので近いうちに他のも読んでみようかと思います。
Posted by ブクログ
日常的にありふれた事柄の積み重ねが物語になる。
最初に幸がすずに、一緒に暮らさないかと声をかけたことで始まった。
番外編もいい感じ。ラストの一言に風太の姿が浮かぶ。
行ってしまったー!
みんな大人になったな〜。なんだか穏やかな心になれました。それぞれの道に進むけど、悲しいお話じゃなくて絆を深める感じで良かったです。晴れやかな最後でした。番外編風太よかったなー。笑
Posted by ブクログ
完結。
決して弱いわけでも悪いわけでもなく、人生で起きる悩みに向き合って成長していく。
ときにほっこり、ときに強く。
ここに出てくる人たちは皆強い人たちだなあと。
すずの成長
鎌倉を舞台に、異母姉妹がそれぞれの人生を歩みながら成長していくという話。日常の何気ない出来事や死生観も語られ、何度も読み返してしまいます。すずのこれからの更なる成長も楽しみです。
Posted by ブクログ
『海街ダイアリー』は、鎌倉で暮らす4人姉妹を中心に繰り広げられる人間ドラマ。
この漫画には、あらゆる年代の人が登場します。
この漫画を読んで思うのは、
「人にはそれぞれ特徴がある」ということ。
そりゃそうだろう、というツッコミは承知の上。
だけどやはり思ってしまうのです。
アイドルにいそうなかわいい顔の女子がいたり、
ある人から見たらブスと言われるような顔の子がいたり、
しっかり者のおねえさんがいたり、
大酒飲みのおねえさんがいたり。
金持ちの子で、さらにイケメンでもある男子がいたり、
ワアワアうるさくてどうしようもない関西男子がいたり、
心を表に出すのが苦手な鎌倉男子がいたり。
その子供たちを守るように存在する、
父親、母親、おばあちゃん。
近所のおじちゃん、おばちゃんたち。
海と山、寺のある街、鎌倉。
ああ、世の中にはいろんな人がいるなあ。
みんなそれぞれ、特徴があるなあ。
ああ、この人はあの人が好きなんだな。
このおじさんはおばちゃんのことが好きなんだな。
誰かが誰かを思う気持ちが、
物語のそこかしこにあふれている。
その気持ちにふれるたび、
読者の心は震える。
なんでもない人たちの、
なんでもない日常。
「すごくなくていいの」
「無事に帰ってきてくれれば」
作中のある人物が言ったセリフが、
この漫画のすべてを物語っている気がしました。
すごくなくていい。
ただそばにいてほしい。
そばにいてくれるだけ、
ただそれだけで幸せなの。
そんな彼女の思いが、
私の胸を熱くさせる。
『海街ダイアリー』は、
そんな物語でした。
Posted by ブクログ
「喜望峰の風に乗せてThe Mercy」という映画を観終わって、町を歩いていて、このマンガを思いだした。 吉田の「行ってくる」という題の付け方にとても感心して、マンガの内容は端折るけれど、「行ってくる」に対して、「待っている」人や場所がある。マンガはそこがいい。それで覚えていたのだけれど、この映画では「待っている」けれど、「帰れない」。そこが辛い。どっちもあるよな。
Posted by ブクログ
ついに完結!
姉妹たちは勿論、各キャラの人生が区切りのいいところで終わった感じ。まだまだ人生が続いていく様子も感じられて、良い終わり方だと思います。
Posted by ブクログ
番外編「通り雨の後に」に登場した、大人になったすずちゃん。帽子の陰で表情は見えなかったけれど、きっと、美人さんに成長したんだろうなあ。
河鹿川のすぐそばを流れている小さな詩歌川。二つの川は決して交わらないそうだけど、いつか、見てみたいな。
Posted by ブクログ
あ~ 帯に「完結!」と書いてあるので、なんだかすぐに読み始められなかった。大好きな小説は、早く先を読みたいけれど、物語が終わってしまうのが嫌でぐずぐずと先延ばしにしてしまうこともある。この海街diaryも、私にとっては終わってほしくない物語の一つでした。
いつかまた1巻から読み直すまで、しばしのお別れかな。
Posted by ブクログ
終わっちゃった〜Σ(゚Д゚) いい終わりだったから文句は無いけど。みんな幸せになるといいな。
番外編は予想外だったけど良かった。すずが置いてきた弟達のその後はなんだか複雑(+_+) 親がしっかりしてないと、割を食うのは子供なのね。智樹もおじさんとこ残れば、まともに育ったかもしれないのに。次世代海街はまだ二人しかいないのかな?
Posted by ブクログ
ついに完結してしまった。率直に言おう、『海街Diary』は僕にとって一生で唯一、発売日を心待ちにしていたマンガとなるだろう。
鎌倉で舞台にした4姉妹の物語は、4姉妹それぞれが自らの道を進むことでいったんの完結を迎えた。最終巻となる本巻では、本作の途中に登場する人物の思いがけない再登場も良いアクセントであり、その人物が語る「みんなそれぞれ新しい道なんだなあ」という言葉に全ては示されている。
意外だったのは本作の後日談となる「番外編 通り雨のあとに」であった。蝉時雨で始まった物語が、通り雨の後に終わりを告げるという点で、一つの円環が閉じられようとする感覚が強い。傑作『BANANA FISH』の後日談等のサイドストーリーを集めた『PRIVATE OPINION』でも明らかなように、こうしたサイドストーリーの面白さは、やはり吉田秋生の才覚であることを実感する。
Posted by ブクログ
「でも世界は 果てしなく どこまでも 広い」
新刊だ!発売日知らなかった・・・。
最終話で旅立ちの話をする裏で誕生と死を扱うの、構成として素晴らしいな。
それで完結後に十数年後の番外編をやって、それも本編にぜんぜん絡んでなかった「すず」の義弟の話を語ってすずの当時と今を匂わせるんですよ。なんてこった。最高すぎる。
完結まで12年もやってたのか。それで作中3年か。それでいてけっこう簡単に作中時期が飛んだりする。
これくらいの時間感覚のお話も好きよ。
いい漫画だった。漫画がまた好きになる文句なしの名作だった。
Posted by ブクログ
終わってしまった…寂しいなぁ。
四姉妹みんな幸せな感じになって良かった。
あと最後の番外編が、意外だけど結構よかった。
陽子さん本当ダメだね…ってのは別に意外ではなく。
彼を主人公にしたのが意外だった。
陽子さんについていった方がグレてしまって、おじさん夫婦のところに残った方がまともに育った…そうだろうそうだろう。実の母親と居ることが万能なわけではないよね。
Posted by ブクログ
いまはまだ具体的な感想は生じてないが全体に好感を抱いた作品だった//それぞれの男女関係/それぞれのさりげない「幸せ」/エベレスト・アタックチームと連絡が取れなくなり、みんなが少しずつテンパっている/福田さん/とっても酸っぱい秘伝の梅干し/アライ、顔の下半分見える/それぞれの進み方「私はどこへでも行ける」/番外編はあづまやの和樹視点ですでにサッカーをやめているらしいすずがやってくる。すずはもうすぐ結婚するらしい。
■簡単な単語集
【浅野季和子】→季和子
【浅野すず】→すず
【浅野陽子】→陽子
【篤志】雅志の兄。デカい。
【あづまや】父が働いていた旅館。河鹿沢温泉にある。
【アトリエ糸切屋】直人が探している刺繍の店。
【アフロ店長】→浜田三蔵
【アライ】さちを悩ませることが多いドジ看護師。姿をなかなか見せてくれない。この人と組むと急変多発。おたんこナースって感じやけど本当に重大なミスはしないし患者への手当はていねい。
【アロマテラピー】井上に聞いて幸も講習会に参加してみた。
【アン・パサン】シェルパ。浜田三蔵さんの命の恩人とも言える。福田仙一さんとも知り合いのようだ。
【飯田】陽子の叔父で司法書士。
【井上泰之/いのうえ・やすゆき】→ヤス
【岩井寛/いわい・かん】朋章と同じショップで働いている。
【岩崎光司/いわさき・こうじ】朋章のとこに出入りしていた植木屋の息子。自殺した。朋章は「おれが殺した」と言った。
【海猫食堂】アジフライが絶品。幸も佳乃の上司の坂下さんや山猫亭の福田さんも常連。
【えり】裕也の新しい彼女。
【大船】通称「大船」、名字不明。香田三姉妹の大叔母。ぶしつけ攻撃あり。でもいい人ではある。
【緒方篤志】→篤志
【緒方将志】→将志
【尾崎酒店】佳乃の行きつけの店。風太の実家。
【尾崎光良/おざき・てるよし】風太の兄。尾崎酒店の跡継ぎ。常連からはテルさんと呼ばれている。
【尾崎風太】→風太
【和樹】陽子の息子。河鹿沢温泉に残った。
【加藤乃恵留/かとう・のえる】豪福寺の住職さん。ぽっちゃり体型。離婚歴二回。マジなのかどうか、佳乃に気があるらしい。息子は留伽(るか)。
【鎌倉七酔人】酒屋の光良(風太の兄)がやってるお酒のサイト。メンバーは弁天(佳乃)、えびす(坂下課長)、福禄寿(二宮幸子)、布袋(福田仙一)、大黒天(加藤乃恵留)。皆、互いにメンバーだと知らなかった。
【カマドウマ】茶色っぽいコオロギのような昆虫。一部ではGとええ勝負なくらい嫌われている。佳乃の天敵。個人的には知人の別荘開きを手伝ったとき倉庫にビッシリいるのを見てゾッとしたことはあります。一匹一匹ではそんなに気になりません。
【北川里美】正人の妻。
【北川十和子】→十和子
【北川直人】→直人
【北川正人】季和子の兄。
【嫌い】《「嫌い」は「好き」よりずっと早く伝わってしまうのかもしれない》第三巻p.39
【桐谷糸】アトリエ糸切屋主人。《ものすごーく状態のいいチカちゃんをものすごーく上品にしたカンジ》で直人のどストライク。
【季和子】浅野季和子。すずの実母。香田三姉妹の父と不倫した。金沢の老舗呉服屋「扇屋」の娘。友禅作家を目指していた。
【香田幸】→幸
【香田千佳】→チカ
【香田都】→都
【香田佳乃】→佳乃
【豪福寺】→加藤乃恵留
【坂下】佳乃の上司、係長、後課長。お人好しっぽい。たぶん佳乃のお相手になりそう。酒好きサークルのハンドルネームは「えびす」。かつては都市銀行のエリートだったが辞めて地元の信用金庫に入った。
【坂下美帆】→美帆
【佐助稲荷】ご近所の稲荷神社。
【幸/さち】香田幸。長女。佳乃は「シャチ姉」と呼ぶ。市民病院の看護師。緩和ケア病棟が新設されたとき主任として異動した。
【椎名和也】市民病院の小児科医。裕也と親しい。クリスマス会でトナカイのかっこうをしていた。奥さんとは別居中。幸とつきあっている。箸を噛む癖がある。
【住職さん】→加藤乃恵留
【湘南オクトパス】地元の少年サッカーチーム。
【すず】浅野すず。腹違いの四女。父の不倫→再婚相手の娘。仙台にいた頃少年サッカーチームの強豪青葉JFCでレギュラーだった。出会ったときは健気さが前面に出ていたが、サッカーをやってるときは活発で強気な面が出ている。
【すずの実母】→季和子
【草原ちゃんぷるう】チカが愛するお笑い(漫才?)。
【妙】あづまやの女将の姪。すずとは入れ違いで、面識はない。
【高山登】浜田店長の山仲間。エベレストを目指している。
【多田裕也】→裕也
【父】不倫して離婚、その相手と結婚しすず誕生。その相手が亡くなった後陽子と結婚した。
【千佳/チカ】香田千佳。三女。葬式に出るにあたってなぜかパンチパーマにした。スポーツマックス藤沢店勤務。ヘビが苦手。好きな男性のタイプは「ヒマラヤのツルみたいな人」。ラッピングが上手で「ラッピング芸人」と呼ばれている。
【テル】→尾崎光良
【光道/てるみち】
【朋章/ともあき】藤井朋章。佳乃の現在の恋人だが高校二年生だと発覚。稲村のマリンショップで夜だけバイトしている。ルックスは良い。佳乃はガテン系の男とつきあうことが多かった。母親は医師のようだ。今度叔母さんのいる小笠原のショップで働くことになった。
【トマトちゃんつぶし】香田家の味。りんごをすってつぶしたトマトと混ぜる。体調を崩したとき用で三姉妹の祖母がよく作ってくれた。
【智樹】陽子の息子。陽子といっしょに出ていった。後にグレる。
【十和子】北川十和子。すずの実母の妹。幸より少し年上くらい? メガネ女子。そそっかしい。
【直人】北川直人。十和子の甥(兄の息子)。出会ったとき石川県立美術大学三年生。メガネ男子。「地図の読めない男・ハイパー」。
【渚】美帆の三番目の兄。ゴツい体格。
【肉のナカムラ】おかみさんはロナウジーニョそっくりで、だんなさんはジーコそっくり。コロッケ美味しい。トンカツは普通。
【二宮幸子】海猫食堂のおばちゃん。
【バカ】《男ってバカに引きずられンのよ!》あの日の青空p.75
【浜田三蔵】チカの勤めるスポーツマックス藤沢店店長。
【原尚之/はら・なおゆき】朋章と同じショップで働いている。
【風太】尾崎風太。湘南オクトパスの選手。背番号十八番。福めんまんじゅうが好き。サチの考えでは「緑の指」を持っている人。
【福田仙一】喫茶店山猫亭の主人。ハンドルネームは「ほてい」。エベレストの見えるところに五年ほど住んでいた。
【藤井朋章】→朋章
【藤井美佐子】旧姓。さちの看護師の先輩。伝説のスーパーナース。甥っ子がうちのショップで働くことになったと言っているので朋章の小笠原にいる叔母さんて人のことなのだろうと思われる。
【藤井病院】朋章の実家。藤井産婦人科のドラ息子は有名らしい。
【藤沢女学園】通称「ふじじょ」。お嬢様学校。みぽりんはそこの生徒。
【将志/まさし】緒方将志。湘南オクトパスの選手。関西出身。
【将志おかん】海猫食堂のパートタイマー。後に山猫亭のパートタイマーとして押しかける。ミドリという名前?
【将志おとん】工務店経営?
【守/まもる】和樹の弟。母のことは覚えていない。
【美波】宝丸
【みぽりん】坂下美帆。湘南オクトパスのゴールキーパー。腰越漁師の娘。兄は佳乃の上司で係長。
【都】香田三姉妹の実母。
【村田】緩和ケア病棟の医師。
【面掛行列】九月十八日。
【ヤス】井上泰之。湘南オクトパス監督で市民病院リハビリ科勤務の理学療法士。この人のおかげで裕也の命が助かったという面が強い。オクトパスの子どもたちからは「ヤス」と呼ばれている。後に幸と知り合い惹かれていく。
【山猫亭】喫茶店。黒猫がいる。ご主人は福田仙一さん。同じ関西弁使いとして緒方家とは親しい。余計なことは聞かないタイプ。海猫食堂のカレーを引き継ぐ。
【裕也】多田裕也。湘南オクトパスの選手。主将。重篤な病気が発覚脚を切り落とすことになった。母子家庭で母は市役所勤務。
【陽子】父の今の奥さん。父は再再婚ですずを連れ、陽子さんは再婚で男児二人を連れてきた。
【佳乃/よしの】次女。香田佳乃。スタート時二十二歳。鎌倉八幡信用金庫勤務。父親は優しかったという印象が残っている。酒好きサークル会員でハンドルネームは「べんてん」。男運なし。カマドウマは天敵。
【走馬/らんま】たぶん、チカちゃんと店長の息子。サッカーをするようだ。
Posted by ブクログ
終わった…。寂しい…。最初の設定は突飛でも、生活がちゃんと息づいているストーリーで、親戚のおばちゃん目線で読んでました。
映画も見たので、途中からもう、広瀬すずとか、長澤まさみイメージ。最後のアナザーストーリーも良いなぁ。最初から読み直したくなりました。
鎌倉、若い頃に住んでみたかった…とか、思ったり。いや、バナナフィッシュとか、サイファ(違うマンガ家さんですけど)を読むとNYに住みたくなってたので、それと同じか…笑 それだけキャラが住んでる街が魅力的に描かれてるってことですね。
Posted by ブクログ
映画も観たし、好きなマンガのひとつです。すずちゃん、好き!!風太といい関係が続いていることもわかって、ほっとした自分がいました。。。マンガなのに。。。
Posted by ブクログ
夫の大好きな漫画を急かされて読んだ。
少し説教くさい感じがして、私も大好きとまでは言えないけど、面白かった。
鎌倉巡りしたい。
梅干し食べたくなった。
Posted by ブクログ
最終巻。
山猫のおっちゃんの存在が自分にとっては一番大きかった作品。
4姉妹、それぞれアドバイスをもらっているし。
すずや姉妹たちはなかなか大変な環境だけれど、きっと毎日幸せだと言うだろう。
だから
最終話を読んで すずの義弟のこれからが心配になってしまった。。。
寺の親子はいい人っぽいけれど
今度はすずが 下の兄弟を救ってあげるのか、はたまた
一緒に住んではいないし、どうなるのだろう。。。
と思っていたら「詩歌川百景」なる彼の物語が開始するするそうで嬉しい。(なかなか境遇がしんどそうなので 楽しみ、とはならないが。。。)
Posted by ブクログ
4姉妹それぞれが良縁に恵まれる大団円。
現実の鬱屈を忘れたくてフィクションを読むわけだから、この爽やかな読後感で良いのだけれど。
でも今は少し精神状態が悪いので、良いパートナーが見つからないと幸せになれんのかと捻くれたくなる…。
Posted by ブクログ
「細雪」みたいに、長く長く続く四姉妹の話かと思っていた。そう思った途端に終わってしまった。永遠に続く物語というのは無いんですね。
「人の幸不幸は、本人にしかわからへん」(73p)
「あーウマ。腹がへって、めしが食えるって、すげーことだ。幸せって、コレでいいんだよな。生きてるって、それだけで超ラッキーだ」(113p)
「お姉ちゃんも、もうどこにも行けるでしょ」
「は?」
「『うちでいっしょに暮らさない?』あの時すずにそう言った時から、責任があるって、思ってたんでしょ?もうすずは大丈夫よ。子育て終了!婚活上等よ」(156p)
あゝもう一度、広瀬すずが浅野すずになって、スクリーンに帰って来て欲しい。
Posted by ブクログ
店長,良かった.ちかちゃん,良かった.それぞれの旅立ちが爽やかに描かれていて,番外編も含めて一区切り感があった.写真集はじっくり見てみたかったので少し残念.色々な問題や悩みが今につながる,未来への展望と期待,そういう明るさの中で4姉妹や周りの人々すべてに光が満ちているようなそういう終わりで本当に良かった.
Posted by ブクログ
完結。ピッタリのタイトルだった。
優しい風が吹いたような終わり方…その後ろに
ちょっと重い番外編が。
ずっと気になっていたけど
この作品の中で一番辛い状況にあるのって
和樹たちじゃないだろうか。
それにしても
ここまでのストーリーから一部だけを切り取った映画化は
やっぱり残念だ。
Posted by ブクログ
ブドウ球菌の顕微鏡写真みたいな生地 稲村ヶ崎公園 ハシビロコウ トマトちゃんつぶし チョモランマ=母なる女神 ピオーネって葡萄 大船の大叔母 桜切るバカ梅切らぬバカ オードリー・ヘプバーン しらす漁解禁 掛川の高校 しらすトースト 神さんの住む白い山見に行こな 風太は緑の指を持ってるって 極楽寺駅 カジカ蛙 「父親」というのは殴るものだと思っていた_殴ったり怒鳴ったりしない母親の男は_浅野さんが初めてだった 走馬ランマ 蟬時雨の中を走っていった