感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年02月21日
うむうむうむ、名作ですなあ。吉田秋生、素晴らしいですね。全2冊で、見事に完結している上に、すんごく続編や外伝を読みたい!!って気持ちになる上で、でも読まなくても想像するだけでもいいや、って思えちゃうし、まあ、とにかく、すんばらしい漫画です。
何度も読み返しているのですが、今回読み返したのは、映画版...続きを読むの「海街diary」を観たからなのですよね。映画を観終わって色々情報調べていたら、そこで始めて「海街~」と、この「ラヴァーズ~」が、設定がリンクしている、ってことを知りまして。
うはあ、そうなんや。海街も最高だったし、ラヴァーズも面白かったし、ちょっとこら、読み返さなあかんな、思って、本棚から引っ張り出してきた次第です。いやあ、贅沢な時間を過ごさせていただきましたよ。
映画版海街~だと、前田旺志郎君が演じていた、尾崎酒店の息子さん、風太君、ちょっとだけこのラヴァーズで登場してるやん!テレビゲームにハマッてるやん!とか、映画版海街~だと、長澤まさみ演じる佳乃の彼氏さん役の、坂口健太郎が演じたあの男、単なるダメ男で登場していた彼。彼がまさか、こっちの男主役の藤井朋章だったとは!あの映画の描かれ方、ひどかったなあ~笑とか、
これぞ温故知新の逆バージョンの楽しみ方。新しきモノを知りて、古き作品の更なる良さを再発見する、っていうね。いやあ、ぜんぜん漫画の解説になってませんが、とにかく、こりゃあ名作ですよ、ってことなんだなあ。
Posted by ブクログ 2017年02月26日
少年愛が少女漫画の主要なテーマのひとつだった時代というのがあって、私の世代なら誰でもセルジュ派とジルベール派に分かれて対立抗争を繰り広げた経験があるはずなのだが(嘘です)、それから10余年を経た1990年代後半の吉田秋生はずっと自然な筆致で少年同士、少女同士、そして少年と少女の愛の行方を描いている。...続きを読む
舞台もフランスの寄宿学校ではなく湘南のありふれた県立(たぶん)高校で、埃っぽい制服の高校生たちがむしろ淡々と日常を紡いでいく。こんなドラマはなかったけれど、やはり自分も埃っぽい県立高校生だったころを思い出す。
南が海に面した湘南の空は明るい。余白の多い吉田秋生の画風が、あの空の下に溢れる光を見事に描写している。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
吉田マンガの中で、一番好き。
いまいちマイナーなのかな?
年齢的にジャストなときに読めたのも、良かったのかも。
学生時代、周りには少し変わった子が多くて、あたしも似たようなものだったけれど、どうしてみんなとおなじように出来ないんだろう、とか、誰といてもなにかピンとこない、とか、「普通」って言葉が嫌...続きを読むい、とか、固定概念で私をくくらないで、とか、今から思えばちょっと感受性が鋭めな現代思春期少女のステレオタイプ同士で集まって、BANANA FISHから入って、自然にこっちにも辿り着くわけ。
私はリカコと藤井の話が好きで、むしろそこしか興味がなくて、他の4人の恋愛は、話としてはなるほどねと思ってもなにかピンとこなくて、結局このマンガ=リカコと藤井だったんだけど。
周りの子達はみんな他の4人の話がイイって言ってて。
そうかなあ。私はリカコ視点で読んでたし、一番共感したのもリカコだし、藤井に惹かれるのもすごく分かるし、藤井の立ってる場所の不安定さを想うときが一番泣けるんだけどナって言うと、
「だってあの二人って別に普通じゃん」
って返されることがあって。
要するに、通ってたのは女子高だったし、仲良かったのはみんな、女子高にいながら積極的に彼氏が作れるようなタイプじゃなかったし、だから同性にちょっと惹かれたり、というのが多くて、そんな中で、ひっそりと同性の友人を愛してる、っていうメンツの、一般的には普通じゃないけど自然に描かれてるとこに惹かれてたってことなんだろうけど。
私にはじゃあリカコと藤井のなにが普通で、他の4人のなにが普通じゃないのか分からなくて、でもその頃はまだ「普通、と普通じゃない、って要するに同じ意味だよね」とかも言えなくて、結局なにも言い返せなかった。
まあ、それも10代のときの話なんだけど。
ちなみに藤井のキャラクターは私が一番「ひっかかる」キャラの原点だぜー。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
BNANA・FISHから大好きな作家さん、吉田秋生さんのラブストーリーです。問題を抱えつつ、それを乗り越え、どんどん素敵なカップルになっていく登場人物にあこがれました。その周りの友人達の感情やエピソードもメインのカップルにリンクしてて、それぞれの感情を感じる事ができる素敵な漫画です。作品の舞台は湘南...続きを読む(鎌倉)です。?と?があって、?はメインとなる?のカップルのお話です。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
吉田秋生は、イレギュラーな人物像を描くのに、それが違和感なくリアリティのあるストーリー展開に持っていく才能が桁違いだということ。人間のもつ感情や悩みをリアルに表現できるからこそ、その人物の特異性に違和感を感じずにすんなり感情移入ができるのだろう。ラヴァーズ・キスはまさにその最たるもの。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
吉田 秋生さんの作品。ラヴァーズ・キス全2巻。BANANA FISHより話が難しくない分頭に入ってきやすいです。BANANA FISHとおんなじくらい好き。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
Boy meets girl, Boy meets boy, Girl meets girl. 2巻完結と短いが、複雑に絡み合った感情をここまで繊細に描けるのはこの作者ならでは。2003年に映画化されたが、怖くて見れなかった(笑)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
好きです。すごい好き。とっても好き。何度読んでも飽きません。吉田先生はほんとうに素晴らしいです。朋章がとっても好きです。本当に、本当に皆幸せになって欲しいのに。歯がゆいです。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
もう、良すぎる・・・
「BANANA FISH」や「夜叉-YASHA-」の影に埋もれてしまった感があるのが(そんな事はない)惜しい。
鎌倉と「テンペスト」…
良い組み合わせですよね。
(全然関係ないけど)清水美砂と河合みち子主演の笹沢佐保サスペンスでは神戸・佐賀と「テンペスト」だったけど、あれも良か...続きを読むったなー。
里枷子の恋は、読み終えた時「私も女の子なんだわ…」と思えてしまいました。(キモがって逃げないで下さい)
映画はまだ観てないです…
同じ時系列で、主人公が変わっていって、[ああ、あの時この人はこんな気持ちだったんだ]ってよくわかって面白いです。この人の作品は登場人物が、それぞれ深く描いてあって、話が進むにつれてどんどん面白くなるし、愛着も湧いてくるので、いい感じです。そして、いつも男の人がかっこいいです。バナナフィッシュのアッシ...続きを読むュしかり、夜叉の静、そしてここでは藤井くん。いいですね~。
吉田秋生作品はいずれも読んだ後、心に何か残りますね。作家としての力量の大きさにいつも感服します。
この作品も、十代の心の微妙な動きや葛藤が、まるで自分がいま十代になったかのように(実際は中年なんですが)リアルに感じられて、とても良かったです。
Posted by ブクログ 2010年09月07日
これも吉田秋生
吉田秋生はBANANA FISHで大当たりするもの、そもそもカリフォルニア物語で売れているように、冒険漫画だけでなく青春漫画も得意とします。そもそも、BANANA FISHもアメリカの不良少年と日本のドロップアウト少年の邂逅的な作品にしたようにも思え、冒険漫画的な展開は結...続きを読む果論だったのではと推測しています。
BANANA FISHで男ばかり描いたせいか、女性も多く登場する作品。鎌倉と湘南海岸を舞台にオムニバス形式で高校生の恋愛が描かれます。
長編ではなく、大きな盛り上がりがある物語ではなではなですが、佳作です。
1995/11/xx、購入。
Posted by ブクログ 2013年03月14日
鎌倉の高校を舞台とした男女6人の同性愛を含む、ラブストーリー。江ノ島のデートシーンが楽しかった。まぁ、大好きな人もいると思うけど、個人的にはボーイズラブは苦手。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
吉田秋生初めて読んだ。すっげーーー。人物描写が云々とかはよくわかんないけど、異性だけに限定しない恋愛をこの時代でもう書いていたことにおどろき。登場人物が凛としていていい。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
最初フツーに恋愛のお話かと思ったけど、一組のカップルが生まれることで、周りの人々の関係がどう変化したのかも描いている所が面白いと思った。(20060223)