綾里けいしのレビュー一覧

  • 幻獣調査員

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    ネタバレ

    これは良い人外×少女。元々は、タイトルの『幻獣』に惹かれて購入し、読んでる最中も少女と幻獣が関わっていく1話完結タイプのお話だと思っていたので、人外×少女よりも世界観というか作品の空気を楽しんでいたのだけど、最後まで読むとこれは闇の王様と白い少女の物語だとわかって印象が一変した。「闇の王様のお話」の真実と「旧き竜の狂気」が0話である意味に泣いた。切なくも、とても素敵なお話でした。しかしこれは続編を読みたいような、これはこれで終わってほしいような…。もし続編が出るのならば、白い少女についての話や、他の幻獣調査員と絡む話とか読んでみたい。単体のお話としては4話の「妖精猫の猫裁判」と、5話の「水に棲

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    2016年07月19日
  • 異世界拷問姫

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    イラストレーターさんで興味を惹かれ、作者さんでさらに興味を惹かれ、タイトルで買ってみようと決意しました。拷問系の本を読んでいたので、わりと「あ、あの拷問道具のことか」ってなりました。
    おもしろかったです。こう・・・すっごく残酷な設定のお話しなのに、主人公たちの会話がめっちゃほのぼのしてて(苦笑) そういうギャップというか、温度差がとても好きです。
    続きが出れば買います。こういう系のお話の続編はどきどきしますね。

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    2016年04月30日
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている

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    この巻は主人公に感情移入していたのでいい意味でものすごく後味が悪い作品でした。終盤で退場する二人にも救いがあればと思いました。

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    2015年03月12日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

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    思ったよりもはるかにグロテスクな内容や、報われない話もありました。ストーリーを増すごとに世界観が広がっていき、こういうこともこの作品の中ではありなんだと、少しずつ明かされて行く感じがとても良かったです。また、登場人物の狂気の描き方が素晴らしく、ファンタジーであるのにとてもリアルな感じを受けました。

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    2015年03月04日
  • アリストクライシ2 Dear Queen

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    魔女裁判から始まった「穴蔵の悪魔」がらみの事件に巻き込まれるエリーゼとグラン。ラストの「がんばったね」という言葉にぐっときた。

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    2015年02月27日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

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    ネタバレ

    趣味の似通った友人に勧められて拝借し、手に取った作品。えんため大賞優秀賞を受賞した作品ということで期待しつつ読み始めたが、その期待の一回りも二回りも上を行く独特な作風に引き込まれた。
    グロテスクでありながらも言葉選びが秀逸かつ耽美であり、映像的な表現の仕方が多い為世界観に入り込みやすかった。病み・鬱的な内容に耐性のある人には是非お勧めしたい。
    キャラクター一人一人が強烈な個性を持っているのも見どころ。個人的には静香と雄介のぶっ飛び具合が非常にツボだった。

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    2013年08月06日
  • アリストクライシ1 for Elise

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    るろおさんのイラストに惹かれて購入。

    ダーク・ファンタジーってファミ通文庫じゃ珍しい部類に入るんじゃ……とか思ったり。

    で、るろおさんのイラストってことで手に取って、あらすじと冒頭数ページを読んで、

    「あ、おもしろそう」

    と思ったのでした。

    うん、やっぱりおもしろかったですよ。

    こういうストーリーは好きですー。

    「名前のない化け物〈グラウエン〉」の青年と、「穴蔵の悪魔〈アリストクライシ〉」の少女のお話。

    二人の出会いは墓地で、グランは生きたまま棺の中に入れられていて。

    グランは傷の回復量が異様で、舌を噛み切っても死ねない体質で。

    エリーゼは同族を激しく二組、「穴蔵の悪魔」を

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    2013年06月21日
  • B.A.D. 9 繭墨は人間の慟哭をただ眺める

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    ネタバレ

    ただただ涙腺崩壊回。雄介の話。久々津の話。舞姫の話。繭さんは空気。キレイな偽善も醜い本音もただそれだけじゃない。
    雄介が笑えて良かった。

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    2012年11月02日
  • B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない

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    1巻よりもかなり良い。元々世界観と雰囲気は素晴らしかったし、素直に面白かった。
    これは3巻も読みたくなる。

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    2012年10月19日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

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    極めて悪趣味なゴシックホラーのような何か。ミステリっぽくもファンタジーっぽくもある。とにかく雰囲気とグロとキャラの個性で押していくスタンス。
    気持ち悪いけどどこか甘ったるいのがチョコレートテイスト。

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    2012年10月08日
  • B.A.D. 7 繭墨は人形の悲しみをかえりみない

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    久しぶりにB.A.Dシリーズを読んだ。
    ユースケ好きだな。

    読み終わった後の虚無感も心地良い。

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    2012年07月20日
  • B.A.D. 3 繭墨はおとぎ話の結末を知っている

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    基本的に面白いし好き。
    「白のゴシック&ロリータを纏い」とあったが、絵を見たらふつうのロリィタじゃないか。

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    2012年03月21日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

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    ゴスロリ愛好家であったのと表紙が気になり購入。
    確かにグロい描写があったが、想像さえしなければ別に平気。
    人物がかなり歪んでる。途中その重さに休憩をいれたほど。

    内容はかなり面白いと思う。2巻も購入するつもり。

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    2012年03月21日
  • B.A.D. チョコレートデイズ(2)

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    短編集第二弾。各キャラを掘り下げた話になってる。

    3つは比較的明るめの話だが、最後はあさとの話で本編同様ダークな仕上がりになってる。
    やはりあさとはこのシリーズでいまだに大きな存在になってるよね。

    途中幸仁のメールに全力で笑ったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
    呼吸止まるかと思ったわw「神」といい、ダークでグロでシリアスなはずのシリーズの中で本当にいい仕事をしてくれる。
    思わず★5にしてしまったが後悔はしてない。

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    2012年02月04日
  • B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

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    表紙で買ったのですがとても私的にお気に入りです。
    あざかの立ち位置が好きです。そしてその設定が大のお気に入り

    まぁ。とあるレビューでかの方の小物と同じですとありましたが、それはそれとして良い。唐傘が異界通じていて、異能者一族、そしていつかは殺される運命の妹、あざかがあざかで無くなったが為に狂信者になった兄
    この設定がツボでした。

    この残酷で切なく、醜悪で美しいミステリアス・ファンタジーずっと買います

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    2011年09月06日
  • B.A.D. 6 繭墨はいつまでも退屈に眠る

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    ネタバレ

     今回のお話は繭墨から見ると多少の予想外はあったようだけど、どれも退屈なエピソードだったんじゃないかと思う。
     基本的に読者は小田桐視点になると思うで、これはこれで良かったのだけど、やはり狐に代わる大物の登場が欲しいかなぁ。簡単に彼の目覚めを覚ますようなつまらないことはしないと思うので、第2幕をしばらく引っ張ってくれる屋台骨が必要だと思う。と思ってたらあとがきで、チョコレートデイズ第2巻出した後、新章開始とのこと。期待ですな。

     白雪さんの接近はこの世界観の中では違和感に近いものがあったけど嫌いじゃなかった。あっさり拒むあたり小田桐の甲斐性ないのを再認。彼女の望みの本質は結婚じゃないのだから

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    2011年08月07日
  • B.A.D. 5 繭墨は猫の狂言を笑う

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    ネタバレ

    なんという不快さ。エンディングで見せた小田桐の行動にはマジで言葉が出なかった。まあほとんど予想どおりの行動なんだが実際にやられるとなんとも言えない気分。
    それまではよかったんだよ。匂ってくるような屍肉溢れる風景描写とか。ばっくり裂けた手首から噴き出る血も涼しげだし。彼女の母親の腹から顔を出す人形の顔もいい表情してそうで・・・。
    ほんと、狐の気持ちがよくわかった。早く(俺を)殺せっ、殺してくれって、小田桐の野郎に叫びたくなった。何様なんだこいつはっ。偽善ならまだマシなんだがそうじゃないところが不快すぎる。

    とまあ、いい感じの空気を作りつつシリーズは続いております。一応狐の話は今回で終わりだそう

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    2011年05月31日
  • B.A.D. チョコレートデイズ(1)

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     てっきりあってもなくてもいいレベルのサイドストーリーかと舐めてたら・・・、必読でしょう、これは。4巻でひとつの幕を下ろしたタイミングだから書けたのでしょうけど、狐に関しては、この話を読んでピースがほぼ埋まったような感じがしました。書き下ろしらしいのでこの本でしか読めません。
     雄介の話も非常によかった。彼の壊れたところに変わりはないのに、彼らしいアプローチというか他人との距離を保ち、こういうストーリーが展開されたのは少々驚きに値します。作者もそのつもりがあるようなので是非続編というかスピンオフ作品をつくって欲しい。
     1話目の話が一番重いと作者は語ってましたが、まあ否定するほどでもないですが

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    2011年03月09日
  • B.A.D. 4 繭墨はさしだされた手を握らない

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     猟奇的行為が日常のように起こり、主人公の小田桐は外からも内面から責められ、狂う手前で踏ん張っている。ヒロインの繭墨あざかはデレることもなく、ただただ冷静で非情。この点にブレがないことはこの作品の生命線だと思うが今回も安心して読むことができた。1巻以来、対峙することになった、あさととのクライマックスを迎えた。4巻ともなると私自身かなり醜悪な雰囲気になれてしまい、やや様式美的な空気に緊張感が薄れてきていたが、大半を小田桐だけに行動させた今回の演出は良かったと思う。3巻まで読んできた人ならこの巻は必読だろう。
     なお、この後、短篇集が出て、次回本編では大きく舞台を変えるようである。ラノベでのホラー

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    2011年03月06日
  • B.A.D. チョコレートデイズ(1)

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    まるまる一冊折原臨也という人間の物語。ほんとこいつはキャラぶれねーなー一巻当初から。シズちゃんは(萌えキャラへと)変化してきているけれども、第三者のラスボスのぶれなさに安心します。ヤスダさんの挿絵の趣味に吹きだしつつ。

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    2011年06月02日