河合雅司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ハッキリしている未来は人口動態。10年経てば10年分、歳を取る。そして、このまま日本は人口減少トレンドが続く。問題は、それの何がまずいのか、だ。日本よりも人口が少ない国は数多ある。その理由は本書で述べられる事ではないが、それを述べないとこうした人口減少を問題視する論説は片手落ちのような気もする。
私論だが、人口の絶対数の話ではなく、衰退軌道が良くないのだろう。資産が有休し、過剰になる。日本中にあるインフラ、お店が使われなくなり、人も雇えず、閉鎖していかねばならない。元々人口が少なければ影響はないが、今の日本は、人口が多い現状を想定したハード、資産状態だから。これを企業に例えると、雇用もできず -
Posted by ブクログ
ネタバレ付加価値型にとか、人の生産性あげるとか、もう何十年言ってるんだろう。働きたい人がこれだけいるのに人手不足とか、若くないと採用しないとか、企業側のやり方は変えないままでゆっくりと死んでいってもらえばいいのだけれど。押さえつけないでくれればそれでいい。
食料の買い負けと農業者の減少それでも新規就農も移住も慣習で縛る農村。筆者は地域ごとの人口集約を提案している。薄利多売せざるを得ない事業は社会貢献として一人当たり付加価値の高い事業とバンドルで残す。30万人生活圏。二地域居住で集約する際に、共助を条件に移住者を優遇する。
無理があるのが当たり前なんだけどなかなかそういう風には受け取ってもらえないだろう -
Posted by ブクログ
第1部 人口減少カタログ
第2部 今からあなたにできること
①働けるうちは働く
②1人で2つ以上の仕事をこなす
③家の中をコンパクト化する
④ライフプランを描く
⑤年金受給開始年齢を繰り下げ、起業する
⑥全国転勤をなくす
⑦テレワークを拡大する
⑧商店街は時おり開く
コロナ前2018年出版
前作に比べイラストやグラフが増えた。
前作はデータや推計だったが今作は想像。
※※※著者ではなく個人の感想※※※
平均寿命65歳の時代にできた定年60歳制度。
平均寿命90歳の時代に30年間税金で養うのか。
フルタイム(週5日×8時間)働くのはどの世代でも(体力、介護、育児、趣味研究) -
Posted by ブクログ
第1部 人口減少カレンダー
第2部 日本を救う10の処方箋
1.「高齢者」を削減 ※高齢者を75歳以上に
2.24時間社会からの脱却
3.非居住エリアを明確化
4.都道府県を飛び地合併 ※広域合併ではなく都市部と地方の連携強化
5.国際分業の徹底
6.「匠の技」を活用
7.国費学生制度で人材育成 ※医師は何人必要?
8.中高年の地方移住推進 ※60歳の大学ライフ
9.セカンド市民制度を創設 ※週末人口
10.第3子以降に1000万円給付
若い人材がいなくなるのは国防の危機。スカスカ国土は外国資本に無血占領される。静かな有事。
18歳人口は18年前から分かっている。
日 -
Posted by ブクログ
先日(2024年6月)最新の出生率が発表、全国平均で1.2、首都圏や都市部では1を下回っているとのこと。
人口減少が「静かな有事」とは良く言ったもので、
本書を読めば読むほどこの国の行先に不安を覚える。
間違いなく人口は減少、今から40年後には総人口が9000万人を切ってしまうこと必至。
国防、治安維持、物流など国の根幹を支える労働力もままならない。今や避けられない、すぐそこに迫る来る未来の危機について、どれだけの人がそれを認識しているのか。直面する現実と向き合いながら、それらと折り合いをつけて社会を運営していく必要があると感じた。
とにかくまず何が起こっているのか、これから何が起こるのか、本 -
Posted by ブクログ
ネットでたまたま広告が入ったので購入。現状の出生率から将来日本で起こることを年表形式でまとめた本。少子高齢化は確実に訪れ、環境の変化に対応する必要がある。少子化と高齢化は別問題である。2020年1/2の女性が50歳以上。子供が産めない高齢者を支える人員がいない2033年住宅の3戸に1戸が空き家になる。外国人の受け入れか。東京も高齢者だらけになる。結びが皆さんで考えていきましょうと他人任せになっており、問題提起しっぱなしなのが気になった。処方箋としてアイデアを10個並べていたがどれもイマイチ。
これを読んで、人口減少の影響は地方から深刻になると思われた。一方で地方を捨てるという選択肢により回避は