木内一裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
木内一裕の文庫最新作は時代物。時代物ってちょっととっつきにくかったりするんだけど、木内作品だとこれもまた彼一流のハイテンポとリーダビリティがちゃんと維持されてる。とはいえ登場人物が現代語で会話してるわけでもなく、なんとかの守とか、なんとか少輔とか、なんとか右衛門がたくさん出てくる。それなのに読みやすいのは、考えられたセリフ回しとルビの使い方が上手いからなんだろうなと思った。
その中で「大炊頭」だけはルビが拾えず、検索しながら読んだ。オオイノカミね。読めません。
ストーリーは事情あって藩の同僚を殺めた主人公と、旗本、外様大名、公儀、浪人が絡み合っていく形で話が進んでいくので、筋としてはなかな -
Posted by ブクログ
木内一裕『一万両の首 鍵屋ノ辻始末異聞』講談社文庫。
もはや小説家となった木内一裕の時代小説。前に『喧嘩猿』という時代小説を読んでいるので、木内一裕の時代小説は2作目となる。
今の時代はLGBTQ+なる性的マイノリティとかいう自分に言わせれば変態性嗜好の持ち主を容認しなければならないとかいうおかしな時代になった。LGBTQ+は、企業の管理職の必須教育にもなっており、狂っているとしか思えない。
本作では備前岡山藩の藩主が寵愛する戀童、所謂LGBTQ+のGに言い寄られた浪人の息子が、それを拒否し、斬り捨てたことから大騒動が起きるのだ。男色を断るのは当たり前だと思うのだが、寵愛する戀童を斬り捨 -
Posted by ブクログ
まだ読んでない木内一裕の本あった、って事で買ったんだけど、時代物か〜と読み始めるのが億劫だった。でも読み始めてみればそこは木内一裕、講談っぽい文章で永遠にルビが振られ続ける難読さで一見とっつきづらいけど、実はすごくリズミカルでテンポよくて面白かった。物語としては主人公の石松を差し置いて勝蔵に大五郎に吃安と魅力的なキャラが多すぎて、むしろ石松の魅力ってなによ?ってなりかけたけどまあラストにかけての展開で主人公らしさは出てたかな。森の石松と言えば俺でも知ってる清水次郎長の子分なわけだけど、どう考えても残りのページ数じゃ次郎長に会いもしないだろ?って思って読んでたんだけど次郎長の子分になる前日談なの