木内一裕のレビュー一覧

  • 喧嘩猿

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    漫画家『きうちかずひろ』から小説家『木内一裕』に転身して、第7作目の小説。木内一裕にハズレなしの神話もついに潰えたようだ。

    森の石松の若き姿を描いた時代任侠小説であるが、どうにもしっくり来ない。物語はトントントンと小気味良く展開するのだが、浅い描写に頭の中に画が全く浮かんで来なかった。

    現代小説に比べると時代小説の方が不利でもあり、有利でもある。時代小説は読者の想像力に頼る部分が大きく、如何に読者の頭の中で画を描いてみせるかが鍵だと思う。

    自分の想像力の無さも原因かも知れないが、少なくとも先の6作に比べると珍しく出来の悪い作品だった。

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    2015年07月20日
  • 水の中の犬

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    初めは主人公の探偵がカッコつけなのに弱くて、ギャグなのか真面目にやってるのか良く分からなかったですが、個々の事件が一つに繋がっていくストーリー展開はとても面白かったです。
    全体的に主人公の暗さが苦手でしたが、脇役の矢能がカッコよかったです。と思ったら、続編の「アウト&アウト」は矢能が主人公のようなので、こちらも読んでみたいと思います。

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    2014年09月18日
  • 神様の贈り物

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    木内作品は3作目、「水の中の犬」「OUT&OUT」の後に何を読むかは悩んでいたのだが、安売りしてた為購入した。安直過ぎる理由である。

    殺し屋を描いている、完璧なる殺し屋が何故完璧なのか?そしてその完璧たる要素を失った時、どのような変化が彼に訪れるのか?その辺りの描きこみは上手い。殺し屋と触れ合う人々もクドくならないようあっさりと描かれている。殺し屋の己の過去を辿る過程で、彼が見つけた神様の正体は、わかってはいたがホッとする一幕だった。

    かくてあっさりと終幕となるのだが、次に続くようでもあり、このまま…とも思える。味わいに変化は出るだろうが、どちらに転んでも中々のノワールものであり木内氏の作

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    2014年07月30日
  • 水の中の犬

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    読みやすい。
    ハードボイルドな探偵小説。
    人殺しを厭わない元刑事の探偵。
    ただ、設定は面白いのだけれど、
    話の展開にメリハリがありませんでした。

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    2014年05月05日
  • 藁の楯

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    氷室京介関連作品購入

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    2013年09月18日
  • 水の中の犬

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    ネタバレ

    藁の盾のあとがきで面白いとあったので読んでみました。
    そしたら藁の盾より、こちらのほうがよかった!
    スピード感がすごくて、いっき読み!
    矢能さんが素敵なキャラですね。カッコいい。
    肉体的にも精神的にもエグイ作品で、
    簡単に言うならハードボイルド物って感じなのかな?
    「どうせ最後はハッピーエンド」説を裏切ってくれたお話です。

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    2013年07月10日
  • キッド

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    これでひとまず全5作の木内作品を読み終える。5つの中では少しありきたりかな。I.W.G.P.みたいなキャラと設定。

    5つの中で1番良かったのは藁の盾で次はデッドボールかな。

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    2013年07月10日
  • 藁の楯

    購入済み

    後味悪い

    テンポ良く進むストーリー展開はアクション映画のようで、読んでいて楽しかったがあまりに現実的すぎて少々地味な感は否めない
    最後にどんでん返し的なものもなく、誰も救われない結末はどうなのかと思ってしまう。
    ただ次回作があるなら同じ主人公で例の男と対決して欲しいですね

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    2012年10月22日
  • 水の中の犬

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    ネタバレ

    こういうハードボイルドものって、どれくらいぶりだろう…。
    本屋の店員コメント見て購入。
    読む前に「ビーバップハイスクール」を書いたマンガ家さんの作品だと知り、読んでてなるほど・・・と思うことも。
    最初の方、描写がマンガチックだなーと思ったんでね。

    最初はいきがってるクセにあまりにも弱すぎる探偵(主人公)にびっくり。
    描写にも入り込めず、1章も2章も、なんか救いようのない虚無感しか残らない読後感。途中で読むのやめようかなーと思った。
    でもがんばって3章まで読み進めたら、ん?ちょっと先が気になるようになってきた!

    そしてラストまで読んで…おもしろかったです。
    終わり方がこれまたマンガちっくとい

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    2012年07月18日
  • 水の中の犬

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    アウトアンドアウトの前の話。

    アウトアンドアウトの前に読んでおけばよかったぁ。

    探偵の名前は最後までわからなかったな・・・。
    かっこいいけど弱いんだ。
    それでも立ち上がる探偵さん、かっこいい。

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    2011年12月13日
  • 水の中の犬

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    ネタバレ

    なんだかなァ、と言う感じの本。
    終わり方は好きなんだが、探偵と言うにはパンチが弱過ぎて……
    そして実際弱過ぎて……

    中途半端な本、と言う印象。

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    2011年12月05日
  • アウト&アウト

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    「水の中の犬」の続編です。

    しかしながら主人公は別人になっています。

    もちろん「水の中の犬」にも登場している人物ですが。

    なるほど〜こんな続編の書き方があるのか!!と妙に納得しました。

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    2011年08月08日
  • 水の中の犬

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    最近ハードボイルドと言われる作品を読んでなかったのですが、先日北方謙三氏の作品を読んでから少しハードボイルド作品を読むようになりました。

    ん〜なんだかハードボイルド作品に出て来る人達って皆同じ口調で喋るんでしょうね??

    そんな疑問はさておき、ハードボイルド作品を読んでいてなんだか妙に違和感を感じるのは私だけなんでしょうか?

    もちろん物語としては面白いのですが、あまりにも人が死に過ぎる…

    ホラー小説ならそれも全く気にならないのに、なぜかハードボイルド作品の時にはそれが気になってしまう。。。

    この違和感の招待がイマイチ自分で掴めてないのが最近の悩み。(笑)

    しかし、先にも書きましたが面

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    2011年08月08日
  • アウト&アウト

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    宣伝文句からヤクザ崩れのダメ男の話かと思ったら 全く違うトーン 前作がありその後日談だと 後書きで知った 少し損した気分だがそれも良し 残されたものの重みだとか現実だとかその類

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    2011年07月17日
  • 藁の楯

    購入済み

    藁の盾

    映画を観て面白かったので書籍を読みました。映画では語り切れなかったであろう人物像等が深くわかるかなと思ったのですが、映画とは設定が異なる点が多かったため、違和感を感じました。それは決して作者のせいでも監督のせいでもなく、私の観る順番と先入観のせいです。本の良さと映画の良さが合わさった作品であれば私はもっと満足出来たでしょう 。映画を観たあとに本を見るかたは、別物と思って見ることをおすすめします。

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    2014年06月22日