木内一裕のレビュー一覧

  • キッド

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    ネタバレ

    なかなか面白かった
    ただの玉突き屋のあんちゃん麒一がたまたま殺人現場に居合わせ、死体の処理を請け負ったことで後々命を狙われることになる。
    麒一側の視点で書いたストーリーと山田ジロー側から書いたストーリーでそれぞれの登場人物の感じ方が異なっていてそれがまた面白かった。
    最後までどう決着がつくのか分からないままで楽しく読めた。

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    2022年12月22日
  • 藁の楯

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    『ビー・バップ・ハイスクール』で知られる漫画家「きうちかずひろ」が本名の「木内一裕」名義で発表し、小説家デビューを果たした警察小説『藁の楯』を読みました。

    「人間の屑を守る。命を懸けて。」というキャッチコピーに惹かれて読んでみたくなったんですよね。

    -----story-------------
    「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が全国の主要な新聞に一斉に掲載された。
    掲載主は政財界の大物「蜷川」で、自分の愛しい孫娘を殺した「清丸」の首に懸賞金をかけたのだ。
    隠匿者にまで命を狙われた「清丸」は逃亡先の福岡で自首。
    警視庁は「清丸」

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    2022年06月26日
  • 飛べないカラス

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    すべてを失った男に舞い込んだシンプルな「超難問」
    「娘が幸せかどうか確かめてきてほしい」
    1億円の行方と、謎の女と、仕掛けられた過去。
    冒険は、この依頼から始まった。

    俺の幸運は、不幸の始まり……の、はずだった。
    元売れない俳優で元起業経営者。元犯罪被害者で元受刑者。
    納得しようのない罪での服役を終えた加納健太郎への奇妙な依頼は、彼を運命の女(ファム・ファタール)へと導いた。

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    2022年06月21日
  • 水の中の犬

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    面白かった!
    矢能シリーズ第一弾(というより前日譚)
    一応、第一弾と定義されているみたいだけど..
    ハードボイルドミステリー
    3篇からなる短編連作のような展開

    ストーリとしては、ある元警官の探偵の物語
    ■取るに足りない事件
    この探偵のもとに、一人の女性が相談してきます。恋人の弟に付きまとわれ、そいつが死んでしまえばと願っていること。
    探偵はその弟を調べていくうちに、という展開
    バイオレンス炸裂です
    不死身ですね。この探偵

    ■死ぬ迄にやっておくべき二つの事
    今度は別の女性からの依頼。兄を探してほしいとのこと。しかし、その兄は麻薬販売で実刑くらって、出所してからの行方を追うことに。結果、巻き込

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    2022年03月19日
  • ドッグレース

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    面白かった
    矢能シリーズ、第四段
    元ヤクザの探偵の矢能と栞との物語。
    今回もハードボイルド+ミステリーの展開です。

    ストーリとしては、
    人気俳優とカリスマ歌姫が惨殺。
    ドラッグの密売人が逮捕されますが、冤罪を主張。
    雇われた弁護士から協力を依頼され、矢能が調査を開始します。
    ヤクザを恐れることなく、踏み込んでいきます。一方で、警察側からもマークされることに。ヤクザとの会話ん駆け引きがまたすごいですが、徐々にキーを握る人物へとたどり着きます。
    そして、その人物をさらうところがまたすごい。
    そのキーとなる人物を掌握できるのか?
    冤罪を晴らすことができるのか?
    といった展開です。

    本作では、栞と

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    2022年01月09日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    面白かった
    ほぼ漫画のエンターテイメントストーリ(笑)
    はちゃめちゃの展開がまさに漫画!

    ストーリとしては、
    32歳独身の編集者の水嶋亜希は、担当の作家を騙しながらもコントロールして、トラブルを回避している毎日。

    そんなある日、高スペックの官僚と偶然出会って、一夜を過ごすことに..そこから恋が始まるかと思いきや、国家を揺るがす事件に巻き込まれていきます。
    新幹線爆破テロ、そして、殺人事件。
    その事件の中で、国家権力に立ち向かう主人公が面白い。
    嘘つきということもありますが、はやり、頭が切れる人です。ラスト追い詰められたシーンでも肝が据わっています。

    リアリティが全く感じられないので、楽し

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    2022年01月09日
  • キッド

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    これも再読。
    疾走感が素晴らしい作品で、余計な記述が無くて物語に入り込める。主人公に感情移入出来て結末判っているのにハラハラさせられる。
    年末年始休みは木内一裕を堪能した。

    以下作品紹介・あらすじより------------------------------
    絶体絶命の大ピンチ、だけど彼はあきらめない。
    「スゴイな、コイツ」読み始めたら、止まらない!!
    おもしろすぎて、ごめんなさい。注目作家・木内一裕のホンメイ本、ついに文庫化!

    きっかけは近所の煙草屋の少女からのSOS。ちっぽけなビリヤード場を経営する二十歳の兄(アン)ちゃんが出向いてみると死体が一つ。その死体を巡って事態は命を懸けた戦

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    2022年01月01日
  • バードドッグ

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    これも再読。少し覚えていたが充分楽しめた。

    以下作品紹介・あらすじより------------------------------
    「謎解きはどうでもいい、犯人は俺が決める」
    容疑者は全員、アリバイなし、動機ありのヤクザたち。

    日本最大の暴力団、菱口組系の組長が姿を消した。殺されているのは確実だが警察には届けられない。調査を依頼された元ヤクザの探偵・矢能。容疑者は動機充分のヤクザ達。内部犯行か抗争か。だが同じ頃、失踪に関わる一人の主婦も行方不明になっていることが発覚する。最も危険な探偵の、物騒な推理が始まる。

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    2021年12月30日
  • アウト&アウト

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    矢能シリーズ第二弾。
    読みやすくて、とっととページが進む。
    展開が早くて楽しい。

    以下作品紹介・あらすじより------------------------------
    探偵見習いで元ヤクザ。矢能が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。

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    2021年12月30日
  • 水の中の犬

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    再読だが殆ど忘れていた。
    矢能シリーズの第一弾。


    以下、作品紹介・あらすじより------------------------------
    「他人の痛みを、自分の痛みに。依頼人の事件を、自分の事件に。いつだって当事者になっちまう。なあ、探偵。彼女のために、何でそこまでやらなきゃならないんだ?」

    探偵の元にやってきた1人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。

    いったい、

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    2021年12月30日
  • 水の中の犬

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    怪我ばかりしている探偵ですね。
    人も殺してしまうし、最後は•••
    血生臭い小説ですね。
    矢能シリーズの序章かな。

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    2021年08月23日
  • デッドボール

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    面白かった
    誘拐ミステリエンターテイメント
    二転三転するストーリ展開に楽しめます。

    ストーリとしては、
    彼女にも振られ、借金だけが残り、律儀なことだけが取り柄のノボル。そこに裏の業界の佐藤から持ち掛けられたのが、誘拐ビジネス。断り切れない性格も災いして、佐藤の相棒としてその計画に加わることに。
    完璧な計画だったにもかかわらず、身に覚えのない事件の殺人犯に仕立て上げられます。
    それは、サイコパスの弁護士成宮の仕業

    成宮に復讐すべく、成宮Vs佐藤+ノボルの戦い
    これに成宮の愛人の女子高生マナミが絡んでどうなる?どうなる?という展開とスピード感です。
    攻守が二転三転して面白い!
    成宮、ノボルから

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    2021年07月18日
  • キッド

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    面白かった!
    漫画ライクなハードボイルドエンターテイメントストーリ
    っていうか、もともと作者は漫画家だし(笑)
    主人公麒一のひょうひょうとしながらも強かな生き様がとても良い。

    ストーリとしては、
    近所のタバコ屋の少女のSOSで現場に行ってみると、死体が一つ。それは少女の父親の死体。結局、その死体を遺棄することに。
    しかしながら、その死体を巡って、アングラの男たちと命を懸けた戦いに発展していくことになります。
    なぜ、男たちは少女の父親にこだわるのか?
    その背景は?
    ってその背景がぶっ飛びの設定ですが、それはそれでおいておいて..(笑)

    麒一の機転の利いた対応
    攻守の入れ替わり
    ヒロインのドド

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    2021年07月11日
  • 藁の楯

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    面白かった
    以前、映画で見た物語。
    映像化されるだけあって、ドンパチのエンターテイメントストーリでした。
    人間のクズは守る価値があるのか?

    ストーリとしては、
    二人の少女を惨殺した人間のクズ、清丸
    そして、その男を殺したら10億支払うと懸賞金をかけた蜷川
    そんな状態の中、清丸を福岡から東京まで移送を命じられたSPの銘苅

    敵は、機動隊、警察官、一般市民
    命を懸けて、このクズの楯となる意味はあるのか?
    そして、清丸を東京まで護衛するメンバは5人。
    しかし、その中に裏切者が..
    誰が裏切者なのか?
    無事に移送できるのか?

    といった展開です。
    映画もよかったけど、やはり原作もよかった。

    映画を

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    2021年07月11日
  • 喧嘩猿

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    ラストが淋しいですね。
    実在の人物だからその後どうなったのかは興味はあるけど現実に戻されてしまいます。
    ラストは石松が行ってしまっただけで良かったのではと自分は思います。

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    2021年06月11日
  • ドッグレース

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    シリーズ4作目なんですね。
    初めて読みます。
    展開が目まぐるしく大変です。
    もう少しシンプルでもいいと自分は思います。
    他のシリーズを読みたいですね。

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    2021年05月28日
  • 不愉快犯

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    ゲーム感覚ですね。
    本当に殺人事件があったのかと思います。
    リアル感がないですね。
    それが面白いのかな。

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    2021年05月22日
  • 藁の楯

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    映画の内容はうろ覚えだが、面白かった印象。本を読むと、藤原竜也は想像できないので、きっと映画と本はもっと違う感じだったんだと思う。映画で印象に残ったシーンは本にはなかった。
    本は本で面白い。スピード感のある話の展開に久々に時間を忘れ、一気に読み終えた。

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    2021年05月18日
  • アウト&アウト

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    面白かった!
    ハードボイルド・アクションストーリ

    しかし、残念なのは、この作品って「水の中の犬」の続編とのこと。解説で解説しないで、裏表紙に書いておいてよ(怒)
    なので、「水の中の犬」も読まなければ。

    ストーリとしては、
    元ヤクザの探偵の矢能が主人公。
    小学2年生の他人の娘の栞と暮らしています。
    そんな矢能が呼び出されて出くわしたのが、死体となった依頼主。さらに、覆面を被ったその犯人の数馬。
    目撃者となるも、変な形でその事件にかかわることになってしまいます。

    ことの真相を独自のルートで調べていきます。
    一方数馬側のストーリも面白い。
    なぜ、数馬が殺人を犯すことになったのか?

    そして、徐

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    2021年03月21日
  • 藁の楯

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    漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の作者が書いた小説。映画化もされている。

    「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が
    全国の主要な新聞に一斉に掲載された。掲載主は政財界の大物・蜷川で、自分の愛しい孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。
    隠匿者にまで命を狙われた清丸は逃亡先の福岡で自首。
    警視庁は清丸の身柄を48時間以内に東京に護送すべく、銘苅・白岩など5人の精鋭を護衛に付け、
    更に機動隊員350人で高速道路を東京に向け出発する。
    しかし清丸への憎悪と懸賞金に目がくらんだ一般市民だけでなく、警察官・機動隊員までもが清丸をつけ狙

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    2021年03月14日