木内一裕のレビュー一覧

  • デッドボール

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    毎回楽しませてくれる木内作品♪ 今回も、しっかりと楽しませてもらいました♪♪ 佐藤(仮名)がカッコいいよ♪ 登場シーンはめっちゃ短いけど、主人公のことを評価しているゲンさんも、かなり味のあるキャラ♪ ヒロインも、屈折してるけど純情な感じ♪
    そして、強烈な個性ですべてをかっさらっていく “おバカすぎるブッ飛びキャラなんだけど、実際これに近い人物ってどこかにいそうで怖い” 強烈な悪役『成宮』が、もうトンでもなさすぎるww  読者に変な同意を求めてくるんじゃないww  部分的にうなずいてしまうじゃないかww

    誘拐ネタかと思いきや、曲がりに曲がって予期せぬ方向へ話が飛び、血なまぐさい話のはずなのにど

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    2014年11月11日
  • 神様の贈り物

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    ネタバレ

     作品全体を通して、「カッコいい」という印象を受ける一作。以前に読んだ「キッド」は疾走感が抜群でしたが、こちらはほどよい緩急がついて、スルスルと読み進められます。
     主人公・チャンスはもとより、彼と接触する多様な人々も、それぞれに魅力的で生き様がカッコいい。映像的に派手なシーンも、華美にすることなくサラリと書いているので、文章もクール。何より、かなり深い設定登場人物たちをあれ以上掘り下げることなく終わっているのが、何やらすごく潔く感じました。
     ここから盛り上がり!というところでページが残りわずかだったので「どう収拾付けるんだ?」と思っていたら、こう来るか~!という感じ。このラストはアリだと思

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    2014年10月16日
  • アウト&アウト

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    「水の中の犬」の続編。前作で脇役だった矢能が主人公。
    矢能のキャラクターがとても素敵で、栞との関係がどことなく映画「レオン」を彷彿させました。
    後味も良く、面白かったです。

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    2014年09月18日
  • 神様の贈り物

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    欲したのは心、失ったのは愛、残ったのは罪.心を持たない一流の殺し屋チャンス.事件に巻き込まれ,育ての親に頭を撃ち抜かれるが,死の淵から奇跡的に甦る.取り戻した心とともにチャンスは過去と対峙する.この手の物語の嫌いなところは購えない罪は死を持って・・という安直な結末が多いこと.だけど,この作品は嬉しい方に予想を裏切ってくれた.ちょって悲しくて素敵な物語でした.

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    2014年06月28日
  • 神様の贈り物

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    やっぱり木内さんの小説は面白い♪ 今回も一気読みでした♪

    異常に強い殺人者、その強さの理由がハッキリしている点も好きだし、そんな男が “神様からの贈り物” に戸惑いながら、様々な人たちと関わっていく、けど染み付いたスキルから逃れられない、というところがまたイイ♪

    また1つ、お気に入りが増えました♪ この作者さんの作品を、まだまだどんどん読んでいたい。

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    2014年06月21日
  • アウト&アウト

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    「水の中の犬」の続編。前作で死んだ探偵の跡を継いで探偵業を営み始めた元ヤクザが主人公。テンポがよく一気に読んでしまった。テンポが良すぎるのか‥主人公が犯人を見つけ出すまでの早さに、犯人だけでなく私も驚いた。笑
    でも満足のいく面白さで、是非シリーズ化して欲しい。

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    2014年04月11日
  • デッドボール

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    律儀なところが唯一の取り柄という青年ノボルに舞い込んだもうけ話。勿論、それは犯罪がらみ、それも営利誘拐。完璧な犯罪計画はもつれにもつれて。
    展開がスピーディーで、登場人物も個性的だ。ラストシーンはホントに映画のワンシーンのようだ。エピソードもぐっとくる。「マクロス」出してくるのには参った。
    映画「藁の盾」が少し話題になったけど、この作者はもっと注目されていいはず。早くみんな気づいてほしい!

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    2014年02月17日
  • 水の中の犬

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    元刑事の探偵が主人公のハードボイルドで、暴力や銃撃戦がてんこ盛り。というといかにもありがちな話な感じだけど、一味違う面白さがあった。クールでミステリアスな探偵さん(名前が明かされないのがまたヨシ)、脇を支える二人も魅力的だった。続編が楽しみ〜!

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    2014年02月17日
  • キッド

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    弱冠二十歳のアンちゃん。
    けれどこれがなかなかやるヤツなのである。
    常にポジティブ。
    とどまることなく頭を使いそして動く。
    タフである。
    ドド子もカッコいい。

    ポポンとテンポよく楽しめた娯楽作品。

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    2014年01月21日
  • キッド

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    面白かった!スピード感ある展開にワクワクした。
    リフォーム詐欺から始まり、意図せず次から次に犯罪に巻き込まれていく。
    最終的に、死体遺棄なんて物騒な事に駆け回るが、主人公の人柄の良さ、天然ボケ的な性格が随所にあらわれてつい微笑んでしまう。
    痛快なエンターテイメントの一冊。

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    2014年01月04日
  • キッド

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    「藁の盾」で知った作家。
    大沢在昌が好きなので読んでみたが、やはり通じる所がある。(この作品は「アルバイト探偵」に似てる?)
    その他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2013年10月11日
  • 水の中の犬

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    単純に面白かったです。ダラダラとした情景描写や内容に関係ないものは描かず、次から次へと展開するストーリーは、賛否両論あると思いますが私は好感を持ちました。「ノンストップ エンターテイメント ハードボイルド」といった所でしょうか。
    続編の「アウト&アウト」も期待して読みます。

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    2013年10月10日
  • キッド

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    スピード感があってとっても詠みやすい小説でした。

    若干、話が強引な気もしましたが、そんなに気にもならず一気に最後まで詠んでしまいました。

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    2013年09月15日
  • 水の中の犬

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    元警察官の探偵屋の話し。探偵屋の過去が明らかにされるにつけ、胃がきりきりと痛み吐き気すらしてくる迫力。けっこうハードだけど、これだけの本は読まないと損。先に読んでしまった次作アウト&アウトの成り行きの謎も解けた。でも、やっぱり水の中読んでからアウトを読みたかったな。

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    2013年07月05日
  • アウト&アウト

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    藁の犬とは違う軽さというか読みやすさ。元ヤクザが探偵になる話しだけど、なぜ探偵なのか探偵である理由みたいなのが全く分からないと、思っていいたら、水の中の犬の続編だったんだ。うっかり逆から読んでしまった。

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    2013年07月03日
  • デッドボール

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    仕事なし、彼女なし、運もなし。律儀以外に取り柄もなし。
    あるのは借金だけ。
    そんな主人公が、1千万の報酬金が出る完全誘拐計画に手を貸すことに。
    人生を立て直すため、たった一度だけと、請け負ったものの、
    知らない間に、見に覚えの無い殺人犯に仕立て上げられていた。
    主人公は無実を晴らし、人生を立て直すことができるのか?
    そして、事件の真相は?

    1つの事件について、登場人物たちの色んな視点から語られます。
    視点が変わっても混乱することなく、テンポ良く物語りが進み、
    あまりにも面白く、続きが気になってしまったので一気読みしてしまいました。
    スッキリと軽い読後感です。

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    2013年06月23日
  • 藁の楯

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    人間らしい感情か、仕事の誇りか。揺れながら、それでも護ることに徹した主人公はカッコイいい。ラストが昔のアメリカ映画のように、読んだ人の想像に……的な感じは、個人的には消化不良かな。
    続編がでたら、でも読むな、きっと。

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    2013年02月21日
  • 藁の楯

    Posted by 読むコレ

    BE-BOP HIGHSCHOOLのあのキウチ氏である。
    さすが、コミック出身なのか、一見、ありえねーよ、
    馬鹿馬鹿しい...と一笑にされそうなストーリーですが
    こういったタッチで、描かれると、全く馬鹿に出来ないし、
    むしろ、緊張感もあり、引き込まれて読んでしまいます。

    本を読んでる時間くらいは現実のチマチマした事から
    束縛されたい派としては全然アリです。

    ストーリー、キャラともに充分面白い。
    でも、何かが足りない感じ? なんだろう?

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    2013年01月31日
  • アウト&アウト

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    ネタバレ

    『水の中の犬』の続篇、主人公は元やくざの探偵矢能。前作では陰の探偵に対し、陽の探偵矢能。元やくざだけあり、度胸としたたかさを兼ね備え、はったりの押し出しも強い頼もしい奴です。

    前作の縁で小学2年生の女の子栞と同居してます、彼女は年の割りにしっかりした大人の考えを持ち、矢能の痛いところを突いてくる厳しさ優しさを合わせ持ってます。中年の元やくざと少女、ベタな関係ではあるけれどはハラハラさせられるし最後はホントよかったな!って思わされる。

    本筋のほうはスピード感あり、矢能の問題処理能力、追撃能力が頼もしい限り。そして敵役の若者ですが身体能力にすぐれ、冷静な判断力を持ちながらも純粋過ぎる故、善

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    2012年06月09日
  • 水の中の犬

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    ネタバレ

    著者木内氏は、『ビーバップハイスクール』が有名な漫画家でもあります、今作の存在は漫画家木内氏の手による、ということでちょっと気にしてました。そのような中、マイミクさんが高い評価をつけてらしたので手にしました。

    3つの短編からなっています。主人公は元警官の探偵、彼の名前はとうとう最後まで語られることがなかった。よせばいいのに面倒なことに自ら進んで首を突っ込んでしまう、おせっかいなのか?親切すぎるのか?はたまた危険に己を追い込む被虐性嗜好があるのか?腕っ節がそれほど強いわけじゃないのに、とにかく食って掛かる。のっけからコテンパンにやられます、これほど読者の痛覚に訴える主人公もいないだろうと思う

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    2012年06月09日