河合雅司のレビュー一覧
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日本は東京という「外国」VSその他となるという論評。
以下雑感。
・このままだと「うちの地域は高齢化は進んでいるけどまだ人自体は多いからいいよね〜」なんて会話が現実的なりそうだ という所感
・6年前の予測でも、2035年までには秋田県の人口は19年の6割減。限界自治体が12市町村となる見込み。昨今のクマ被害により拍車がかからないか
・関西圏の人口減少、大阪府の逆ドーナツ化減少も懸念される中、大阪都構想は現実的ではないのでは?(むしろ福岡の方が副首都としての人口は維持できそう)
・拠点型国家からドット型国家への移行はまさにその通り。だが、まずは各人が(東京あるいは都市以外)の地域を深く知る、その地域に残したい資源(産業・特産品・文化・景勝)を見つける、そこに移り住んでも生活できる(多拠点生活) 助けが政策的に必要なのでは。 例)イタリア ソロメオ村
そういう意味では、市区町村は多すぎるのかもしれない(というかそもそも行政サービスが行き届かない。誰も取り残さない、リアルの場で人が介在しないデジタル化は真に人々に幸せをもたらすのか?
・以下一文は心に留めておきたい
「地方創生とは既存自治体を活性化させるための施策でもなければ、ましてや首長、地方議員の生き残りを図るためのものではない。(中略)なるべく住み慣れた地域で豊かな暮らしを続けられるようにするための政策なのだ。」
⇒その地域住民(≒多くの場合はお年寄り)をいかにして街づくりに巻き込むべきか?
・「強い日本」よりも「楽しい日本」というキャッチコピーが地方創生文脈ではしっくりくる=どのように幸福度を保ちながらダウンサイジングしていくべきか
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ネタバレ注意推計によれば、2070年には7760万人になる。毎年91万人の減少。外国人では賄えない。積極的に受け入れても、中途半端な規模に終わる。
受け入れるなら高度人材を受け入れて、成長させるべき。
生産年齢人口のピークは1995年だが、就業者数は増加した。これからは伸びは期待できない。
新卒は20年後に3割減。人手不足が解消しても、消費が減る。
個々人の稼ぐ力をアップさせる。
薄利多売は通用しない。高付加価値化。
中小企業も海外へ進出するべき。
人口30万規模の独立圏を考える。東京一極集中を是正しても全体が減るので焼け石に水。子ども向け政策を充実しても、既存住民向けのサービスは劣化する。市町村を超えた生活圏。交通網が要。
国交省は10万人であれば医療、交通の提供が可能としている。人口減を考えると30万人程度でスタートすべき。
拠点への集住をさせるには、2地域居住を推進するべき。 -
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この本は、少子化、高齢化、そしてコロナ禍がもたらした社会変革に対して、どのように戦略的に対応していくべきかについて深く考えさせられる内容でした。
本書では、特に「戦略的に縮む」というテーマが強調されており、これは非常に現実的かつ必要なアプローチだと感じました。日本の人口減少に伴い、すべての産業分野での成長は難しく、勝つためには選択と集中が不可欠だと著者は訴えています。デジタル化を推進し、特化すべき分野に資源を集中することで、これからの時代に対応する力をつけることができると考えています。
また、日本がこれまでの先進国としての地位を誇るのは難しくなりつつあり、経済の内需依存の強さを再認識する必要があると感じました。特に少子化によって労働力が減少する一方、社会保障の負担が増加するという予測に対して、個人としても戦略的に縮むことを意識しながら生きていく必要があることに気付かされました。
一番印象に残ったのは、経営者の高齢化による企業の停滞や、非正規雇用問題についてです。経営者が高齢化し、意思決定が遅れることで企業が衰退していくという事実は、特に中小企業にとって重要な問題であり、企業の未来を考える上で避けて通れない課題だと思います。
また、家計やライフプランに関しても、これからの時代を見据えて準備をする必要性を強く感じました。特に定年後の生活を「セカンドキャリア」として捉え、副業やダブルワークに取り組むことが求められるという点は、今の社会において非常に重要です。
個人的には、将来に向けたライフプラン設計の重要性を改めて考えさせられました。人生の未来年表を作成し、親の年齢や自分自身の年齢を見ながら、どのように過ごすべきかを具体的に考えることが大切だという点は、今後の生活設計に役立つと感じました。
この本を読んで、日本の未来について深く考えるきっかけとなりました。社会の変化に対応するためには、個人も社会も戦略的に縮小し、変化を受け入れる柔軟性が求められます。今後、私自身もこの本で得た知識を基に、自分のライフプランを見直し、社会の変化に適応できるように準備を進めたいと思います。
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人口減少によるごく当たり前のことが書かれている。
製造業は高齢者と外国人が主戦力、
自動車整備士は自動車整備学校への入学者は半減、
エアコン技術者はエアコンの取り替え工事が滞る。
EV充電スタンド水素ステーションはメンテナンスが遅れている老朽化の危機
銀行は街角から視点が地下の下落を招く。
IT技術者は既存人材は先端技術を学ぶ暇なし。
食品スーパーマーケットは割引セールでも集客ができなくなる。
食品おろし会社は負け組スーパーの品揃えが悪くなる。
地方新聞社は宅配できないエリアが広がる。
ローカルテレビ局は地元企業の定命で自前の広告収入が減少。
トラックドライバーは今後の主役は60代から70代
農業は存続危機集落が拡大し、日常生活が成り立たない。
食品メーカーは価値基準が多いさから保存期間へ。
住宅メーカー不動産会社はワンコン化が新築需要を下げる。
建設会社は施工管理技師の不足で建物が立てなくなる。
都市鉄道会社は2040年までに通勤通学客が2割減る。
地方鉄道会社は住民が減って、大体バスも廃止となる。
バス事業者は99.6%が赤字経営
水道事業者は2043年までに料金が月額1400円上昇。
ガス会社は技術者を確保できず、存続危機に直面する。
病院は医師の高齢化で医師のいない地区が広がる。
お寺は単価不足で大規模修繕できず、本堂が老朽化する。
葬儀者は親族の手はプライベートと言う価値観が定着する。
市役所は2045年必要な職員数に2割足らず。住民サービスが低下。
小中学校は教員が確保できず、統合も進む。
自衛隊は自然災害救助も困難になる。
警察は2042年警察官の4割が50歳以上となる。
救急隊は2030年救急車が不足する。 -
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この本はこれから起きるであろう問題と課題と対応策を説いている。
だが、この本の内容は未来ではなく、今起きていることの地続きの話の未来であり、今、社会で問題となることは現場で起き始めている。
これは未来の本ではない、今の問題であり、それは未来に悪化するという警鐘を鳴らす良書である。
日本の政治では、少子高齢化対策に向けて90年代から提唱と対策と巨額の税金が投入されてきたが、2025年時点では残念ながら悪化の一途を辿っている。これは、団塊の世代から継承されてきたある種の楽観的な施策であり、経験したことがない故の実験であったのであろう。
これからの姿勢は、過去の失策または失敗から得た膨大な糧を経て、私たちは声を上げて高齢者も若者も質の高い生活を唱え、考えることが重要であろう。
これから平均寿命は伸び続け、社会保障も年金制度も様々な現時点での政策や福祉や制度が未来に存在しているか怪しいが、私たちは日本という国に生まれて、今と未来の人への橋渡しをする岐路に立たされているのだ。 -
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ネタバレ付加価値型にとか、人の生産性あげるとか、もう何十年言ってるんだろう。働きたい人がこれだけいるのに人手不足とか、若くないと採用しないとか、企業側のやり方は変えないままでゆっくりと死んでいってもらえばいいのだけれど。押さえつけないでくれればそれでいい。
食料の買い負けと農業者の減少それでも新規就農も移住も慣習で縛る農村。筆者は地域ごとの人口集約を提案している。薄利多売せざるを得ない事業は社会貢献として一人当たり付加価値の高い事業とバンドルで残す。30万人生活圏。二地域居住で集約する際に、共助を条件に移住者を優遇する。
無理があるのが当たり前なんだけどなかなかそういう風には受け取ってもらえないだろうなあ。 -
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第1部 人口減少カタログ
第2部 今からあなたにできること
①働けるうちは働く
②1人で2つ以上の仕事をこなす
③家の中をコンパクト化する
④ライフプランを描く
⑤年金受給開始年齢を繰り下げ、起業する
⑥全国転勤をなくす
⑦テレワークを拡大する
⑧商店街は時おり開く
コロナ前2018年出版
前作に比べイラストやグラフが増えた。
前作はデータや推計だったが今作は想像。
※※※著者ではなく個人の感想※※※
平均寿命65歳の時代にできた定年60歳制度。
平均寿命90歳の時代に30年間税金で養うのか。
フルタイム(週5日×8時間)働くのはどの世代でも(体力、介護、育児、趣味研究)キツい。ハーフ(週3日or4時間)なら働き続けられるのに。パートや派遣ではなく短時間勤務制度の拡充を(同じ職場で正社員に戻れる。キャリアを続けられる)
利益の出ない(利用者に支払いを求められない)業種もある。介護、保育、福祉は公務員でもよくないか?(私立は残す)最低時給1500円とボランティアの差は大きい。毎朝の見回り&掃除15分で1日500円ぐらいの仕事したい。
イザナミとイザナギが逆転する時代がくる。
働き手が減少高齢化する時代に、何を人間がすべきか。
育てたい分野の学部を残す。働きながら大学通いたい。 -
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第1部 人口減少カレンダー
第2部 日本を救う10の処方箋
1.「高齢者」を削減 ※高齢者を75歳以上に
2.24時間社会からの脱却
3.非居住エリアを明確化
4.都道府県を飛び地合併 ※広域合併ではなく都市部と地方の連携強化
5.国際分業の徹底
6.「匠の技」を活用
7.国費学生制度で人材育成 ※医師は何人必要?
8.中高年の地方移住推進 ※60歳の大学ライフ
9.セカンド市民制度を創設 ※週末人口
10.第3子以降に1000万円給付
若い人材がいなくなるのは国防の危機。スカスカ国土は外国資本に無血占領される。静かな有事。
18歳人口は18年前から分かっている。
日本は縮小するのは確実、いかに緩やかにするか
戦略的に縮もう。コンパクトシティ
都市部で介護施設は満床だから地方の空き家へ
結局は予算の問題。日本国は稼がねばならない -
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先日(2024年6月)最新の出生率が発表、全国平均で1.2、首都圏や都市部では1を下回っているとのこと。
人口減少が「静かな有事」とは良く言ったもので、
本書を読めば読むほどこの国の行先に不安を覚える。
間違いなく人口は減少、今から40年後には総人口が9000万人を切ってしまうこと必至。
国防、治安維持、物流など国の根幹を支える労働力もままならない。今や避けられない、すぐそこに迫る来る未来の危機について、どれだけの人がそれを認識しているのか。直面する現実と向き合いながら、それらと折り合いをつけて社会を運営していく必要があると感じた。
とにかくまず何が起こっているのか、これから何が起こるのか、本書が多くの人に読まれることで、将来のこの国に見合った、そして少なくともみんなが幸福を感じることができる、そんな社会が訪れることを望む。