吉田秋生のレビュー一覧
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吉田秋生は、昔は、すごく絵柄の安定しない人で、絵はすごい上手なのですが、キャラクターが、キツネみたいな絵になったり、大友克洋みたいな絵になったりしていました。
でも、「BANANA FISH」の後半あたりから、すごく安定した絵を描くようになってそのあたりから、物語のおもしろさも、一段と増してきた気がします。*1
「イヴの眠り」では、有末静の娘アリサ、そして、クローン死鬼、などがでてきているのですが、同じ顔をしながらも、しっかりと描きわけができているところがスゴイですね。
しかも、アリサは、母親であるルー・メイにも、ちゃんと似ている。
おんなじ顔の描きわけをしたマンガは、わたしが知る限りあ -
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然19巻。(他に関連作数点あり)
数あるコミックの中で(否、読んだ本全部の中でといっても過言でないかもしれない)一番魂を持っていかれた作品。終わりは予測できていたにもかかわらず、喪失感で数ヶ月鬱ろいだ日々を送ってしまった。これはもう少女マンガの域を遥かに超えていて、例えばBIGコミック辺りで掲載されていてもなんら違和感が無かっただろうと思われる。ベトナム戦争が生み出した”人を廃人にする薬”を巡ってのマフィアの抗争、実験体として廃人にされた兄を持つ弟の怒り、さながらアクションシーン満載の一本の映画を見た気分にさせられる。特にラストシーンは圧巻である。 -
Posted by ブクログ
吉田マンガの中で、一番好き。
いまいちマイナーなのかな?
年齢的にジャストなときに読めたのも、良かったのかも。
学生時代、周りには少し変わった子が多くて、あたしも似たようなものだったけれど、どうしてみんなとおなじように出来ないんだろう、とか、誰といてもなにかピンとこない、とか、「普通」って言葉が嫌い、とか、固定概念で私をくくらないで、とか、今から思えばちょっと感受性が鋭めな現代思春期少女のステレオタイプ同士で集まって、BANANA FISHから入って、自然にこっちにも辿り着くわけ。
私はリカコと藤井の話が好きで、むしろそこしか興味がなくて、他の4人の恋愛は、話としてはなるほどねと思ってもなに -
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なんか言うまでもないと思う名作ですけども一応。
あー、アッシュがカッコよくて素敵なのは世界の常識だと思うんですけども私は最初から最後までユーシス派でした〜。
ずーっとユーシスユーシスゆって読んでたら、読んだこれ、中学か高校の頃でしょ。
基本的に理解してもらえないのね、ユーシス萌えって。
「なんで!キモチワルイじゃん!」とか言われるのね。
そこがいいんじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!
まあそれはさておき、話が面白いとか、キャラが魅力的とか、そんなところがポイントなのは勿論ですけども、これ、異文化交流っていうのかな…普通に接しても通じない相手っていて、どっちかどう悪いとかじゃなく -
Posted by ブクログ
「吉祥天女」の女主人公は、スゴイやつと思われていたけど、実はけっこう受け身な人でした。
同じスゴイ女ではあるけど、アリサとか、ルー・メイは、積極的に動いていくタイプです。
吉田秋生は、まだこのタイプの女の子を主人公にしたことはなかったと思うので、けっこう期待しています。
というか、今までは作品同士に緩やかなつながりはあったんですが、「YASHA」から「イヴの眠り」のように直接的に大きなつながりがあるのも、はじめてですね。
そして、期待違わず、すごいオモシロいです。
聖地に絶対入らない島の男の子というエピソードも、ほのぼのしていて好きです。