河合雅司のレビュー一覧
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定量的に今後数十年間の日本を予想した本
人口減少、超高齢社会を悲観するのではなく、だからどうする?という視点で書かれている
未来の日本がこの本の内容通りになるかどうかは別として、考えるための気づきになる
▶︎働き方の変化
テレワーク、副業、人手不足
人手不足が深刻化するだろう生まれ故郷に対して、テレワーク×副業として、貢献できることを探したい
▶︎大学の役割の変化
技術の高度化、AIの台頭、基礎的な学問の重要性
技術の高度化により、今以上に専門家が求められると同時に、AIの台頭により、それを使いこなす仕組みを作ることができる人材が必要に
だからこそ注目したい哲学、歴史などの基礎的学問の重要性
▶︎ライフプラン作成
高寿命化、定年延長、老老介護
これまでとは異なる未来、だからこそ老後までの長いスパンのライフプラン作成が重要 -
Posted by ブクログ
人口減の不都合な真実を公的機関から公表されているデータを用いて分析しています。趣味で、不動産の値段を調べていると都内の人気地区と例えば、関西のとある地区を比べてみたりすると、え、こんな安いの?と思うこともある。
安いのではなくて、二極化が進んでおり、今後、益々これが広がりを見せるのであれば、どこに住むのかを真剣に考えないといかんな、と。
一方、職住近接が、コロナの影響でどう変わっていくのかが今後の興味。
都内のオフィス街に勤めているが、テレワークが主体となり、週一から二回しか出社しない現状を考えると、商店街が活気があり、少し電車に乗れば繁華街にアクセスできる地域が良いかなぁと考えながら読みました。 -
購入済み
これから起きる社会変動の予言本
これから加速度的に人口が減少することで日本の社会構造がどう変化し
地方経済が疲弊していくのかを数字を使って未来予測してくれてる本。
読後、現政権のなし崩しの移民政策もこれは仕方ないのかなと思えた。 -
Posted by ブクログ
大阪市や名古屋市、仙台市などの政令指定都市は近隣から人を集めているが、同時に東京圏へ人材を供給しているそうだ。そうじゃないかと何となく分かっていたことを、著者が各種統計データを読み解いてデータで示す。子供を産む年齢の女性が地方から首都圏に移動していたり、東京では高齢者がさらに住みにくくなるなどだ。
著者の主観ではなく、データが語る冷酷な現実と近い将来に戦慄する。以前から著者が提言している戦略的に縮むというのが最善の策だと思う。これからの人口減少(急激な)に対応するために、都心も地方も考え方を改めなければならない。
自分が住んでいる自治体や出身地において悲観的な未来が提示されている。もちろん、政治や民間の努力によって、座して滅ぶことはないだろう。ただし、著者の主張は、これまでの地方や東京というものを根底から変えることを要求する。かなり難しいことだが、やらなければ未来の子供たちを不幸にする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2050年 世界人口大減少
人口爆発で食料危機という昔国連が警告したことは起こらず、2050年には世界の人口は減少を始めるという主旨の本です。
人口が減少するのは、都市化により子供が負債になることと、女性の人権が強くなることによる生まない選択の増加にあるとしています。
なりふり構わぬ施策でやっと出生率を2近くにしているフランスを見ても、一度下がった出生率を上げる施策の難しさは感じていましたが、人口を保つために必要な出生率2.1をキープするのは難しそうです。
本書で人口減を止めるための唯一の方法は移民の促進だとしていますが、世界的な人口増が止まると移民を確保するのが難しくなるという点は、なるほどと思いました。
そんな中で将来的にも人口増が見込まれるカナダの移民感情や施策に触れていますが、その一番のポイントが国民としてのアイデンティティの欠如と聞いて、日本がまねできる施策ではないことを理解しました。
さて、老齢化と人口減の先頭走者になっている日本はどのようにすべきなのか?
まあ、その前にどのような生活や社会にしたいのかというグランドデザインを欠いたまま、出生率の向上には役に立たない子育て支援や年金政策を場当たり的に行っている日本は、お金の切れ目が縁の切れ目ということで、だれからも顧みられることのないFar Eastの小国となるしかないでしょう。
そんな中でも、どんな暮らしをしたいのか?を問うて、その実現について議論を続けていくことは決して無駄ではない気がします。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること
以前に感想を書いた「未来の年表」の続編です。
以下のように、身近でどんなことが起こるのかにフォーカスして書かれています。
第1部 人口減少カタログ
序 国民の5人に1人が、古希を超えている
◎伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す
◎亡くなる人が増えると、スズメバチに襲われる
◎東京や大阪の繁華街に、「幽霊屋敷」が出現する
◎高級タワマンが、「天空の老人ホーム」に変わる
◎80代が街を闊歩し、窓口・売り場は大混乱する
◎老後資金が貯まらず、「貧乏定年」が増大
◎オフィスが高年齢化し、若手の労働意欲が下がる
◎親が亡くなると、地方銀行がなくなる
◎若者が減ると、民主主義が崩壊する
◎ネット通販が普及し、商品が届かなくなる
◎オールド・ボーイズ・ネットワークが、定年女子を「再就職難民」にする ほか
人口はひとりひとりが努力しても急には増えません。
ということは、今の状況が続く限り日本は縮んでいくことは防ぎようがありません。
今ホットなニュースになっている移民を大幅に受け入れることしか選択肢が無い状況を理解し、一人一人が出来ることを行うことによって困難を先延ばしすることが唯一できること。
そうは言っても、弱肉強食の世界情勢の中で、地政学的に見て太平洋の蓋になっている日本の国力が落ちた時に、海外の勢力が黙って見ていることはないような気がしています。
まあ、なるようにしかならなので、杞憂はこれくらいにして、健康維持と働けるうちは働くという目標を持って日々暮らしていくように努力します。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2017発刊の本で、大体2026年までこの本の指摘通り、に進んでいる。
そこは正直、驚かない。
話題なったせいで、内容をある程度把握していたのかもしれない。
答え合わせ的な読み方となったなら、ちょっと意地悪な読み方したように思った。
静かな有事との表現は適切な感じもするが、違和感を持つ。
ただ、まとめに書かれている対策は正直、嫌悪を感じた。
対策は以下10点
【戦略的に縮む】
①高齢者を削減 姥捨て山でなく、高齢者の区分を高齢にする
②24時間社会からの脱却 適正なサービス
③非居住エリアを明確化
④都道府県を飛び地合併
⑤国際分業の徹底
【豊かさを維持する】
⑥匠の技を活用 大量生産でなく、少量生産・少量販売
⑦国費学生制度で人材育成 画一的教育でなく、エリート育成
【脱 東京一極集中】
⑧中高年の地方移住推進
⑨セカンド市民制度を創設 セカンド居住地・魅力ある地方の創生
【少子化対策】
⑩第三子以降に1千万給付
以上 (目次の引用)
あまりにも社会制度、政府に期待しすぎだ。
権力の集中・腐敗の先しか見えない。
理想かもしれないけど、その期待に沿う形できちっと実行する国家は存在しない。
周り期待するだけなのではなく、自分で自分を守るためにどうすべきかをかんがえろ!
自分としては結論としたい。 -
Posted by ブクログ
「人口減少」がもたらす業界の変化について、データの列挙とともに、これから起こる未来を描いている。正直、単調といえば、単調な内容ではある。
危機感が募るばかりで、「おいおい、大丈夫か日本」と、暗雲低迷な日本の未来にテンションが下がる内容となっている。
国内株式投資をしている人であれば、「このまま日本株を買っていてよいのだろうか」と先行き不安になるだろう。
今後日本は、実人数の減少に加え、それ以上に消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われる。人口減少は止められなくとも、経済成長が止まらないようにするため、「戦略的に縮む」成長モデルの実現が望まれる。
また、一人あたりの労働生産性を上げる必要がある。AIの活用はもはや必須。「できれば」の次元ではなく、これはもうマストである。一人で二人ぶんの仕事量をこなせるように、AIをパートナーとすべきである。
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個人的に、心に残った内容は以下。
「若者の交流を増やさなければ、イノベーションは起こらない」
「若者同士の競争がイノベーションを生む」
例えば、二十数名いるような職場において、二十代が二人しかいない場合、その二名は競争するだろうか。それどころか、年上のやり方に従い、年上の先輩を頼る働き方になるのではないだろうか。
逆に、この職場に二十代が十名いたならば、自然と競争や研鑽をしあうだろう。少なくとも、隣りの同年代の働き方を意識はするだろう。
このような「少子高齢化」構造の職場が今後増えていく。
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日本における人口減少問題。
それは移民でも解決が難しい。
「戦略的に縮む」といっても、延命しているにすぎないと感じたのは私だけではないだろう。