綾里けいしのレビュー一覧
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ネタバレなんという不快さ。エンディングで見せた小田桐の行動にはマジで言葉が出なかった。まあほとんど予想どおりの行動なんだが実際にやられるとなんとも言えない気分。
それまではよかったんだよ。匂ってくるような屍肉溢れる風景描写とか。ばっくり裂けた手首から噴き出る血も涼しげだし。彼女の母親の腹から顔を出す人形の顔もいい表情してそうで・・・。
ほんと、狐の気持ちがよくわかった。早く(俺を)殺せっ、殺してくれって、小田桐の野郎に叫びたくなった。何様なんだこいつはっ。偽善ならまだマシなんだがそうじゃないところが不快すぎる。
とまあ、いい感じの空気を作りつつシリーズは続いております。一応狐の話は今回で終わりだそうで、なんとか頑張ってまた新しい強力なキャラを登場させて欲しいね。そうじゃないと、次回インターバルという作品の次くらいで終わってしまいそう。こういう作品がなくなってしまうのは寂しい。 -
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てっきりあってもなくてもいいレベルのサイドストーリーかと舐めてたら・・・、必読でしょう、これは。4巻でひとつの幕を下ろしたタイミングだから書けたのでしょうけど、狐に関しては、この話を読んでピースがほぼ埋まったような感じがしました。書き下ろしらしいのでこの本でしか読めません。
雄介の話も非常によかった。彼の壊れたところに変わりはないのに、彼らしいアプローチというか他人との距離を保ち、こういうストーリーが展開されたのは少々驚きに値します。作者もそのつもりがあるようなので是非続編というかスピンオフ作品をつくって欲しい。
1話目の話が一番重いと作者は語ってましたが、まあ否定するほどでもないですが、なんかすぅーと入ってしまいましたね。重いことは重いんですが、このシリーズを気に入っている人なら、やはりおもしろいという言葉が合う内容だったんじゃないでしょうか。
ある意味、芝居がかったような語りやキャラクタの所作は好き嫌いあるところかもしれませんが、改めて今一番気に入っている作品のひとつだなと再認識しました。悪趣味と言われそうですけど。 -
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猟奇的行為が日常のように起こり、主人公の小田桐は外からも内面から責められ、狂う手前で踏ん張っている。ヒロインの繭墨あざかはデレることもなく、ただただ冷静で非情。この点にブレがないことはこの作品の生命線だと思うが今回も安心して読むことができた。1巻以来、対峙することになった、あさととのクライマックスを迎えた。4巻ともなると私自身かなり醜悪な雰囲気になれてしまい、やや様式美的な空気に緊張感が薄れてきていたが、大半を小田桐だけに行動させた今回の演出は良かったと思う。3巻まで読んできた人ならこの巻は必読だろう。
なお、この後、短篇集が出て、次回本編では大きく舞台を変えるようである。ラノベでのホラー系は私自身読んでる数が少なく、どのくらいのレベルにあるのかは明言できないが、物語の中の世界を末端まで描き切るほどに続くことを期待している。 -
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ネタバレ聖凜女学園。この学校には複数の禁忌。
辻羽澪。編入して1カ月。
禁忌その1、上級生の不興を招いてはいけない。
禁忌その2、学園の噂を語ってはいけない。
禁忌その3、猫ノ目ゆうかに関わってはならない。
猫ノ目ゆうかは死んでいるから。
→なんか、アナザーみたくなってきたな。
蝶矢先輩、怪異と共に窓の外を落下。
→キャラの絵は上手くいいと思っていたが、怪異がスクリームみたいな感じのお化けでちょっと世界観が崩れてる。。
辻羽澪、猫ノ目ゆうかに押され、蝶矢先輩のように落とされる。
辻羽澪、保健室で目覚め。
演劇部は過酷で過去に何名か自殺者を出している。
人々の視線を憑依者に集めることで対象をストアにする。蝶矢の周りの人たちにも怪異は見えていたが、みんなめをそらしてきた。
辻羽澪は、蝶矢先輩が落ちたとき一度見て、怨霊は辻羽澪に移ったが、猫ノ目ゆうかに落下させられたことで、また蝶矢先輩に怨霊は移った。
蝶矢先輩は重症だが生きている。
この学園では怪異と生者が共存。
猫ノ目ゆうかは死者、怪異と生者の間に立つ者、混迷期の調達者。
→なにその厨二病。。
深夜0時、図書室に出現する本。そこには学園の生徒の求めるすべての情報が書いてある。
学園の怪談その1
0時丁度に異界と繋がる図書室。
長嶺先輩、妹が異界へ行ってしまった。
他の餌が増えれば、妹が食べられる確率が下がる。
澪、猫ノ目の手伝いをすることに。
混迷期、人と怪異の境界が曖昧になっている期間。
3年前、クラス一つが犠牲になった。それでも被害は少なく済んだほうり当時の調停者、猫ノ目れいかのおかげで。ゆうかの双子の妹。
ネバーモア。
悪魔の召喚。
願い。澪、猫ノ目先輩を助けて。
→色々と見たことあるような設定だらけな気もしないでもないし、、厨二病だが、、キャラが悪くないので見れる。 -
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ネタバレラノベもしくはキャラクター文庫にありそうな表紙とタイトルだな、と思いながら読み始めましたが、読み終えてなるほどこれは文芸だと思いました。
眠るという当たり前の行為ができない恐ろしさ。そして自分はいつから眠れていないのか、なぜこんなに眠れずに日々を過ごせているのかもわからない。纏わりつく不気味さにゾッとしました。
そんな悩みを解決すべく、夢食み探偵に会い行き始まった地獄めぐり。しかしその地獄めぐり自体がすでに夢であると気づいた時、やられた…!と思いました。この作品が元の世界は現実的な設定であるとすれば、明らかに異常な老婆の死体、よそで扱いきれない患者を隔離している病院あたりでおかしいと気づけたはずなのに、読んでいる私もいつのまにか夢に食われてしまった。そうして夢から醒める日が来る。
真宵は夢に囚われている間、現実世界では行方不明になっている。真宵を待っている壊夜もだ。地獄に囚われているからということでしょうか?地獄と現実では時の流れが違うから、肉体が保てない?真宵の感覚ではが打ち合わせから第五夜を迎えるまでに、64ヶ月(違ったらすみません)が経っているので1夜で1年?しかし浜下の発言とは辻褄が合わない。壊夜は地獄で100夜過ごしたから、出てくることができた…?時系列表がほしい…!と気になってしまいました。 -
Posted by ブクログ
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ライトノベルとは思えない幻想小説で圧倒された。
小説家の主人公浅岸真宵が眠れなくなった理由を探して、起きているのか眠っているのか分からない世界を行きつ戻りつする。
小説のなかの出来事なのか、それとも現実なのか分からなくなる。
不条理でねっとりとした覚醒できない悪夢の世界が五夜展開される。
短くない各章に『死』のような匂いが散りばめられて世界ってこんなふうに専業作家で特に誰かと関わらなくてもいい職業だとしても辛くて生きている意味みたいなものをずーっと探さないといけないのかとちょっと絶望してしまう気がした。
もうひとりの主人公、探偵のうつつは作家の表裏一体のものなのかどうかとか考えるところ。
不条理に取り込まれそうな筆力高い作品だった。