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「どうせ、退屈だ。暇潰しにはなるだろうさ」そう言い繭墨あざかは依頼を受けた。弟の死の真相を知りたいと依頼人は語った。さらには弟の恋人が、彼の髑髏をもって逃げたという。同じ日、僕は事務所内に隠れていた少女を発見する。みすぼらしい格好で繭墨のチョコレートを食い散らかした幼い少女は、僕に無邪気な笑顔をむけてきた。その腕に、乾いた髑髏を抱きしめながら--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第7弾!
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Posted by ブクログ
久しぶりにB.A.Dシリーズを読んだ。 ユースケ好きだな。 読み終わった後の虚無感も心地良い。
繭墨の元に来た依頼は弟の死の真相を知りたいと言う女性。そして、弟の恋人だった少女は彼の髑髏を持って逃げた。依頼を受けたと同時に繭墨の部屋にはその少女が忍び込んでいた。 新しい登場人物・唐操舞姫、懐かしい人物・久々津が登場し、繭墨家では狐が目覚める。1つの依頼から謎が始まって、次々と謎が絡まり繋がる。...続きを読む新しい異能者の舞姫がキーパーソンだが、繭墨が嫌がるくらいの曲者で厄介だ。目的達成のためなら何でも利用し、犠牲し、笑顔でそれの何が悪いというのが怖い。今回は全ての登場人物が彼女のわがままに振り回された印象を受けた。
繭墨霊能探偵事務所に、一人の女性がやってきます。彼女の願いは、死んだ弟の髑髏を持っている少女を見つけ出して欲しいというものでしたが、事情を明かすことに戸惑いを覚えた彼女は、けっきょくあざかたちに依頼することなく、事務所を出ていきます。ところが、その女性が探していた少女が、あざかたちのもとに現われます...続きを読む。彼女は、異能者の家系に生まれながら、身柄を売り渡されてしまったのでした。けっきょく、雄介がその少女を引き取ることになり、彼は少女に「ユウガオ」という名を与えます。 その後、幸仁の生み出した「神」が増殖してしまい、その対応に小田桐たちが振り回されるという事件を挿んで、人形使いの異能者でユウガオの実姉である唐繰舞姫(からくり・まいひめ)の関わった事件に巻き込まれることになります。今回、あざかのもとに仕事を持ち込んだ菱神昭(ひしがみ・あきら)は、自分とそっくりの人形の制作を舞姫に依頼した人物でした。 さらにその事件の背後で、ユウガオがあさとのもとを訪れて自分の過去を知り、みずから死を選ぶことになります。ユウガオの死を知った雄介は、あさとと舞姫に復讐するため、バットを持って街へと飛び出します。 「神」を捕獲するエピソードはややコミカルな作風ですが、メインのストーリーはややシリアスな方向に話を振っています。とくに菱神の事件はスリリングでした。
ヒルガオの正体や人形の屋敷のカラクリの裏にあるものは大体予想がついた。つらいなあ。続きが気になるー。
今回から雄介にスポットを当てた話になるらしい。 あさとメインの話と比べるとグロ控えめだが、相変わらず狂った人間のオンパレードで気分悪くなる(このシリーズでは褒め言葉) そして、小田桐の内面の成長しないっぷりは他のラノベの追随を許さない。永遠のウザキャラ?永遠のヘタレ?これも読んでて不愉快になる。だが...続きを読む、それがいい。 雄介がまっとうな人間として歩み始めようとするのだが・・・やっぱりいつものB.A.D.だった。 新キャラも素晴らしき狂人達で読んでてどんどん欝ってくる。(このシリーズではry) ちなみに、今回またあのお方が登場します。お楽しみに。
あさとは変わらず目覚めず仮初の平穏が続くかに見えた小田桐の日常。けれど、彼があざかの傍に居る以上は平穏に浸り続けるなんて不可能なわけで StoryⅠの事件は通常通りの怪異が起きつつも、別の異変が向こうから侵入してくる形となっているね このエピソード、依頼人が持ち込んだ異変は確かに恐ろしさを備えていた...続きを読むものの、それ以上にあざかの部屋に潜り込んだヒルガオの存在が奇異に映ってしまう。あの家を訪れる者は依頼人か知人ばかりだったから 依頼人である岬が探していた少女が都合よくあざかの家に潜り込むなんて不可解にも程が有る。まるでその状況は誰かがシナリオを描いたかのよう ヒルガオという異物が紛れ込みながら何事も無かったかのように進行する舞台。それはまるであざか達が見えない何かに縛られているかのよう。そう考えると、岬の弟は他者を縛り付ける事に失敗した人間か 彼は金で買い付け自由を奪った少女達の首を括って楽しんでいた。なのに、自由を失った筈の相手に祟られて首を吊る羽目になった このエピソードから見えるのは他者の支配なんてそう安易に出来る事ではないし、しても良い話にはならないという点 ならば小田桐とて他者を支配できない。その象徴と言えるのがあさとの復活であり、以前と違いすぎる彼の姿か 別に彼に反省や後悔をして欲しかった訳では無いだろうけど、他方で抜け殻のようになった彼を見たかった訳でも無いだろうね 自覚不可能な矛盾欲が駆け巡る小田桐の脳内は自身で制御できない領域。そこへ更にあさとを物のように欲しがる人間が現れれば、彼の不納得はより増す そのように小田桐ではどうにも出来ない展開が続いた後で別の制御不可能な代物が飛び出す構成は妙な感じに容赦ないなぁ(笑) 本作において数少ないコメディリリーフとして君臨する『神』はそれこそ誰の支配も受け付けない存在。だからか、あざかだけでなくあさとですらビクつかせてしまう こうした制御不可能な状況があさとの意外な一面を表出させるのは何とも愉快な展開 あさとは変わらず小田桐の支配できない相手かもしれない。けれど、あさとだって支配不可能な相手がいる。それは少なからず小田桐の中にあるあさとへの認識を変えさせるものとなったのだろうね StoryⅣは支配者が誰かを誤認させるような話だったね 死者をモチーフにした人形と住む菱神はその芸術により死をも支配しているように見える。けれど、彼は本物の死者とは話せないし、死者を模した人形が壊れるだけで錯乱してしまう また、彼は館の主人であるようで居て、主人は別にもう一人居る構図も混乱に拍車をかける。その上で菱神はどちらが本物の支配者かを忘れていたのだから厄介極まりない 人はせめて己自身の支配者で在りたいものだけど、菱神は安易に己をコピーしたが為に己の制御権を失ってしまった それは支配からの脱却を行う上では決して手を出してはならない領域が有る事を示唆しているかのよう だとしたら、ヒルガオが狐に願ってしまったものは不相応な願いだったのだろうね ヒルガオは雄介の、ユースケのヒルガオになる為に失った領域を取り戻そうとした。でも、失った事には理由があって、そんな制御不可能な願いに手を伸ばすべきではなくて 雄介はヒルガオを大事にしていた筈だった。なのに、かつての家族を喪った瞬間を再現するかのような光景。狂気という不自由によって己をどうにか保っていた彼が堕ちた絶望は計り知れないね……
あれが目覚めた、という連絡をもらったけれど 実は結構前から目覚めていた、らしい。 またしても連続短編のようになっています。 が、最期まで読めば、すべて繋がっている状態。 とりあえず、にっこり笑顔で柔らかい話し方をする人は 警戒してるのが一番かと思われます。 1巻に出ていた、自称『犬』も再登場。 ...続きを読む確かに、本人がそこに満足しているなら それはそれで幸せかと。 そこから抜け出そうと、他を知りたいと思ったら それが幸せかどうかは…分かりませんし。 けれど、その存在だけで幸せになる人、もいるわけで。 再び手に入れられた幸せを壊されて場合 人間は、どこまで壊れるのでしょう? 今回の中で、これはギャグですか? と思ってしまう 忘れてしまった…生き物? の行く末。 異能の人達があれを嫌っているのか、この2名だけが 嫌っているのか。 変な生き物、とは思いますが。
今巻、初登場となるヒルガオ。雄介のかつての平穏を思い出させるかの如く、まるで狐の去った後の平和な日常の象徴の様な印象でした。だからこそ、穏やかな日常なんて無いとでも示すかの如く、儚く散ってしまい、この作品における日常が薄氷の上にしか無いのだと改めて突きつけられた気がします。
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