武川佑のレビュー一覧

  • 円かなる大地

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    とても面白かった。
    まるで少年漫画の王道を読んでいるようだった。
    稲姫の成長にその周りの人物のバックグランドが絡み、アイヌという少数民族の苦悩、人生が浮き彫りになっている。

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    2025年04月24日
  • 円かなる大地

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    イメージは中世版ゴールデンカムイ。
    日本の歴史では戦国時代に当たる北海道。道南一帯を支配していた蠣崎家と以前から居住していたアイヌは互いに緊張した関係にあった。主人公は謎多き屈強なアイヌの壮年シラウキと領主蠣崎の次女「稲姫」。
    ヒグマに襲われた稲姫を助けたシラウキ。稲姫は礼を尽くすが行き違いから和人とアイヌの抗争に発展、
    シラウキは稲姫を人質に逃走する。コタンでアイヌの優しさに触れた稲姫は自分が何もしらなかったことを恥じる。前面抗争を避けるためコタンの長と和睦の道を探る。蠣崎家の主君、出羽国の安東氏に仲介を依頼。稲姫とシラウキは海峡を超え苦難の旅に出た。道南と北東北を舞台に数々の困難を駆け抜け

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    2025年04月04日
  • 円かなる大地

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    知らない作家さん
    分厚いナァ…
    つまんなかったらやだナァ…
    と怯みつつ読み始めた

    時が許せば
    一気に読んだであろう傑作だった
    なんかもう 
    大事なことが何もかも
    ここに詰まってる気がした

    主役の成長も唐突すぎないし
    それぞれの理由もきっちりしてるし
    なのに全員魅力的って
    すごい
    うっすらしてるヤツ、いなくない?!

    クライマックスは
    沸き立つし溢れるし
    永遠よ、とわであれ!!!
    って涙した

    願うだけじゃ叶わないんだな
    人も歴史も動いてこそ動かせるんだな
    すげーよかった
    星は久々に5つ

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    2024年09月09日
  • 悪将軍暗殺

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    デビュー作は読みづらさもありながら面白かったが、本作は読みやすいし面白い!
    終始ダレることなく読み切れました。戦国時代より前の話であまり興味がない時代でしたが、十分楽しめました。

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    2024年07月30日
  • 真田の具足師

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    とても面白かったです!最初は真田家の偵察として徳川家の間者だったけど、赤児、猿森、犬飼などと出会いいつのまにか真田側に?そして源三郎信之と、織田信房で2人の源三郎。そして最後の大坂夏の陣では、徳川側には、初代与左衛門こと、赤児が、真田側には不死身の具足を作った岩井屋与左衛門が。お互いの師弟対決!面白かったです。それにしても本当に鉛玉を具足で防ぐことができるとは!【小5】

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    2024年02月08日
  • 真田の具足師

    購入済み

    一気に読みたい

    ひきこまれた。面白い。甲冑の名称など専門的で理解しにくいところはあるが、ぐんぐん引き込まれる。お勧めです。

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2023年12月04日
  • 真田の具足師

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    ネタバレ

    読み終わって大河ドラマを堪能した気分になりました。甲冑、具足などこれほどまでに緻密に調べ表現する歴史小説は初めてです。あと乃々の死は残念でなりませんでした。私の大好きな真田を扱った大傑作間違いなしです。「不死身の具足」を実際見てみたいです。これほどまでに葛藤する歴史小説真田を堪能して下さい。

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    2023年08月10日
  • 妖し

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    あまり「妖し」じゃなかったんですが
    一番良かったのは
    窪美澄先生の 「真珠星 スピカ」
    死んだ母親が娘を こっくりさんを使って
    守る話で 愛情に不意打ちされて
    かなり泣けました さすが

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    2020年03月09日
  • 円かなる大地

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    なかなか読み出せなかったけど、読み始めたら一気に読んだ。

    暴力シーンが辛い。
    あと、名前が読めない、覚えられない。
    戦国時代ものは名前が似てて、あと、漢字の読み方も独特だから。

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    2025年01月12日
  • 妖し

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    面白かった。
    なんとも言えない不思議な妖しい話ばかり。
    特に恩田陸さんの金沢の話が好きだ。恩田陸さんのユージニアも金沢が舞台だったな。なんとも印象に残る話だった。恩田さんの、金沢に対する特別な思い入れを感じる。
    ちょっと乙一さんのような妖しいオムニバスだった。

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    2025年01月05日
  • 円かなる大地

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    歴史小説。

    世は戦国時代、アイヌと和人は和睦ができるのか?が、テーマかな。当時のアイヌや日の本の和人の振る舞いや生活などよくわかる。アイヌは字を持たない人種なので和人に書面で色々騙され原住民であるのに迫害されちゃうんだよね、、。
    しらなかったんだけどアイヌは北海道だけじゃなく東北にも住んでいた!

    海を渡り東北へー、そして限りある時間のなかでお話は急速に展開していって、、、。稲の成長っぷりと、シラウキとのお互いへの思いやり。他の登場人物も自分の矜持に従いしなやかに活躍する姿がかっちょええ。

    いや想像よりずっとワクワクした小説。金カムラブなので絵としても想像できてとても嬉しい小説だった。

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    2024年12月25日
  • かすてぼうろ~越前台所衆 於くらの覚書~

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    時代小説を中々読まないのだが、読みやすく楽しめた。料理のお話だったからかな。
    この時代女性がここまで活躍するのは稀だと思う。だからこそ楽しめたのかも。
    料理はもちろん美味しそうだった!

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    2024年12月22日
  • 真田の具足師

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    具足師の視点から語られる戦国の時代、具足師は当然、戦に絡むので、忍びも登場。
    忍びの人の描かれ方が、とてもリアルに感じた。武将には武将の、忍びには忍びの、立場や人間関係がある。具足師にも、同様に流派や、当世の流行などがあり、深みのある作品で面白かった!!!
    ガチャで甲冑を集めている私には、たまらない1冊だった!

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    2024年05月13日
  • 妖し

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    〈怪異〉をテーマに描く、奇譚アンソロジー。アンソロジーって色んな作家さんの話を読めるからお得感がある
    不思議な話もあったけど、一番最後の小池真理子の話は強さがぶっちぎりだった…
    背筋がぞぞーっとして鳥肌がすごかった。
    不思議と恐怖というのはグラデーションで、たぶん私がそんなに怖くない、特に不思議ではないというような感想をもつ話も他の人からすればすごく怖い!不思議すぎてわからん!ってなる話もあるんだろうな
    色んな人に読んでもらって一番好きな作品とか語り合うのが楽しい本だと思う

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    2024年05月11日
  • 真田の具足師

    購入済み

    具足というユニークな視点から

    語られる歴史物語。そして、我々がよく知る歴史に巧みに織り込まれていて実に興味深く、面白かった。。私が初めて読んだ武川氏の小説で、他の作品も是非読んでみたい。

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    2024年04月22日
  • 妖し

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    全編シンプルに怖い。どろどろしているわけじゃなくて、上品な怖さだけど、それ故に怖い…!作家さんたちがみんな巧みなんだな…

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    2024年03月19日
  • 真田の具足師

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    具足師の話は新鮮だった。甲冑見ても作ってる人の事って考えたことなかったので。
    文章も読みやすいし、面白かった。
    分からないところを調べながら読むと理解が深まる。

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    2024年03月04日
  • 真田の具足師

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    戦国時代の武将や雑兵たちを支えた甲冑、それを作り出す具足師岩井与左衛門を通して、徳川家康対真田家との戦いを描いている。
    鉄砲という戦う武器が発達したのなら、守りの要である具足が発達していくのも、道理である。
    今まで注目していなかったが、実に面白い着眼点である。

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    2024年01月07日
  • 鎌倉残影 歴史小説アンソロジー

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    複数の著者の鎌倉時代初期の歴史小説を集めたアンソロジーである。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』と重なる。

    澤田瞳子「さくり姫」は絵師の目を通して源頼朝の同母妹・有子を描く。坊門姫と呼ばれ、一条能保の妻となった人物である。後藤基清が有子の乳兄弟として登場する。基清は能保の家人と知られているが、ここでは忠誠心は有子にのみ向けられている。史実の基清は讃岐守護を務め、一条家に仕え続けた。嫉妬深さや悪女と伝えらえる北条政子の人間味が明らかになる。これは『鎌倉殿の13人』と重なる。

    武川佑「誰が悪」は和田合戦を描く。和田合戦の前に畠山重忠が冤罪で滅ぼされた。和田義盛は畠山重忠を討ちたくなかったとする

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    2023年08月23日
  • 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

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    本家シリーズ読んだことないのだけど、本家もトリビュート作品も面白かった。一押しはキャラも歌という小道具も効いてた「遠輪廻」。

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    2023年06月04日