木内一裕のレビュー一覧

  • バードドッグ

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    前作out&outよりは上手くなっている/ ヤクザの失踪事件にまつわる諸々が問題化していて、登場人物もクズばかりで、とても良い/ 実際の犯人をつきだすよりも、よりクズな方を犯人に仕立てるのも、まあ元ヤクザの探偵って感じでイイネ/ 

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    2020年08月19日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    表紙とタイトルで、「悪女が男を騙しまくるクライムもの」と勝手に判断していたけど違った。主人公(嘘つきだけど憎めない)がエリート警察官僚(嘘つきでクズ)に犯罪者として陥れられそうになるけど反撃する痛快小説。実に痛快、痛快。

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    2020年05月10日
  • 藁の楯

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    ネタバレ

    とりあえず、生死は微妙として、目的は達成できた最後。銘苅さんの苦悩、葛藤は読んでいてこちらも胸が痛くなった。理不尽に死んでいく人達。一番悪いのは清丸だけど、十億と言い出した蜷川にも相当な罪がある。身内に何かあった時の心情としては理解できてしまうけれど・・・。読んでいて楽しい内容ではないけれど、一気読みでした。

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    2020年04月18日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    ネタバレ

    面白かったです。
    亜希ちゃん強い!環さんも強い!女子が国家権力に立ち向かうお話でした。
    それに対してエリート官僚の待田のダメさ…叔父さんとばっちりも甚だしいです。
    でも、適当に罪状を作って簡単に逮捕とか出来るんだな、、とちょっと怖くなりました。亜希ちゃんは簡単な相手ではなかったのでやってやりましたが。痛快です。
    この作品で吐かれたたくさんの嘘…身を守ったり、身を滅ぼしたり。
    本を読みすぎたり映画を観過ぎたりすることも、引っかかりでもいいから少しでも身になってたらいいなぁと思います。お勉強が出来るだけでは駄目です(それすら出来ないけど)。
    亜希ちゃんも八郎兵衛も好きでした。強く逞しく…。
    装丁の

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    2020年01月10日
  • 不愉快犯

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    知的犯罪ゲーム
    このゲームの愉悦を求め、多くの悪の主人公が世界制覇や地球征服を企む「最上の楽しみ」
    眠い目で読むと分からなくなったので中断して、朝から読んでいました
    タイトル通り不愉快な犯人です(笑)

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    2019年11月10日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    もうすぐ4月1日。学校は新学期になり、企業的にも新年度を迎える会社が多い。大晦日から元旦にかけて新年を迎える時ほどではないが、新たな学年や年度を迎えることで、気分も切り替わるタイミングではないだろうか。日本にはこういった物事をリセットすることを良しとする風習がある。いわゆる「水に流す」とか「過去を振り返らない」というような前向きな風習なのだが、元旦や4月1日という区切りをつけられる日があるというのは、何となく精神衛生上でも良いなと思う。

    また、4月1日は“嘘をついても許される日”「エイプリルフール」としても有名だ。エイプリールフールの起源には諸説あるようだが、罪のない嘘やエンターテイメント的

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    2019年03月27日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    木内作品最高。今までの影のある主人公たちとは違うが,またそれもいい。ドキドキして笑って,最高でした!!
    あらすじ(背表紙より)
    水嶋亜希、三十二歳独身。文芸編集者としてトラブル処理に飛び回る日々。仕事を頑張ったご褒美のように、ある日高スペックのエリート官僚と偶然出会い恋が始まる予感が。だが新幹線爆破テロ事件が発生すると、明らかに彼の態度が怪しくなっていく―私、騙されてる?痛快でドラマティックな反撃が始まる!

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    2019年03月18日
  • 不愉快犯

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    人気ミステリー作家の妻が行方不明になり、大量の血痕が見つかった現場には彼の靴跡が。
    死体が発見されないまま彼を逮捕したが、事件は思わぬ展開へ。

    一事不再理で完全犯罪というのは今までにも読んだことがある設定ですが、この犯人は本当に不愉快極まりない。
    タイトルの意味がよくよくわかり、読めば読むほど不愉快になっていく。
    これほど憎いと感じた犯人はそういないかもしれない。

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    2019年03月01日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    最初、あんなクズ野郎だと思ってなかったからそんな展開になると思ってなかった。心の声が面白いのとキャラ立ちしてるので、読みやすい。八郎兵衛も以外といいキャラだ。こんな感じのブラックコメディ?また読みたい。

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    2019年02月28日
  • 神様の贈り物

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    ネタバレ

    2019/1/22
    かっこいいアウトローが天下一品ですね。
    殺し屋なんて嫌よ。基本的には。
    でもチャンスは好きになってしまう。
    目覚めてからも人を殺しているのに。
    チャンスは上手に不快じゃないヤクザを殺さずに逃げたでしょう。
    ヨモギダの仇も討ったでしょう。
    それからはどうしたんだろうね。
    こんなに人から愛されるのに生きる未来が想像できないけど。
    ヨモギダも力があるならブラックジャックみたいなの探してきて手術受けさせてあげればよかったのに。とそっち側にいない私は思う。
    にっちもさっちもいかなくなってから心をプレゼントされてもこれからどうすればいいのかわからないよ。

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    2019年02月03日
  • デッドボール

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    木内さんの漫画は全部読んでる!小説も、まるで漫画のようにスピーディーで分かりやすい。だから読んでいて映像が頭に思い浮かんじゃうんだよね。今作もドタバタで面白かった!!

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    2019年01月20日
  • 藁の楯

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    映画の方がよかった。^^
    キャラクターに対する細かい演出やセリフの追加、原作から上手く掘り下げられている。

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    2019年01月04日
  • 水の中の犬

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    ネタバレ

    2018/12/17
    映画アウト&アウトの情報を見て思い出したので木内さん再び。
    アウト&アウトの前の話で主人公は死んだという情報を知ってしまっていたのですぐには読めなかったの。
    だって悲しいじゃない。
    でもこういうのは先にネタバレして読んだ方が安心。
    予防線を張りながら読んでもすごくおもしろかった。
    木島が死んだのは悲しかった。予想してなかったので。
    栞が矢能さんのとこに来たいきさつもわかった。
    探偵にお花を供えてるってことは栞は母親の真相を知っているのかな。

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    2018年12月24日
  • 嘘ですけど、なにか?

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    水嶋亜希、三十二歳独身。文芸編集者としてトラブル処理に飛び回る日々。仕事を頑張ったご褒美のように、ある日高スペックのエリート官僚と偶然出会い恋が始まる予感が。だが新幹線爆破テロ事件が発生すると、明らかに彼の態度が怪しくなっていく―私、騙されてる?痛快でドラマティックな反撃が始まる!

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    2019年10月10日
  • 水の中の犬

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    ネタバレ

    なんちゅう痛そうな始まりか・・・と思ったら終わりはかなりしょんぼりしてしまった。確かにこの探偵さんはとても落ち着いていて、でも人間味もあって、読んでいるだけで興味深い人。どんな修羅場をかいくぐれば命の残り時間を告げられて尚誰かのために動こうと思えるんだろう。想像以上に人が死ぬし、描写も血なまぐさいけれど、続きが楽しみです。探偵さんの名前が最後まで分からなかったのが心残りです・・・。

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    2018年11月19日
  • 藁の楯

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    後書きを読んで驚いたのは昔見たことのある漫画の作者がこの本を書いたこと。
    漫画は「見た」ことがある程度。いや、どちらかと言うと好きではなかったから購入
    した雑誌でも読み飛ばしていた。
    だから先にこの事実を知っていたら買わなかっただろう。
    後書きを後に読んで良かった。

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    2018年11月11日
  • アウト&アウト

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    祝映画化!遠藤憲一さん、期待してます!

    ずいぶん前に読んだのに、今だにストーリー覚えてるし、それだけ面白かった!ドンドン本筋から外れていくのに、なんか最後にスッキリ!
    大好きな小説です。

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    2018年10月04日
  • 不愉快犯

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    じっくりというよりもテンポよくキャッチーな文章だなと思ったら元々漫画家なのか。そして、一事不再理のことをずっと一事不再審だと勘違いしてたことが判明。初心者でも読めるし濃さもある、幅広い作品。

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    2018年08月09日
  • アウト&アウト

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    ネタバレ

    2018/7/18
    反社会的な人々のお話は自分の中の遵法精神というかそういうものが邪魔をして楽しめなかったりもするのだけど、これはそんなことなかった。
    めちゃくちゃな矢能さんに筋が通っているから。
    栞が大事。数馬に同情。一番の悪者鶴丸はキッチリ嵌めた。
    なんてデキる男。
    かっこいい。

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    2018年07月22日
  • 神様の贈り物

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    無表情で無反応。全てに無関心な殺し屋チャンスは、バスジャック事件に遭遇し一躍ヒーローになった。だが恩人に頭を撃ち抜かれ、死の淵から奇跡的に甦った彼の目に映る世界は、劇的に変化していた。「水は美味しく花は美しい」。脳の障害を取り除かれ「心」を手に入れたチャンスは自分の過去と対峙していく。

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    2018年06月25日