河合雅司のレビュー一覧

  • 未来を見る力 人口減少に負けない思考法

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    人口減少論の大家 多数の著作だが日本は対応できず
    局所対応策は弥縫策 政治のリーダシップはない
    国民も現状維持を望む 緩慢な衰退 茹でカエル
    対応するとすれば「道州制」のような独自の地域モデル
    そこにビジョン・プランと権限・予算を集中すること
    でもそれは革命、とても平時認識の日本には出来ない
    マクロは悲観論になってしまうが、
    ミクロは出来るところから努力したい

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    2024年06月02日
  • 未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

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    前作が少子化・高齢化に伴って起こることをマクロ的な視点から分析し、それを政治的に解決していくためのアイデアを綴った本であったのに対し、本作はミクロ的な視点から、我々一般国民の生活に具体的にどのような影響が出てくると予想されるか、について書かれている。
    ■不慮の事故は自宅で起こる
    ■空き家の増加(東京でも)
    ■駅の階段、電車の乗り降りなどに時間が掛かる
    ■トラック・バスの運転手の不足→運行休止、荷物が届かない
    ■中小企業の後継者不足から解散・倒産へ
    ■相続遺産の東京への移転→地方の金融機関の事業継続困難に
    ■投票所が減少
    危機感を煽るために、少し悲観的に書かれているような気もするし、負のスパイラ

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    2024年05月11日
  • 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

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    マクロ、ミクロという視点からの分析に続き今回は業界への影響が描かれている。
    3部作について、正直言って少し悲観的に過ぎるように感じていたが、最初の本から5年経過している間に現実は当初予測よりも速いスピードで変化してきた。これは本当に恐ろしい。日本国民全員が自分事として認識して戦略的に縮んでいくこと、その議論に主体的に参加していくことが求められる。
    自動車産業のところで、整備士を目指す人の激減やその他の不安要素による自動車産業の国内市場の縮小は、人口減少による縮小よりも大きい可能性がある、と分析している。長年自動車産業に携わってきて自分としてはよく判るが、それでも目の前の短期的な数値目標達成にこ

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    2024年05月12日
  • 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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    人口動態という未来予測において最も起こる可能性の高いものに対して、細かく具体例を用いて書かれているので、初心者にとってかなり理解しやすい本だと思う

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    2024年04月14日
  • 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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    人口減少が引き起こすであろう様々な問題を分かりやすく解説してくれていた。目を背けたくなるような問題だったが、乗り切るためにはまず向き合わないと。

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    2024年03月18日
  • 未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

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    前著「未来の年表」では国や自治体、企業に対する解決策が中心であったが、第二弾では私たち国民ができる解決策について述べられており、少子化や人口減少、高齢化による私たちの暮らしの影響について考えることができた。前著では実際に身近で起きることに関しては深く触れられていなかったため、第二弾では国民の問題として深く受け止めることができたと感じる。
    少子化や人口減少が自然災害にも影響を及ぼしていることは考えつかなかった。鉄道の廃止や空き家の増加などは、少子高齢化による影響として考えつきやすいが、自然災害は地球温暖化による影響が大きいと考えていた。しかし、生産年齢人口の減少により、林業従事者が減少し森林の間

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    2024年02月10日
  • 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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    日本の人口が減少し、少子化が進んでいることは現代ではもはや常識となっている事柄である。しかし、少子化によって私たちにどのような影響が生じるのかについて知っている人は少ないという。本書では、人口減少や少子化によってどのような問題が生じるのかを年ごとにまとめた「人口減少カレンダー」とともに、問題点について言及し、続いてどのような少子化対策をするべきであるのかを「10の処方箋」として述べられている。
    個人的に最も驚いた点は、高齢化と少子化を一括りにして考えてはいけないということである。高齢化と少子化は一見関係が深く感じられるが、実際は別々の事柄であり、高齢化が進んでいるから少子化も進むと安易に考えて

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    2024年02月06日
  • 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

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    ☆3.5 データ列挙だけど
     日本の人口減少は不変的事実なのに、意外にわたしの周囲では考慮してない人がほとんどだ。就職においては、これほど重要な事実もあるまい。将来、需要が減るとわかりきってゐる仕事に、いま就くことがどんなに無駄なことか。

     この本では、著者が収集したデータにもとづいて、2020年から数十年先の日本における人口減少の影響を推測する内容。
     すでに自治体や民間企業が推測したデータを著者がひっぱりだして、データを見れば一目瞭然のことを、あらためて言ひ直してるにすぎない。あまり体系的で理論的とはいへず、人口減少での地方の過疎化などは社会学で近代化を勉強すれば当然といへる。

     しか

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    2024年02月06日
  • 世界100年カレンダー 少子高齢化する地球でこれから起きること

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    現時点ですでに「日本人」こそが絶滅危惧種に片足を突っ込んでいる。それぐらいの危機感を持つ必要がある。
    実は本書の主題は、日本人の絶滅ではない。
    「人類そのものが絶滅する」という壮大な話なのだ。
    巨大隕石が落ちて来る訳でもなければ、地殻変動でもない。
    地球温暖化が進んだ原因でもなければ、氷河期に突入して食料調達が出来なくなった訳でもない。
    そして、人類同士が戦争によって殺し合う訳でもない。
    (相変わらず殺し合いはし続けるのだが、それが原因で絶滅する訳ではない)
    何と不可思議なことに、人類は「自然に滅亡する」というのが本書の主張だ。
    それも数々のデータを指示して、それらの主張を補完してくる。
    これ

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    2023年11月23日
  • 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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    人口減少の未来が避けられない日本の今後について、より具体的な現状と解決策、考え方について学びになった。
    人口減少は、単純に高齢化、少子化、社会の支え手の減少といった表面的な問題だけでなく、例えば医療における輸血不足の問題から空き屋問題、農産物生産問題など、挙げれば多くの問題が発生し、今後の生活、日本の存続に大きな影響を及ぼすものがある。そういった事実、現状を知ること、考えることが重要である。
    また、人口減少が避けられないという前提に立った上で、行政としてどのような施策を打つべきか、例えばコンパクトシティ化、戦略的に縮むこと、などを考えることも重要。そういったことを理解した上で自分が人生をどのよ

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    2023年11月03日
  • 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

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    人口動態に基づいて近い将来何が起きるかと日本はどうすべきかが書かれた本。漠然と、あるいはあちこちで見聞きしたことが、体系的に見渡せて良かった。
    この本では人口だけに注目していて労働力が足りないのか余るのかがよくわからない部分があった。全体として縮む中で地域間や職種間でバランスが崩れる事をもう少しはっきり書いてほしいし、人口密度と人口規模に基づいてこの規模ならこういう形と提言があると良かったと思う。(他の国でその規模の都市でどういう生活・職業分布みたいなのが良さそう。共著に期待)。
    縮む中で、規模の増加に依存したビジネス、例えば設備投資関連ビジネスは、更新需要のみになって壊滅することももっと読み

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    2023年10月30日
  • 未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

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    少子高齢化や人口減少で起こる身近なことがいろいろ書いてあって、驚いた。身近な対策としては、ライフプランを立てて、働けるうちは働くということ。けっこう深刻な問題がすぐ近くまで迫っていることがわかった。

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    2023年10月25日
  • 人口減少で日本はどうなる? 未来の社会について考えよう!

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    本の中には日本がなくなる、人口減少と高齢化で何が起こる、小さくても豊かな国になろう、という大きく三つあります。
    小6ぐらいからなら理解ができました。ですがそれ以下の年齢は、ちょっと読むなは難しいかなと思いました。ですが読んでみたいのなら是非読んでみてもいいと思います。

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    2023年09月22日
  • 未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

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    前書が良かったので、続編で有る本書を読んだ。少子高齢化の流れは止められない。戦略的に縮む事を政策的に推進するしか方法がないのだ。国は優先順位を考えるべきだと思う。農業、物流、インフラ、警察、消防、医療、介護、国防などに戦略的に労働力を振り分ける必要があるのではなかろうか。

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    2023年09月04日
  • 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること

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    未来に起こるであろう物流、寺院、インフラ、鉄道、住宅、公務員、金融などの分野に対しての動向を数字を交えてしまされていることが非常に面白かった。

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    2023年08月16日
  • 未来のドリル コロナが見せた日本の弱点

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    『社会の老化』
    この一言に尽きるとおもう。
    無難な道では、発展もない。
    一つ一つのデータからそのことがよくわかる内容だった。
    著者の解決方法は、ネタバレになるので、本書に委ねたい。

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    2023年05月06日
  • 未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること

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    『未来の年表』から読んでいる著者。今回は人口減少を日本地図に落とし込むという論点で進められる未来予想。「年表」では%ではなく実数比較が有効ということだったが、本書では人口減少率を使った提言となった。大都市に人口が集中し、周辺都市は減少の一途。それは想像に難くないが、集中する大都市の住居がタワーマンションなどの集合住宅だとすると、いずれ老朽化した建物の維持費が大きな負担になり、ゴーストタウン化するのではないだろうか。

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    2023年04月07日
  • 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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    読めば読むほど日本大丈夫か?と思ってしまう一冊。超高齢化社会となり労働人口の減少が近い将来起こるとなると居住地、仕事を含めて考えさせられる。とはいえ国策として手を打つ。
    これを機に政治に興味・関心を持つきっかけになった。

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    2023年04月06日
  • 未来のドリル コロナが見せた日本の弱点

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    『未来の年表』の著者、河合雅司さんが新型コロナの流行翌年に執筆された本。ご存知の通り、新型コロナによって「高齢化」「人口減少」に拍車がかかり、日本社会の老朽化・硬直化が一層進んだわけである。
    空欄穴埋めドリル形式のため、スピードに任せて一気に読むのではなく、ところどころ止まって考えながら読むことができる。各章が短いので、中高生や読書の苦手な方にも向いていると思う。
    恥ずかしながら全然知らない用語が沢山登場した。「フレイル」や「妖精さん」などなど。後半の河合氏による提言(国会議員の若者枠とか、30代以下だけの街とか)はとても興味深い。あれこれと批判する方もいるだろうが、まずチャレンジして参画する

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    2023年02月18日
  • 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

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    ネタバレ

    人口減少が止まらない日本がこの先どうなっていくかを具体的な数字とともに説明するとともに、流れを変えるための大胆な提案も書かれている。

    人口現象がもたらす日本の衰退は、(おそらく)多くの日本人が思っている以上に深刻。しかも、この本が出版された2017年には想定されていなかった新型コロナによる人々の行動変容がさらに拍車をかけるのでは、と危惧せずにはいられない。
    "日本を救う10の処方箋"はかなり斬新だが、そのくらい本気で考えなければいけないということ。参考になった。

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    2023年02月15日