B.A.D. 11 繭墨は紅い花を散らす

B.A.D. 11 繭墨は紅い花を散らす

ラノベ
682円 (税込)

3pt

3.5

「繭墨あざかは、必ず殺される運命にあるんだよ」その言葉の意味に改めて気づく。未来を見る御影粒良【みかげつぶら】は繭墨と自らの死を予言した。だが、運命は自分の手で変えられなければおかしい。粒良は死の条件を覆すため協力を求めてきたのだ。ふたりの死を回避するには粒良の左眼を潰さねばならない。そのため僕らは、自らの肉を食事としてふるまう代わりに、自殺を求める少女の宴に参加するのだが……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第11弾!

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B.A.D. の一覧

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる
    704円 (税込)
    「小田桐君。理由なく人を殺せるぐらいでないと、狂っているうちには入らないさ」チョコレート片手に、彼女は僕に告げた。傲慢で冷酷で我が儘な偏食家。そして紅い唐傘を手にゴシックロリータを纏い、僕の絶望に突き放した微笑を浮かべる14歳の異能の少女、繭墨あざか。けど、あの満開の桜の下、彼女は言った。僕の傍にいてくれると──。第11回えんため大賞優秀賞。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー!
  • B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない
    660円 (税込)
    「まぁ、どちらにしろ、退屈な話だけどね。ボク好みの要素なんて欠片もないよ」欠伸をしながら黒いゴシックロリータを纏った少女・繭墨あざかは言った。”動く落書き”の犯人を捕まえる。いつも通りの馬鹿げた事件は、僕と繭墨を異能の一族・水無瀬家の誇りと絶望と裏切りの渦中に巻き込んでいく。自らの矜持のため、人の命を踏みにじる彼らに僕は怒りを覚えるが--。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、大反響の第2弾!!
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている
    682円 (税込)
    「善悪の判断のある者に頼みたまえ。ボクみたいな人間は役に立たないよ」繭墨あざかは知人からの頼みを断わった。『人魚』に関する悪趣味な"娯楽"に飽きたのだ。だが、あるおとぎ話を読んだ彼女は一転、依頼を受けると言い出した。その微笑みは不吉な兆しにしか思えない。それでも、僕はもう馬鹿げた怪異による犠牲者を出したくなかった。たとえこの手が届かないものであったとしても--。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第3弾!
  • B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない
    682円 (税込)
    「それじゃあ、行こうか--小田桐君」いつものように紅い唐傘の陰で繭墨あざかは囁いた。白雪があさとに捕まった。無力な僕ができることは少なく、結局はこの異能の少女に助けを求めるしか術がない。だが、あさとへの手がかりを掴み、事務所に戻った僕が目にしたのは、引き千切られた繭墨あざかの姿だった。無惨な光景を前に、僕はようやく決意する。狐を殺そう、と--。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー。因縁と対峙する第4巻!
  • B.A.D. 5 繭墨は猫の狂言を笑う
    704円 (税込)
    「忌ま忌ましい」燃えさかる炎を前に繭墨あざかは囁いた。麗泉女学園生徒の自殺に端を発した、奇怪な紅い花にまつわる一連の事件。その裏に見えるのは、異界へ置いてきたはずの繭墨あさとの影だった。そして学園で出会った、猫の仮面に黒いマントを纏った少女、神宮ゆうり。少女は芝居じみた仕種と、あさととよく似た歪んだ笑みで僕たちに告げる。「--猫は狐の使者だ」と……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第5弾!
  • B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る
    660円 (税込)
    「なぜ眼球を抉るんだろうね?」平穏な日々を嘲笑うかのように繭墨あざかは問いかける。近隣を騒がす"目潰し魔"。そいつに眼球を狙われていると、チョコレートを齧りながら優美に語る。まるで危機感のない繭墨を急かし、事務所から避難させようとした矢先、傘を掲げたヤツが現われた。その紅く濡れた傘が僕の頬を掠めた瞬間、鋭い痛みが眼孔を貫き--僕の視界は血に染まり消失した。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第6弾!
  • B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない
    660円 (税込)
    「どうせ、退屈だ。暇潰しにはなるだろうさ」そう言い繭墨あざかは依頼を受けた。弟の死の真相を知りたいと依頼人は語った。さらには弟の恋人が、彼の髑髏をもって逃げたという。同じ日、僕は事務所内に隠れていた少女を発見する。みすぼらしい格好で繭墨のチョコレートを食い散らかした幼い少女は、僕に無邪気な笑顔をむけてきた。その腕に、乾いた髑髏を抱きしめながら--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第7弾!
  • B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない
    660円 (税込)
    「二人が殺されたからと言って、ボクに困ることは何もない」繭墨あざかは柔らかく、だが断言する。彼女の言葉は理解できるが、怒りは募る。ヒルガオを失った嵯峨雄介は、唐繰舞姫と繭墨あさとを殺すと言い、失踪した。この復讐を止めなければ、今度こそ彼の心は崩壊するだろう。焦りと後悔に苛まれる僕に、繭墨が告げたのは、あさとが座敷牢から抜け出したという最悪な事態の訪れだった--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第8弾!
  • B.A.D. 9 繭墨は人間の慟哭をただ眺める
    660円 (税込)
    「嘆こうが悔やもうが、それが君という人間だよ」チョコレートを齧りながら繭墨あざかは言う。唐繰舞姫の足を奪い、復讐を果たした嵯峨雄介は失踪した。久々津は雄介を殺し、自身の死をもって主を守れなかった償いをするという。この憎悪の連鎖を止めなければいけない。彼が死ねば僕は一生後悔する。久々津の拷問から逃れた僕は、駆けつけた白雪の助けによって雄介の行方をつきとめるが--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第9弾!
  • B.A.D. 10 繭墨は夢と現の境にたたずむ
    682円 (税込)
    「胡蝶の夢」それが繭墨からのメールだった。繭墨霊能探偵事務所にはまたも退屈が満ちている。そして繭墨の限界を見計らうように依頼人は訪れた。『友人宅の水槽に人間の手が沈んでいた』『夜に土を掘る音がして眠れない』。しごく退屈な依頼を繭墨はひき受け、僕も事件が少しでも真っ当な結末になるよう走り回る。それはいつもの日常だったはずなのに--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、繭墨あざかの運命に迫る最終編、開幕!
  • B.A.D. 11 繭墨は紅い花を散らす
    682円 (税込)
    「繭墨あざかは、必ず殺される運命にあるんだよ」その言葉の意味に改めて気づく。未来を見る御影粒良【みかげつぶら】は繭墨と自らの死を予言した。だが、運命は自分の手で変えられなければおかしい。粒良は死の条件を覆すため協力を求めてきたのだ。ふたりの死を回避するには粒良の左眼を潰さねばならない。そのため僕らは、自らの肉を食事としてふるまう代わりに、自殺を求める少女の宴に参加するのだが……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第11弾!
  • B.A.D. 12 繭墨は自らの運命に微笑む
    704円 (税込)
    「小田桐君、何故、内臓は落下するんだと思う?」再び内臓落下事件が起きた。いつかどこかで見た怪異を、繭墨は紅い女の罠だと言い、反撃の切っ掛けになるかもしれないと涼やかに笑った。最近の繭墨はなんだかいつもの彼女らしくない。人の死を嗤い、不幸を悦び、惨劇を望む最低で最悪な少女。それでも僕は彼女の力がなければ生きられず、だからこそ救わねばならないはずだったのに……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第12弾。
  • B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる
    682円 (税込)
    「諦められませんよ、繭さんを」繭墨あざかは異界に沈んだだけだ。だが、早く迎えに行かなければ、彼女は本当に死んでしまうだろう。再び異界にゆく手段を探す僕の前に、繭墨分家の長・定下が現れた。あざかを紅い女に捧げたままにしたい彼に"あさとと共に繭墨家の新たな呪いを解く"ことを協力の代償として求められた。そして再び訪れた繭墨本家で僕は決定的な間違いを犯してしまい――。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー完結。

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B.A.D. 11 繭墨は紅い花を散らす のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    動けるようになって最初にした事が夢の中で関わった人達に救いの余地を授ける行為である点はもう本当に小田桐って感じ
    しかも、その最中の自分は激痛に苛まれ続けているとか、どういう精神性をしているんだ……
    それでも小田桐は人と関わる事も生き足掻く事も辞めないのだから、ここまで来ると身勝手な彼の生き方も主義思想のレベルに達しているのではないかと思えてしまうよ


    夢から脱しつつも紅い女の影響からは完全に脱せられない小田桐達がまず行うのはあざかの死に繋がりそうな予言の妨害
    その為にカニバリズムと集団自殺がコラボレーションした宴に参加するなんて本作の展開はどうかしてる…。
    ただ、小田桐が連想したように主催者である戸羽は紅い女に通じる要素がある少女だったね。その意味では彼女とどう関わるかという点は紅い女と対峙する上で参考と成り得たのだろうけど、小田桐は彼女の理解を得られなかった。喰われる人間の悲哀を理解できない矮小な人間と突き放される

    あの結末は戸羽が小田桐に気を遣ったとも言えるし、小田桐と己は生きる世界が全く違うのだと思い知った形とも言えるのかもしれない


    Episode2は生きる世界が全く異なる筈だった者達がわちゃわちゃするコメディ回だったね
    小田桐の住まいを中心に皆が集まってくるのはいつも通りの展開ながら、そこにあさとまで加わるのは何とも珍しい
    てか、忘れがちだけど、あさとって綾から見れば主と言える存在だったんだっけ

    元友人である小田桐からしても、元部下である綾からしても今のあさとは何を望んでいるか見えてこない。彼がしているのは小さな嫌がらせのような憎まれ口ばかり
    誰もが生きる世界が異なる彼との関わり方に迷う。それだけに七海が本作らしからぬ正論を以てあさとをぶん殴ってみせたシーンは本当に良かったなぁ
    七海って怪異方面には関わりない人物だけど、とびきりに怪しい綾や小田桐を受け容れている辺り、この世ならざる者が存在している事も察しているのだろう。その上で平穏な日常のシンボルとして小田桐や綾の近くにいて、日常に踏み込んできたあさとの言葉を振り切ってみせたのは彼女らしかった

    それだけに彼女が傍に居る時に世界が一変してしまうなんて信じられない展開では有ったけど。あれはまるで小田桐達に許されていた穏やかな日々が終わると示すかのようだったよ…


    夢の中で関わった人達と関わり直す行為は小田桐らしいと先述したけれど、もう一つ小田桐らしい点は小鳥に関して。彼女から言及されたように、一旦関わりが終わってしまえば相手の事を綺麗さっぱり意識から外してしまう小田桐は夢で関わるまで小鳥の事を忘れていた
    我妻や結奈には関わる事で救いを授けられた。なら関わらなかった小鳥が地獄に落とされていたのは当然かもしれず
    その意味では彼女が小田桐に向ける怒りには正当性がある。勿論、彼女が小田桐以外には救えなかったとかそういう意味ではないけれど、中途半端に関わるだけ関わって彼女を非難する小田桐に小鳥が侮蔑を向けるのは仕方ない

    そして、その点が仕方ないなら彼女によって引き起こされる新たな悲劇も仕方ないのかもしれない
    小田桐が人殺しの罪意識を背負ってしまうのも、街が紅に包まれるのも、悲劇を逃れた筈の御影が苗床となってしまうのも…

    それにしても小鳥をトリガーにして引き起こされる悲劇の中で見えてくるのは紅い女による底なしの悪意は嫌悪感を抱かずに居られないものだったね
    御影も小鳥も当人の望みを利用して、すり替える事で紅い女の望みが叶うように誘導した。そこで人間性は無視されているね。まるで全てが下らない玩具であるかのように扱われる
    小田桐がかつて無い覚悟を覚えるのも当然であり、意識的に雨香を使って人を喰うのも止むなしと表現する他ない
    けれど、その過程で小田桐が失わなければならなかったものはあまりに大きかった……


    友人のように共に過ごしてきた綾は消え、本来は失った筈の腕は再び繋がり、あざか死亡に関する予言の半分が成就し、そして雨香は危険視せざるを得ない程に成長した
    終わりの物語がより終わりに近づいてきた、そのように感じられるよ

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    小田桐と繭墨は、未来を見ることのできる眼球の持ち主である御影粒良(みかげ・つぶら)という女性の依頼を受けて、自殺志願者たちが集う孤島の洋館へと出かけることになります。そこでは、夕闇戸羽(ゆうやみ・とわ)という少女の主宰する醜悪な晩餐会が開催されていました。ここに呼び集められた自殺志願者たちは、晩餐会で一人ずつ戸羽の肉を食うことになっていたのです。小田桐は、そんな異常者たちの集う会場を歩き回り、やがて戸羽の本当の狙いと、彼らをこの場所に呼び出した粒良の目的を知ることになります。

    グロい事件が一件落着した後は、一転してコミカルな事件が小田桐たちの身に降りかかります。白雪の従者である水無瀬幸仁が暴走し、筆によって「神」を次々と生み出していくのです。あさとたちをも巻き込んでの大騒動が解決した後は、「紅い女」の意を受けた小鳥が、繭墨たちをおぞましい晩餐会のおこなわれた孤島へと招待し、やがて異界への扉が開かれていきます。そしてそれに伴い、肉体崩壊の危機に直面した綾が、重大な決断を下すことになります。

    残すところ2巻となりましたが、この巻の綾のように、ここからサブキャラクターたちが悲劇に見舞われていくことになるのでしょうか。

    0
    2016年07月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     依然、紅い女は繭墨あざかを狙い小鳥を媒介に現世に働きかける。繭墨家の分家が繭墨あざかを殺そうとした際、小田桐さんは繭墨あざかが死ぬ事を望まなかった。それは1巻の時とは違い、長く一緒にいて繭墨あざかとの間にある種の絆が生まれたからではないかと思います。

     また、今巻では白木綾が人の姿を保てなくなりました。繭墨あさとに再び人とは違う事を突きつけられ、人の姿を保てなくなりながらも彼女が七海さんや小田桐さんと共にありたいと思い続けた事が尊く感じます。それだけに小田桐さんの為に行動し続けた彼女の最期は胸を打つものがありました。

     そろそろ終わりも見えてきましたが、続巻も楽しみにしています。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    紅い女が見せていた夢から覚めた小田桐、夢の中の事件を現実で解決し、一段落ついたと思っていたら繭墨に未来が見える異能者御影粒良が連絡して来た、彼女は繭墨と自身の死を見ていた。
    紅い女との夢の中が終わって少し関係ない話が入るかと思ったら、御影の未来視からの繭墨死亡の可能性。深刻な話になると思ったら、まさかの神の大量発生の話があったりと天上と底辺どちらとも突き抜けていて、小田桐同様こちらも振り回されている。まあ全体的にはシリアスな話で紅い女が小鳥を使って自分の望みを叶えようとしているが、まあ小鳥が馬鹿な道化師であきれる印象はあった。一方で綾の優しさと一途さが切なかった。

    0
    2021年11月26日

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