ブラックガード

木内一裕

きっかけは、謎の資産家からの依頼だった。
2億円の価値ある商品。
購入の条件はただ一つ。
最も危険な探偵を雇うこと。

小学三年生の娘と二人暮らしの私立探偵・矢能。久しぶりの仕事は「2億円の商品取引」の交渉人。
だが、なぜ彼が選ばれたのかは明かされなかった。
そして、取引現場で目的不明の殺人が起きる。

立て続けに起きる誘拐と殺人。
次々に現れる新たな依頼人と行方不明者。
シリーズ史上、最も難解な事件の幕が上がる。

元ヤクザの探偵×掟破りのミステリー
「なにが起こっているんです？」「俺にもわからん」
「矢能シリーズ」第5作！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 講談社文庫
• ページ数: 288ページ
• 電子版発売日: 2023年10月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★☆]

矢能探偵シリーズは面白いと思う。シリーズ５作目の本書も色々と捻ったストーリーの展開が小気味いい。

ただ、後半で田崎の視点と村井の視点で書かれた「何があったのか」の解き明かしは何だかネタバレのショートカットをされた感じで、出来れば違和感のあるピースをひとつひとつ繋げていって真相を炙り出していくヒリヒリした文章を読みたかったところです。

サトウや正岡一族、またどこかで矢能と絡んできそうで楽しみです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

矢能政男探偵シリーズで２冊目です
（作品的には第５弾）
物語の進め方が上手いと思う木内一裕、他の作品
も読みたくなる（古き良きハードボイルド）
娘？の栞ちゃんと仲良しの美容院のおねえさん、
巻き込まれないかと心配になるｗ
相手方のサトウ、敵でもないが存在感があり、再
登場を期待してしまう