B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない

B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない

ラノベ
660円 (税込)

3pt

3.9

「どうせ、退屈だ。暇潰しにはなるだろうさ」そう言い繭墨あざかは依頼を受けた。弟の死の真相を知りたいと依頼人は語った。さらには弟の恋人が、彼の髑髏をもって逃げたという。同じ日、僕は事務所内に隠れていた少女を発見する。みすぼらしい格好で繭墨のチョコレートを食い散らかした幼い少女は、僕に無邪気な笑顔をむけてきた。その腕に、乾いた髑髏を抱きしめながら--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第7弾!

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B.A.D. の一覧

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる
    704円 (税込)
    「小田桐君。理由なく人を殺せるぐらいでないと、狂っているうちには入らないさ」チョコレート片手に、彼女は僕に告げた。傲慢で冷酷で我が儘な偏食家。そして紅い唐傘を手にゴシックロリータを纏い、僕の絶望に突き放した微笑を浮かべる14歳の異能の少女、繭墨あざか。けど、あの満開の桜の下、彼女は言った。僕の傍にいてくれると──。第11回えんため大賞優秀賞。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー!
  • B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない
    660円 (税込)
    「まぁ、どちらにしろ、退屈な話だけどね。ボク好みの要素なんて欠片もないよ」欠伸をしながら黒いゴシックロリータを纏った少女・繭墨あざかは言った。”動く落書き”の犯人を捕まえる。いつも通りの馬鹿げた事件は、僕と繭墨を異能の一族・水無瀬家の誇りと絶望と裏切りの渦中に巻き込んでいく。自らの矜持のため、人の命を踏みにじる彼らに僕は怒りを覚えるが--。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、大反響の第2弾!!
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている
    682円 (税込)
    「善悪の判断のある者に頼みたまえ。ボクみたいな人間は役に立たないよ」繭墨あざかは知人からの頼みを断わった。『人魚』に関する悪趣味な"娯楽"に飽きたのだ。だが、あるおとぎ話を読んだ彼女は一転、依頼を受けると言い出した。その微笑みは不吉な兆しにしか思えない。それでも、僕はもう馬鹿げた怪異による犠牲者を出したくなかった。たとえこの手が届かないものであったとしても--。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第3弾!
  • B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない
    682円 (税込)
    「それじゃあ、行こうか--小田桐君」いつものように紅い唐傘の陰で繭墨あざかは囁いた。白雪があさとに捕まった。無力な僕ができることは少なく、結局はこの異能の少女に助けを求めるしか術がない。だが、あさとへの手がかりを掴み、事務所に戻った僕が目にしたのは、引き千切られた繭墨あざかの姿だった。無惨な光景を前に、僕はようやく決意する。狐を殺そう、と--。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー。因縁と対峙する第4巻!
  • B.A.D. 5 繭墨は猫の狂言を笑う
    704円 (税込)
    「忌ま忌ましい」燃えさかる炎を前に繭墨あざかは囁いた。麗泉女学園生徒の自殺に端を発した、奇怪な紅い花にまつわる一連の事件。その裏に見えるのは、異界へ置いてきたはずの繭墨あさとの影だった。そして学園で出会った、猫の仮面に黒いマントを纏った少女、神宮ゆうり。少女は芝居じみた仕種と、あさととよく似た歪んだ笑みで僕たちに告げる。「--猫は狐の使者だ」と……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第5弾!
  • B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る
    660円 (税込)
    「なぜ眼球を抉るんだろうね?」平穏な日々を嘲笑うかのように繭墨あざかは問いかける。近隣を騒がす"目潰し魔"。そいつに眼球を狙われていると、チョコレートを齧りながら優美に語る。まるで危機感のない繭墨を急かし、事務所から避難させようとした矢先、傘を掲げたヤツが現われた。その紅く濡れた傘が僕の頬を掠めた瞬間、鋭い痛みが眼孔を貫き--僕の視界は血に染まり消失した。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第6弾!
  • B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない
    660円 (税込)
    「どうせ、退屈だ。暇潰しにはなるだろうさ」そう言い繭墨あざかは依頼を受けた。弟の死の真相を知りたいと依頼人は語った。さらには弟の恋人が、彼の髑髏をもって逃げたという。同じ日、僕は事務所内に隠れていた少女を発見する。みすぼらしい格好で繭墨のチョコレートを食い散らかした幼い少女は、僕に無邪気な笑顔をむけてきた。その腕に、乾いた髑髏を抱きしめながら--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第7弾!
  • B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない
    660円 (税込)
    「二人が殺されたからと言って、ボクに困ることは何もない」繭墨あざかは柔らかく、だが断言する。彼女の言葉は理解できるが、怒りは募る。ヒルガオを失った嵯峨雄介は、唐繰舞姫と繭墨あさとを殺すと言い、失踪した。この復讐を止めなければ、今度こそ彼の心は崩壊するだろう。焦りと後悔に苛まれる僕に、繭墨が告げたのは、あさとが座敷牢から抜け出したという最悪な事態の訪れだった--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第8弾!
  • B.A.D. 9 繭墨は人間の慟哭をただ眺める
    660円 (税込)
    「嘆こうが悔やもうが、それが君という人間だよ」チョコレートを齧りながら繭墨あざかは言う。唐繰舞姫の足を奪い、復讐を果たした嵯峨雄介は失踪した。久々津は雄介を殺し、自身の死をもって主を守れなかった償いをするという。この憎悪の連鎖を止めなければいけない。彼が死ねば僕は一生後悔する。久々津の拷問から逃れた僕は、駆けつけた白雪の助けによって雄介の行方をつきとめるが--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第9弾!
  • B.A.D. 10 繭墨は夢と現の境にたたずむ
    682円 (税込)
    「胡蝶の夢」それが繭墨からのメールだった。繭墨霊能探偵事務所にはまたも退屈が満ちている。そして繭墨の限界を見計らうように依頼人は訪れた。『友人宅の水槽に人間の手が沈んでいた』『夜に土を掘る音がして眠れない』。しごく退屈な依頼を繭墨はひき受け、僕も事件が少しでも真っ当な結末になるよう走り回る。それはいつもの日常だったはずなのに--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、繭墨あざかの運命に迫る最終編、開幕!
  • B.A.D. 11 繭墨は紅い花を散らす
    682円 (税込)
    「繭墨あざかは、必ず殺される運命にあるんだよ」その言葉の意味に改めて気づく。未来を見る御影粒良【みかげつぶら】は繭墨と自らの死を予言した。だが、運命は自分の手で変えられなければおかしい。粒良は死の条件を覆すため協力を求めてきたのだ。ふたりの死を回避するには粒良の左眼を潰さねばならない。そのため僕らは、自らの肉を食事としてふるまう代わりに、自殺を求める少女の宴に参加するのだが……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第11弾!
  • B.A.D. 12 繭墨は自らの運命に微笑む
    704円 (税込)
    「小田桐君、何故、内臓は落下するんだと思う?」再び内臓落下事件が起きた。いつかどこかで見た怪異を、繭墨は紅い女の罠だと言い、反撃の切っ掛けになるかもしれないと涼やかに笑った。最近の繭墨はなんだかいつもの彼女らしくない。人の死を嗤い、不幸を悦び、惨劇を望む最低で最悪な少女。それでも僕は彼女の力がなければ生きられず、だからこそ救わねばならないはずだったのに……。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第12弾。
  • B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる
    682円 (税込)
    「諦められませんよ、繭さんを」繭墨あざかは異界に沈んだだけだ。だが、早く迎えに行かなければ、彼女は本当に死んでしまうだろう。再び異界にゆく手段を探す僕の前に、繭墨分家の長・定下が現れた。あざかを紅い女に捧げたままにしたい彼に"あさとと共に繭墨家の新たな呪いを解く"ことを協力の代償として求められた。そして再び訪れた繭墨本家で僕は決定的な間違いを犯してしまい――。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー完結。

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B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりにB.A.Dシリーズを読んだ。
    ユースケ好きだな。

    読み終わった後の虚無感も心地良い。

    0
    2012年07月20日

    Posted by ブクログ

    繭墨の元に来た依頼は弟の死の真相を知りたいと言う女性。そして、弟の恋人だった少女は彼の髑髏を持って逃げた。依頼を受けたと同時に繭墨の部屋にはその少女が忍び込んでいた。
    新しい登場人物・唐操舞姫、懐かしい人物・久々津が登場し、繭墨家では狐が目覚める。1つの依頼から謎が始まって、次々と謎が絡まり繋がる。新しい異能者の舞姫がキーパーソンだが、繭墨が嫌がるくらいの曲者で厄介だ。目的達成のためなら何でも利用し、犠牲し、笑顔でそれの何が悪いというのが怖い。今回は全ての登場人物が彼女のわがままに振り回された印象を受けた。

    0
    2021年06月23日

    Posted by ブクログ

    繭墨霊能探偵事務所に、一人の女性がやってきます。彼女の願いは、死んだ弟の髑髏を持っている少女を見つけ出して欲しいというものでしたが、事情を明かすことに戸惑いを覚えた彼女は、けっきょくあざかたちに依頼することなく、事務所を出ていきます。ところが、その女性が探していた少女が、あざかたちのもとに現われます。彼女は、異能者の家系に生まれながら、身柄を売り渡されてしまったのでした。けっきょく、雄介がその少女を引き取ることになり、彼は少女に「ユウガオ」という名を与えます。

    その後、幸仁の生み出した「神」が増殖してしまい、その対応に小田桐たちが振り回されるという事件を挿んで、人形使いの異能者でユウガオの実姉である唐繰舞姫(からくり・まいひめ)の関わった事件に巻き込まれることになります。今回、あざかのもとに仕事を持ち込んだ菱神昭(ひしがみ・あきら)は、自分とそっくりの人形の制作を舞姫に依頼した人物でした。

    さらにその事件の背後で、ユウガオがあさとのもとを訪れて自分の過去を知り、みずから死を選ぶことになります。ユウガオの死を知った雄介は、あさとと舞姫に復讐するため、バットを持って街へと飛び出します。

    「神」を捕獲するエピソードはややコミカルな作風ですが、メインのストーリーはややシリアスな方向に話を振っています。とくに菱神の事件はスリリングでした。

    0
    2014年11月19日

    Posted by ブクログ

    ヒルガオの正体や人形の屋敷のカラクリの裏にあるものは大体予想がついた。つらいなあ。続きが気になるー。

    0
    2013年05月12日

    Posted by ブクログ

    今回から雄介にスポットを当てた話になるらしい。
    あさとメインの話と比べるとグロ控えめだが、相変わらず狂った人間のオンパレードで気分悪くなる(このシリーズでは褒め言葉)
    そして、小田桐の内面の成長しないっぷりは他のラノベの追随を許さない。永遠のウザキャラ?永遠のヘタレ?これも読んでて不愉快になる。だが、それがいい。

    雄介がまっとうな人間として歩み始めようとするのだが・・・やっぱりいつものB.A.D.だった。
    新キャラも素晴らしき狂人達で読んでてどんどん欝ってくる。(このシリーズではry)

    ちなみに、今回またあのお方が登場します。お楽しみに。

    0
    2012年03月16日

    Posted by ブクログ

    あさとは変わらず目覚めず仮初の平穏が続くかに見えた小田桐の日常。けれど、彼があざかの傍に居る以上は平穏に浸り続けるなんて不可能なわけで
    StoryⅠの事件は通常通りの怪異が起きつつも、別の異変が向こうから侵入してくる形となっているね
    このエピソード、依頼人が持ち込んだ異変は確かに恐ろしさを備えていたものの、それ以上にあざかの部屋に潜り込んだヒルガオの存在が奇異に映ってしまう。あの家を訪れる者は依頼人か知人ばかりだったから
    依頼人である岬が探していた少女が都合よくあざかの家に潜り込むなんて不可解にも程が有る。まるでその状況は誰かがシナリオを描いたかのよう

    ヒルガオという異物が紛れ込みながら何事も無かったかのように進行する舞台。それはまるであざか達が見えない何かに縛られているかのよう。そう考えると、岬の弟は他者を縛り付ける事に失敗した人間か
    彼は金で買い付け自由を奪った少女達の首を括って楽しんでいた。なのに、自由を失った筈の相手に祟られて首を吊る羽目になった
    このエピソードから見えるのは他者の支配なんてそう安易に出来る事ではないし、しても良い話にはならないという点

    ならば小田桐とて他者を支配できない。その象徴と言えるのがあさとの復活であり、以前と違いすぎる彼の姿か
    別に彼に反省や後悔をして欲しかった訳では無いだろうけど、他方で抜け殻のようになった彼を見たかった訳でも無いだろうね
    自覚不可能な矛盾欲が駆け巡る小田桐の脳内は自身で制御できない領域。そこへ更にあさとを物のように欲しがる人間が現れれば、彼の不納得はより増す

    そのように小田桐ではどうにも出来ない展開が続いた後で別の制御不可能な代物が飛び出す構成は妙な感じに容赦ないなぁ(笑)
    本作において数少ないコメディリリーフとして君臨する『神』はそれこそ誰の支配も受け付けない存在。だからか、あざかだけでなくあさとですらビクつかせてしまう
    こうした制御不可能な状況があさとの意外な一面を表出させるのは何とも愉快な展開
    あさとは変わらず小田桐の支配できない相手かもしれない。けれど、あさとだって支配不可能な相手がいる。それは少なからず小田桐の中にあるあさとへの認識を変えさせるものとなったのだろうね


    StoryⅣは支配者が誰かを誤認させるような話だったね
    死者をモチーフにした人形と住む菱神はその芸術により死をも支配しているように見える。けれど、彼は本物の死者とは話せないし、死者を模した人形が壊れるだけで錯乱してしまう
    また、彼は館の主人であるようで居て、主人は別にもう一人居る構図も混乱に拍車をかける。その上で菱神はどちらが本物の支配者かを忘れていたのだから厄介極まりない

    人はせめて己自身の支配者で在りたいものだけど、菱神は安易に己をコピーしたが為に己の制御権を失ってしまった
    それは支配からの脱却を行う上では決して手を出してはならない領域が有る事を示唆しているかのよう
    だとしたら、ヒルガオが狐に願ってしまったものは不相応な願いだったのだろうね
    ヒルガオは雄介の、ユースケのヒルガオになる為に失った領域を取り戻そうとした。でも、失った事には理由があって、そんな制御不可能な願いに手を伸ばすべきではなくて

    雄介はヒルガオを大事にしていた筈だった。なのに、かつての家族を喪った瞬間を再現するかのような光景。狂気という不自由によって己をどうにか保っていた彼が堕ちた絶望は計り知れないね……

    0
    2024年12月18日

    Posted by ブクログ

    あれが目覚めた、という連絡をもらったけれど
    実は結構前から目覚めていた、らしい。

    またしても連続短編のようになっています。
    が、最期まで読めば、すべて繋がっている状態。
    とりあえず、にっこり笑顔で柔らかい話し方をする人は
    警戒してるのが一番かと思われます。
    1巻に出ていた、自称『犬』も再登場。

    確かに、本人がそこに満足しているなら
    それはそれで幸せかと。
    そこから抜け出そうと、他を知りたいと思ったら
    それが幸せかどうかは…分かりませんし。
    けれど、その存在だけで幸せになる人、もいるわけで。
    再び手に入れられた幸せを壊されて場合
    人間は、どこまで壊れるのでしょう?

    今回の中で、これはギャグですか? と思ってしまう
    忘れてしまった…生き物? の行く末。
    異能の人達があれを嫌っているのか、この2名だけが
    嫌っているのか。
    変な生き物、とは思いますが。

    0
    2017年08月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     今巻、初登場となるヒルガオ。雄介のかつての平穏を思い出させるかの如く、まるで狐の去った後の平和な日常の象徴の様な印象でした。だからこそ、穏やかな日常なんて無いとでも示すかの如く、儚く散ってしまい、この作品における日常が薄氷の上にしか無いのだと改めて突きつけられた気がします。

    0
    2025年06月28日

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