木内一裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!
ハードボイルド・アクションストーリ
しかし、残念なのは、この作品って「水の中の犬」の続編とのこと。解説で解説しないで、裏表紙に書いておいてよ(怒)
なので、「水の中の犬」も読まなければ。
ストーリとしては、
元ヤクザの探偵の矢能が主人公。
小学2年生の他人の娘の栞と暮らしています。
そんな矢能が呼び出されて出くわしたのが、死体となった依頼主。さらに、覆面を被ったその犯人の数馬。
目撃者となるも、変な形でその事件にかかわることになってしまいます。
ことの真相を独自のルートで調べていきます。
一方数馬側のストーリも面白い。
なぜ、数馬が殺人を犯すことになったのか?
そして、徐々に明らかになっていく真相。
本当に悪い奴はこいつっとなって、矢能の対応がまた面白い!。
さらに、ほっこりとしたエンディングへ。
とても満足なストーリ展開です。
なので、前作も読んでいたらもっとよかったのかもと後悔しちゃいます(笑)
お勧め! -
Posted by ブクログ
漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の作者が書いた小説。映画化もされている。
「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が
全国の主要な新聞に一斉に掲載された。掲載主は政財界の大物・蜷川で、自分の愛しい孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。
隠匿者にまで命を狙われた清丸は逃亡先の福岡で自首。
警視庁は清丸の身柄を48時間以内に東京に護送すべく、銘苅・白岩など5人の精鋭を護衛に付け、
更に機動隊員350人で高速道路を東京に向け出発する。
しかし清丸への憎悪と懸賞金に目がくらんだ一般市民だけでなく、警察官・機動隊員までもが清丸をつけ狙う。
いつ、どこで、誰が襲ってくるか予測のつかない中、福岡から東京までの移送を命じられた5人の警察官。
彼らは命を懸けて「人間の屑」の楯となる意味があるのか?
非常にスピーディで面白いというのが第一印象。
普通に考えれば殺人教唆であっという間に蜷川が逮捕されるべきであるが、
そういった「あり得なさ」を一つ乗り越えた設定によって、面白い作品になっている気がする。
主人公の銘苅は妻を亡くしており、金など全く必要ない人物であるという部分も
話に深みを与えている気がする。
しかし、どうしても考えてしまう事がある。
機動隊員350人態勢の“大名行列”を囮に、それ以前に夜間の貨物列車あたりで運んでしまえば良かったのでは?と。
確かに清丸の位置情報は蜷川側に筒抜けなので完全に安全ではないものの、
一般人の巻き込み具合は昼の比ではないと思うのだが。。。
文体に若干のクセがあり、もしかすると読む人を選ぶかもしれないが
ラストの物哀しさなども含め、非常に楽しめる一冊かと。
が、「サライヤ」と呼ばれる謎の人物の設定が個人的には大嫌いである。
何でも出来る、全部想定通り。だって?そんなヤツいたら何でもアリになってしまう。
奥村を選べたのであれば、何故銘苅も選ばれたのか。一番邪魔しそうなのに。
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Posted by ブクログ
だいぶ昔に映像化作品を先に見てからの本書。
私がまだ可愛い可愛い少女だった頃、正義の職業の人達に憧れた時にふと考えた事だ。
消防士さんは悪い人の家が燃えても火の中に入って助けるのだろうか。警察官は悪い人が襲われていても身を呈して助けるのだろうか。弁護士さんは悪い人の事も全力で護ってあげるのだろうか。
少女の好奇心はこの作品にてSPと性犯罪者に姿を変えアラサーの私の元に帰ってきた。
映像作品ではみんな大好き藤原竜也さんの影響もあり、最後のセリフのおぞましさに慄いた。
ただこちらの作品を読み、面白そうなものを面白くしたのがあの映画だったんだな、と感じた。
コンパクトとは言えないボリュームだが、想像された面白いのアイデア達を箇条書きで羅列した物を仮縫いで繋げてみた様な文。オチの弱さ含めどこか冷ややかな印象を受けた。
映画のあの最後の一言が無かった変わりに
「どうせ殺されるなら死刑になるくらいの事をしないと割に合わない」のセリフが恐ろしかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価は3。
内容(BOOKデーターベース)
解決しようのない依頼を引き受けた探偵に降りかかる、連鎖する悪意と暴力。それらはやがて、自身の封印された記憶を解き放つ。『藁の楯』木内一裕が贈る、待望の極限エンターテインメント第二作。
藁の楯と同じ作者だが・・暴力描写やピストルの描写はリアルである。好きな人にはたまらないかも知れないが私個人は小説でココまではいらないなぁ~。
登場人物の中には人情的で好感が持てる人もいるが、どうも暴力的で行き当たりばったりな主人公の探偵にハードボイルド特有のかっこよさや渋さを感じることが最後まで出来なかった。