綾里けいしのレビュー一覧

  • B.A.D. 5 繭墨は猫の狂言を笑う

    Posted by ブクログ

    狐の話エクストラ的なものか。メインは猫。

    相変わらず醜悪過ぎる世界観だが、すっかりこれが病みつきになってる自分がいる。悔しい。
    そんな中で繭墨萌えれるのはこの世界にどっぷりと浸かってる証拠。

    今回は紅い花の怪奇(勿論グロ)とその周りをまわる怪しい猫、そしてちらつく狐の影・・・
    関係者は相変わらずの狂人ぞろいで読んでてゾッとする。
    醜悪の代名詞になりつつある小田桐もその醜さっぷりが顕著になってきたというか、本人、遂に開き直りの境地に入るしね。

    konaさんのイラストが相変わらず美しい。
    308,9ページの見開きイラストが色々衝撃的過ぎて思わず止まってしまった。

    0
    2011年11月19日
  • B.A.D. チョコレートデイズ(2)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幸仁のメールインパクトに笑ってしまった!最後の話は終わった話ではあるけれど、でも小田桐くんにとってのあさとはまだ続いているし、あの子も死んだとも生きてるとも書かれてないけど、生きていて何とか救いがあったりしたらいいなぁ。

    0
    2011年11月14日
  • B.A.D. 5 繭墨は猫の狂言を笑う

    Posted by ブクログ

    前回で狐編は終わったと思ってたけど今回で本当の終わりのようだ。

    なんかこの作品はしっかり時代の流れに乗ってる感じが好きだ。

    全体からみたら微妙な心の持ちようの違いに過ぎないのだろうけど実は大きく変わってしまった部分にうまく対応しているというか。

    脱セカイの別の道って感じ。

    0
    2011年10月06日
  • B.A.D. チョコレートデイズ(1)

    Posted by ブクログ

    グロと独特の雰囲気で魅了してくるB.A.Dシリーズの短編集(というには1編1編が長い気がするけど・・・)。

    WEBで連載されていた小田桐が繭墨あざかを呼ぶようになった話、本編からは全く想像もつかない嵯峨雄介に恋した女子の話の2つに加え、書き下ろしで繭墨あさとが狐となる瞬間の話が入っている。
    B.A.D.シリーズ読んでいる人にはとても大きな影響与えることまちがいなし。

    以下各短編の感想

    『僕が「繭さん」と呼ぶ理由』:話の時系列的にも1巻の前で小田桐のある種のウザさ、腹の子に対する認識とかが前のままなのでせっかく4巻まででよくなってきた流れが完全にないから結構読みにくかった。

    『私が先輩に

    0
    2011年08月19日
  • B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る

    Posted by ブクログ

    小田切くんは今回も負傷しています。毎巻本当に大変ですね。そしていき過ぎた愛がいっぱいです。白雪さんも繭墨さんも七海も女のコはみんな可愛いです。

    0
    2011年08月02日
  • B.A.D. 5 繭墨は猫の狂言を笑う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雄介がちょこっとしか出てこなくて淋しかったり。
    異界から戻ってきたあさとがどうなるのか。小田桐にとって吉となるか凶と出るか。
    あさと好きだから、狐の話お終いってさみしいなー。

    0
    2011年06月04日
  • B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない

    Posted by ブクログ

    死闘であるようなないような。

    意外とあっさり第一部の幕が閉じた。

    主人公の人生を左右した重要人物の関わる部分だけど、大掛かりといえば大掛かり、あっさりといえばあっさりだった。

    第二部からが楽しみだ。

    0
    2011年03月31日
  • B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない

    Posted by ブクログ

    1巻に比べてものすごく文章が自然になった。へんなくせがなくなって情景が浮かびやすくなった。
    つるんと読めました。
    ていうか幸仁の『神』がすてきに楽しい。笑えていい。
    したがってこれはなかなか好きな類の作品になりつつありげ。
    いまだストーリーの行方的なものには関心がわかないままだけど。
    やはり動機に意外性がなくてどうも結末が気にならないのだよね。
    そんな感じですが取り敢えず人物同士のやりとりが楽しくなってきたので3巻に大いに期待してみます。

    それから、繭墨の小さなしぐさひとつひとつに性格や気分みたいなのがよく表れてるなぁと、2巻目でようやく気づきました。

    0
    2011年03月10日
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている

    Posted by ブクログ

    いよいよ佳境にさしかかってきたか?

    ラノベだからさらっと読んじゃってるけどやっぱり主人公結構気の毒だよな。

    0
    2011年03月07日
  • B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    狐との戦いに遂に決着がつく4巻。

    正直ここまで言葉にできないものってなかなかない・・・とにかくグロく残酷な物語はそうそうない。

    進んでも進まなくても地獄しかない小田桐。それでも進んでいく・・・って何回も同じ事言ってる気がする。でもその中に惹きつけられるものがあるんですよねー。

    七海の大家さんオーラぱねぇ。とてもロリとは思えない。

    0
    2011年03月05日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

    Posted by ブクログ

    なかなかグロテスクな内容でした。
    精神的に病んでる人がたくさん出てきます。おおこわいこわい
    でも面白い作品だったと思います。

    0
    2011年02月21日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々のラノベ。ホラーでファンタジーでミステリ。

    ちょっとグロ要素強いけどその辺はライトノベルなんでそこそこの臨場感。

    ファンタジー要素が少しでも入ってる作品ってここぞの時の予定調和に使われがちだけど、この作品はその辺りの自制がしっかり効いていると思う。1巻ラストのストーリーは作者の筆力が存分に発揮されていて引きこまれた。

    主人公繭墨あざかがルックスやしゃべり方や能力までかなりの完璧キャラだからそう感じるのかもしれないけど男ももうひとくせ強いキャラの登場を望む。

    それにしても片桐翻弄されすぎ…

    グロだから地上派ムリっぽいけどCSとかOVA化してほしい。

    0
    2011年02月19日
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている

    Posted by ブクログ

    なんというか、相変わらず救いようのないというか・・・

    1巻同様主人公・小田桐はどん底に突き落とされ、それでもその状況を続けなければならない・・・という感じ。グロさも原点回帰(?)な巻。

    2巻初登場にして既にNo1キャラな「神」が今回も魅せてくれる。「神」マジ最強。

    0
    2010年12月11日
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている

    Posted by ブクログ

     最初の人魚の話はすごい。醜悪さと幻想的な表現を効果的に使っており、綾里氏の描く世界があっという間に読み手を包む空気を変えていく感じ。更に溺死した彼女の思いを知った時や、小田桐が牧原に浴びせた言葉が与えた結果が分かった時など、久しぶりに読み浸れる内容に出会えた気がした。
     第2、第3と続くエピソードも悪くはなかったが徐々に最初に感じたインパクトが弱まった気がする。ひとつは仕掛けを作り過ぎて、やや分かりにくさが先行する瞬間があり、小説の世界から思考する現実に引き戻される感じ。この辺は読み手である私の能力不足であり作品を批判することはできないが、どこかでここまで思い通りに人が動かされるものなのかと

    0
    2010年11月10日
  • B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない

    Posted by ブクログ

    ゴスロリで偏食キャラって神様のメモ帳と被ってないかな?なんて思うけど、どちらが先かは知らないし最近はそういうキャラが多いもんね

    二巻も重ったく読めました。書店でなかなか見付からなかった

    0
    2010年11月03日
  • B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない

    Posted by ブクログ

    前巻は短編の集まりが本編なっているという感じだったのだが、今回はそういう短編的なのは金魚の老人の部分ぐらいで完全に水無瀬家の話。

    相変わらず醜悪に美しいがお似合いの作品。今回も人の狂気的なのは出てたけど、内容的に軽いと感じるものだったのか、既に自分が訓練されてしまっていたのか・・・

    それにしてもこのシリーズで笑うところがあるとは・・・完全に油断してた。「歩く『神』」を想像して軽く吹いたwww

    0
    2010年11月02日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

    Posted by ブクログ

    表紙に惹かれて。
    なんとも黒々とした序盤からあれよあれよって感じな猟奇的な作品。
    チョコレート食いたくなった。

    0
    2010年10月27日
  • 聖女聖戦 ―大罪勇者と思い出の魔女―

    Posted by ブクログ

    あらすじを軽く見た段階では本作ってバトルロワイヤル系かな?って思っていたのだけど、何もかもが壊れているような悪辣な作品だった……
    話の大筋である「必要な聖女は1人だけ」とのフレーズだって本来は13人の聖女に分ける必要なんて無いだろう特異な立場や能力を敢えて分け与えた上で殺し合いを求める構図になっているのは本当に悪意しか感じられない。しかし、それが神様によって行われているなら、それは悪意ではなく世界の在り方そのもので
    どうしたって聖女同士が殺し合う宿命は壊れているように感じてしまう

    そんな世界に迷い込む斗真も一見壊れているように見える少年だね
    彼が陥った地獄は断片的にしか語られないけれど、人間

    0
    2025年10月19日
  • B.A.D. 10 繭墨は夢と現の境にたたずむ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     夢を見ている人は自身が夢を見ているとは分からない。胡蝶の夢という言葉が相応しい、夢に溺れ現を忘れる話でした。

     夢らしく仔細があやふやで、情景が飛んだり、同じ場面を繰り返したり、一度起こった事が無かったことになったり、現実ではあり得ないくらい何もかもうまくいったりとある意味やりたい放題な印象を受けました。けれど、迷路に閉じ込めた鼠は必ずしも思う通りに進んでくれるわけでは無く、鼠も鼠なりに隠された道を見つけ出し外に出る事もあったようですね。

    0
    2025年07月24日
  • B.A.D. チョコレートデイズ(4)

    Posted by ブクログ

    最後の短編集でありシリーズ最終巻だけれど、収録されている話の半分が時系列に初期の初期である点は少し面白い
    全てが終わり、小田桐とあざかが平行線のまま穏やかに終幕へと辿り着いた事を思うと、今にして初期における小田桐とあざかの関係性を見直す事で見えてくるものもある。そうした段取りを踏むからこそ、本編終了後のアフターストーリーも味が滲み出てくるのだろうし


    『小田桐は今日も理不尽と戦う』と『七海は幽霊を信じない』は本編では明かされていなかった小田桐と七海の関係が始まる物語だね
    七海が小田桐みたいなぬぼーとした人にどうして入れ込むようになったのか疑問だったのだけど、利用価値を見出した事が始まりだった

    0
    2025年03月23日