佐藤勝彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学生時代にアインシュタインの相対性理論を説明する本を何度か読む機会はあったんですが、どれも数式や論理的説明が難解で理解が出来なかったんですが、本作はかなりわかりやすいと感じました。
といっても本書も完全に理解したというレベルではないのですが、これほど難解な理論をここまで解りやすく書けるというのは感服させられます。
仮に本書をすべて理解したとしてもアインシュタインの理論の片鱗に触れたことにしかならないと思いますが、入り口に関してはかなり理解出来ると思います。
宇宙の不思議など、人間がまだ解明出来ていない神秘についての考えも補強できる良書でした。 -
Posted by ブクログ
話の30%も理解できなかったと思うが、でも不思議なことに楽しく読めたし、なんか夢があって読んで良かったと思う。
ない脳みそをフル回転させて書くとすれば、超小さい
’ミクロ’な物質をのぞき込むと、そこには不安定で奇妙な世界が広がっている。粒としての性質を持っているように見えながら、併存するはずのない波としての性質も持つ。なんで両方が成り立つんだという謎を理論と実験で突き詰めていくと、「観測」するまでは波の性質を持つが、「観測」したら粒としての姿しか見えない。さらに、その物質は観測して、初めてどういう形でどこに位置しているか確定する。それまでは、不確定・確率の中で成り立っている。そして、最小単位の電子がこの世界を構成していることを考えると、世界自体がそんな不確定・確率で成り立っている。それは、並行世界、我々とは別の世界が存在する可能性をも考えられる。
うん、全然上手く書けない(笑)。なんの知識も持たない自分が高々一読ぐらいで世界の優秀な人たちや天才が苦労して構築してきた理論を理解できるとは思わないけど、SF映画やゲームの世界観で見る理論の位置づけや概要ぐらいは何となく理解ができて、宇宙と同じようなロマンを感じた。
趣味教養の一環で、この手の分野の進歩は引き続き下手の横好きながら注視したいとは思う。 -
Posted by ブクログ
読み始めたのは去年だった。とても時間がかかってしまった。読み進めるのが難しく、タイトル通りの楽しむ、というところまではたどりつかなかった。たしかにこの世界が思ったよりあいまいでゆらいでいるものなのだと考えることはできそうだ。でも、結局のところ、結果が同じにならない選択肢については知ることができない、まったく独立で干渉することがないのだから、自分が変わりたいと思っても、少しずつ変化を積み重ねていくしかないし、急激に変わる、ということはやはりほとんどないだろう。引き寄せの本でよく言う世界が急に変わる!みたいなことはやはり期待できないかなと。自分の意識のパラダイムシフトはあるかもしれないけどね。ちょっと期待しすぎていたかもしれない。
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Posted by ブクログ
2018.3.14 「車椅子にのった天才」スティーヴン・ホーキング博士逝去。
ご冥福をお祈りします。
報道を知ったとき、博士の伝記映画『博士と彼女のセオリー』を観て間もなくだったのもあって、なかなかの衝撃だった。
年末になってこの追悼本を見かけ、これは今年のうちに読んでおかねばと思った。
本書は4部構成。
・佐藤勝彦氏によるホーキングの業績の概説
・ホーキングの最終論文の共同著者トマス・ハートッホ氏へのインタビュー
・最終論文の解説
・最終論文『永久インフレーションからの滑らかな離脱?』
最終論文のみ横書き。
最終論文を簡単にまとめると、通常、永久インフレーションはいびつな宇宙像を予言するが、系は形の綺麗な低いエネルギー状態を好むので、そのような確率は低いだろう、ということらしい。
少ないページ数ながら佐藤先生のブラックホール関連の解説がまとまっていて有難い。しかしある程度までいくと振るい落とされる。
ホーキング氏の遺灰は、ウィストミンスター寺院に埋葬された。
なんとニュートンとダーウィンの隣。
追悼式は、一般申込できるようになっていて、未来の誕生日を入力できた。つまり、タイムトラベラーを歓迎している。
欧州宇宙機関(ESA)は、音楽に乗せたホーキング氏の肉声をブラックホールに向けて流したという。
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Posted by ブクログ
ネタバレ量子論の不思議な世界を存分に楽しめる。
粒であると同時に波でもある量子、ただ、波である様子を観測しようとすると、その瞬間に波としての状態は無くなり、私たちは観測できない。
観測するということ自体、光を粒であると考える光子を量子に当てて、反射された光が網膜の視細胞を刺激し、結果生じる電気信号が脳に伝わって意識に上がること。なので、対象物に必ず光を当てる必要があり、小さな量子では当てた光のエネルギーによって位置が変わってしまう。
見る前の状態のまま、量子を観測することはできない、つまり、観測では波としての状態は見ることができない。
シュレーディンガーの猫や、EPRパラドックス、その解釈として用いられる、多世界解釈。
雑だとは思うけれど、この解釈を読んだときに四次元立方体のテサラクトを思わずにいられなかった。五次元の"彼等"にとって、時間も空間も自由に行き来できる次元のひとつ、その存在が同時平行で、お互い重なることのない世界なんだろうか。
それにしても、「結果的にまったく同じ状態になる場合にのみ、二つの世界に分かれた物質が再び重なりあい、異なる過去が干渉を引き起こす」これが一番謎に感じる…
ということはミクロの世界では五次元の"彼等"と同様に、異なる世界を行き来できるということ?
未だ一般相対性理論と量子論を統合した、量子重力理論は完成していないけど、特殊相対性理論との統合は232ページでディラックが、時間と空間を統合して扱うことで、シュレーディンガー方程式に特殊相対性理論を取り込むことに成功しているとのこと。ここも掘り下げて欲しかった。
量子の世界から宇宙の始まりに繋がっていく様はぜひ読みたい。次は量子宇宙論かな。