梅原猛のレビュー一覧

  • 学ぶよろこび : 創造と発見
    もくじ

    第一章 少年の夢(梅原猛68歳の時の講演。高校生向け)
    現代と少年の夢/夢を見るのは人間だけ/人はだれでも心に傷がある/法然の心と傷と父/法然の心の傷と仏教革命/湯川秀樹のコンプレックス/大きな仕事は心の傷を埋める/豊田喜一郎の心の傷とトヨタ/養父母の愛情/「だれか食べるでええわい」/空想...続きを読む
  • 生ききる。
    お二人の対談が多岐に渡るものであり、非常に興味深く読むことができました。片方では飾らない、ざっくばらんな生きかたであり、もう片方は、信念を貫く生きかたをされているお二人のお話しに惹きこまれます。お二人のこれまでの生きかた、東日本大震災を経験した後の生きかた、考えさせられます。
  • 地獄の思想 日本精神の一系譜
    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時...続きを読む
  • 親鸞の告白(小学館文庫)
    父にうちは梅原教の信者じゃないか?とやじられました。
    確かに否定はできない…(笑)

    親鸞について色々梅原氏が書かれたものをまとめた本です。浄土真宗の教団としての成り立ちは本当にナマナマしくて面白かった。いつの世も人間の考えることってそう変わらないなあ、と。
    巻末の歎異抄現代語訳が非常によかっ...続きを読む
  • 梅原猛の『歎異抄』入門
    歎異抄の入門だったら絶対にこの本!

    解説のほかに、原文・書き下し文・訳文がついててこの値段は絶対お得である!
    親鸞の人間臭さとその葛藤がこの解説でよくかみしめられるようになっている。
    すると、歎異抄本分もすらすらと頭の中に入ってくる。
    かなりの名著だと思う。
  • 地獄の思想 日本精神の一系譜
    芥川作品の影響で地獄というものに少なからず興味を抱き、地獄絵図を集めた画集などいろいろと読み漁っていたのですが中でもこの本は特に優れていました。
    一度読むだけでずっしりと体の奥に響きます。
    日本人として(?)一度は読んでおいてほしい一冊。
    ただ、これを読んでいると頭おかしい人認定をされるとか…
  • 仏像[完全版] 心とかたち
    それぞれの仏像から、その時代それを信仰してきた日本人の精神を知る。
    もうちょっと写真が欲しかったが仕方ないか。
    仏像や仏教に詳しいわけじゃないので、わからない言葉もチラホラあってとっても易しい本!というわけではなかったけど、仏像を通して日本人の思想、その広がりを読むのはとても面白かった。
    お地蔵様の...続きを読む
  • 仏教の思想 4 認識と超越<唯識>
    中観思想とともに仏教思想の最高の理論的達成とされる「唯識」は、日本仏教の出発点であり、またヨーガの実践と深い関わりをもつが、その唯識思想の本質を浮き彫りにする。     -20101202
  • 仏教の思想 5 絶対の真理<天台>
    中国仏教哲学の頂点を示す天台教学、「法華経」をもとに天台智顗によって確立され、日本文化の母胎ともなった思想体系を読み解く。    -20101202
  • 仏教の思想 1 知恵と慈悲<ブッダ>
    角川の仏教の思想シリーズ、ブッダの偉大なる知恵と慈悲の思想をギリシア哲学やキリスト教思想と対比しつつその現代的意義を探る。    -20101202
  • 仏教の思想 2 存在の分析<アビダルマ>
    5世紀頃に輩出した世親の仏教思想を軸にその哲学的側面を根源から捉え直す。
          -20101202
  • 人類哲学序説
    最澄に連なる比叡山中興の祖である良源は天台宗本覚思想を完成した。日本文化の本質を解く鍵はこれにある。本覚思想とは、草木国土悉皆成仏、一木一草のなかに大日如来が宿っているという思想である。本覚思想は鎌倉仏教の共通の前提となっている。
    さらに遡ると縄文文化に行き着く。縄文とアイヌには連続性があり、アイヌ...続きを読む
  • 人類哲学序説
    西洋哲学が主流になったのは、その言葉による構成力だと思います。

    しかし、世界には東洋をはじめ、色々な知恵が点在しています。

    それらを統合して哲学を新しくしていく、それこそが人類哲学、多様化の時代の哲学です。

    本書はそのものでは有りませんが、読むとその姿をほんのりとイメージできます
  • 最澄と空海(小学館文庫)
    哲学者である筆者が、最澄と空海について自身の視点から人物像を描いている。鈴木大拙のイメージで読み始めたけど、予想よりカジュアルで読みやすい。
  • 教養としての将棋 おとなのための「盤外講座」
    羽生先生と梅原猛氏の対談ももちろんよかったが、飯田先生の研究者として、また大川慎太郎氏の観戦記者としての視点からのアプローチが興味深かった。
    飯田先生の将棋を含めたゲームやスポーツの面白さの評価は、将棋の面白さが絶妙なバランスの上に成り立っていること、スポーツのルールが変わる視点を教えてくれた。大川...続きを読む
  • 梅原猛著作集20 小説集
    『ギルガメシュ』、面白かった

    梅原猛さんの描くギルガメシュはとても魅力的
    王の中の王として非の打ちどころが無い
    そんな男も最後は幸せだったのかと言われると…
    幸不幸を越えているということ?

    人間の定めを神々はどのように見ているのか
    自分が神になったつもりで見てみても面白い

    唯一絶対の神様はおら...続きを読む
  • 最澄と空海(小学館文庫)
    最澄と空海、同じ時代に行きた僧でここまで差異がかるのが面白い。
    とても分かりやすく書かれていて読みやすかったが、真言宗はやはり難解だな...と。
    高野山は行ったことあるので、今度は比叡山、神護寺に是非行きたい!
    また、徳一という人間も凄く気になった。謎だらけのようだが、彼の資料が今後出てきてくれると...続きを読む
  • 最澄と空海(小学館文庫)
    ○最澄と空海の人物学と思想を分かりやすく理解出来る一冊


    過去に梅原さんの他の書を読んで、最澄と空海についてもっと知りたいと思い購入しました。

    本書では二人の生い立ちと天台宗、真言宗の成り立ち、お互いの確執などを梅原さんの考えを交えて解説しています。(もともと解説は難しいと思いますが、現代の私達...続きを読む
  • 教養としての将棋 おとなのための「盤外講座」
    将棋盤の上での勝負はもちろんメインとなる部分ですが、その外側にも、人生を豊かにしてくれる多様な世界が大きく広がっているのです(p3)といって
    将棋学、歴史、メカニズム、教育への利用、観戦記と
    複数の視点から解説、考察している。

    なんだか将棋が気になるけど
    ルールブックも棋譜もおもしろくない。
    でも...続きを読む
  • 教養としての将棋 おとなのための「盤外講座」
    梅原が、ええかげんな散らかり方や自慢ばっかりしているのに対し、羽生がとにかく端正で知的で情意も安定しているのが目立つ。