佐藤勝彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
目に見える理解できること=常識、
ではないことの最もたる例
文系である自分でも相対性理論を理解しやすく解説してくれている
■時間、長さ、質量は絶対的なものではない。
-光速に近づくほど、時間は遅く、長さは縮み、
質量は重くなっていく
■光の速度は一定、秒速約30万km
-速度合成の法則が適用されない
■微量な質量には莫大なエネルギーを保有している
-エネルギー=質量✖️光速✖️光速
E=mc2
-原子爆弾のメカニズムはウランの原子核に中性子を当てることで核分裂を起こし、質量が減りエネルギーを発生させている
■宇宙の始まりは物理科学的に説明可能
-虚数の時間において生まれ、トンネル効果により非常に小さい大きさに成る
-時間が実数に変わることにインフレーションを起こし、ビックバンとなる
-超高温高密度の宇宙内で軽元素である水素ヘリウムなどが作られる
-上記までで3分であり、そこから徐々に拡大・冷却され、現在の姿に
■補足(一般相対性理論に基づく所感)
・ドラゴンボールに出てくる「時と精神の部屋」
あの部屋は光速で移動する空間であったのか?
・浦島太郎で出てくる亀は光速に近かったのではないか?
・ジョジョのDUOの技「ザ・ワールド」の世界は重力がとても強かったのではないか?
ファンタジーに科学を持ち込むのはナンセンスだが、実は現実世界でも可能なのかもと思える事実はロマンだと思う -
Posted by ブクログ
ネタバレ番組を観て面白かったので読んだ本。「相対性理論」のことがわかりやすく説明されていて面白かった。この本を読んでアインシュタインは20代前半まで不遇だということは初めて知った。P116からのタイムトラベルの理論の話が1番面白かった。著者の佐藤勝彦先生の他の著作を読みたいと思った。この本を読んで、物理や数学に興味を持った。中学、高校の時に読んでいたら、大学で物理や数学を勉強したいと思ってしまったかもしれない本。この本を読んで以前番組で放送していて面白かった「種の起源」を「100分de名著ブックス」で読みたいと思った。人に薦めたくなる本。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ重力によって光が曲がり、時間の進みが遅くなる。およそ想像の付かない現象が宇宙で起き、それが科学的に検証されている。
筆者の言う、相対性理論の美しさ、物理学が挑んできた謎と導き出される解の美しさを、この本は見せてくれる気がする。
アインシュタインワールドのグラヴィティハウスのくだりは特に好き。
しかし光というのは不思議だと思う、波でもあり粒でもあるという性質、重さがなく、唯一相対的ではなく絶対的な速さを持つ。
遠い宇宙の話ではあるものの、私たちの日常にもこの不思議さが溢れていると思うと、読んでいて楽しくなる。
反面、エネルギーは質量に光速の二乗をかけたものに等しいという数式は、美しさを持ちながら、歴史的には原子力を使った核兵器の開発に繋がってしまった。科学者が純粋に謎を追い求めていった結果に、人間の愚かさを露呈させてしまう危険性もあるということは、重い事実。
最終章、宇宙の始まりに関しては特異点という物理的に説明の付かない一点に行き着いてしまうが、始まりの初期からこれまでに、元素がどのように生成されたかは、こんなに解明されてるんだなと驚き。
個人的にはブラックホールやワームホールに興味があるので、続編も楽しみ。