梅原猛のレビュー一覧
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将棋本としてはイマイチかな。
将棋そのものというか、それに関連する周辺の話というか。それぞれが逆に短すぎるような気がした。
小学生に将棋を教える先生の話が一番面白かったか。まず、「負けました!」と大きな声で言えるところから始まる。Posted by ブクログ -
将棋をいろんな角度からとらえた本。今の将棋と昔の将棋の違いや、日本将棋が誕生したとされる頃の分析とかもあって面白かった。Posted by ブクログ
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梅原猛 「 うつぼ舟 観阿弥と正成 」
観阿弥について論じた本。異説「観阿弥の伊賀出生説」「観阿弥と楠正成は姻戚関係がある説」を展開。定説に立ち向かう姿勢は素晴らしい
観阿弥の主要作品の解説もある。「自然居士」は 見てみたい。世阿弥より 観阿弥の方が 興味あるが、あまり 一般向けの本がない
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幅広く深い思索は、お歳を召されても衰えることはなく、保守派なのに、平和主義・反戦・反原発が小気味よい。
歌舞伎、縄文文化、仏教への蘊蓄等も面白くかつためになり、著名人との交友も広く、様々な組織や企画の役職も歴任されているので、その記述は示唆を多く含むが、一般庶民からしてみればちょっと自慢気と感じられ...続きを読むPosted by ブクログ -
「浄土仏教の思想」シリーズ(講談社)の一冊として刊行された本の文庫版。著者独自の視点から、法然の生涯と思想を論じています。
上巻では、法然の生い立ちから、師の叡空を批判して独自の思想的立場を確立しつつある時期までを扱っています。
例によって著者は、田村円澄に代表されるアカデミズムの通説に反旗を翻...続きを読むPosted by ブクログ -
下巻では、法然の思想形成後の経歴と、後世への影響が論じられています。
法然は、源信の『往生要集』を論理的に分析すると同時に、彼自身の思想を強く読み込もうとしました。それが、念仏において「観念」よりも「称名」を重視する発想です。こうした法然の強い信念は、『選択本願念仏集』にも見いだされています。
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読み終えると、何となく唯識がわかった気になるのが、この本のすごいところです(笑)
実際に良書で、佛大のテキストに指定されています。
唯識3年、倶舍8年と言われるように、アビダルマに比べて、とっつき易いのは確かだと思いますが、理屈では理解できないのが、唯識をむずかしくする理由だと思います。
しか...続きを読むPosted by ブクログ -
長かった仏教の思想シリーズも最終巻「日蓮」である。
仏教宗派の中でただ一つ創始者の名前が宗派の名前になり、のちの
多くの新興宗教の母体となる日蓮の思想が、今となっては明らかな
間違いである(決して無価値ではないが)天台宗の祖「智ぎ」の教判に
基づいているというのが興味深かった。
迫害を受けること...続きを読むPosted by ブクログ -
只管打坐。とにかく座禅をしろと言う道元の思想は、私の中で今ひとつ
確固たる像を結ばなかった。
出自から来る潔癖なまでの反権力と世俗との決別。
十五歳にして大乗仏教の根本に疑問の視線を向けうる驚くほど聡明な
知性。
そしておそらくは如浄のもとで経験したのであろう座禅による宗教的
体験。
道元の中の様...続きを読むPosted by ブクログ