ジョージ・R・R・マーティンのレビュー一覧
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王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
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Posted by ブクログ
相変わらず、「綺麗じゃない」ファンタジイだなあ。
人の皮は剥ぐ、屍体が腐ってふくれる、泥酔してげろを吐く、もうそういう連続なんだけど、面白い。
また、壮大な群像劇でもある。
各章はこれまでと同様、その章ごとの主人公の名前で統一されているが、おおむね今回は、ジョン・スノウ、デナーリス、ティリオンの視点で動いていき、たとえばラニスター勢(ジェイミーやサーセイ)、スターク勢、アリン勢は登場しない。
竜の舞踏とある通り、この中でも中心となっているのはデナーリスと竜なのだが、なんと竜が成長してきたためデナーリスがコントロール力を失いかけているらしい。
これどうなっちゃうの?
勿論、デナーリスがいるミーリーンは四面楚歌なので、周辺のほとんどがこれを攻め立てようとしているのだが……。
いやはや、奴隷貿易が盛んな地域で奴隷解放をうたいあげるのはやはりほどほどにした方がいいんじゃないか?
と、思えてしまう。
アメリカの作家なので、奴隷制に反対、という主張をしたいのはわかるのですが。ただ、単に奴隷を解放しただけだとどういう事が起こるかという事は、よく描写されていると思う。その点は興味深い。
視点としてはもうひとつ、デナーリスに求婚したいドーンの公子(でもハンサムとは言えないw)、そしてもうひとり、名前が隠された(でも読めばすぐ誰かわかる)人物が登場する。
いやはや分厚いですが、読めばやはりこれ、物語(本巻)の序盤なのだなとわかる。 -
七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
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Posted by ブクログ
「ゲームオブスローンズ」原作。次シーズン待ちの気晴らしに読んでみた。
ロマンシングサガ的に、章ごとにメインで心情や視点が表現される主要人物が切り替わっていくのはドラマと同じく、というか、ドラマが原作の構成を再現している。
ドラマは筋書きや建物、風土は原作通りで、壁や城の細部など描写にないところもしっかり映像化しててリアリティ持たせてるのはすごい。(下巻開いたら“月の扉”は全然別もんになってた。)
年齢や外見、性格、服装など人物については原作と違うとこ多数。時間の流れが早いのかな。
地図とそれぞれの家の紹介とターガリエン王朝年表は役に立つ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ剣嵐の大地の文庫、中。
前巻があまり動きがなくて飽き気味だったけれど、この巻はなかなか面白かった。間に読んだベルガリアード物語が思いの外ぬるくて退屈だったので、七王国の冷徹なストーリー展開が恋しかったのも一因かと。
相変わらずストーリーと登場人物がこみいっていて、あらすじは追えないので、気になったところの覚書。
注目のサンサ結婚。この組み合わせは結構いいな!と思って楽しみにしていたのに、当人にとってはそうでもないらしい。残念。サンサいい子だし頭からっぽって訳ではないけど、少女趣味のロマンチックな理想に引きずられていることも多くてもどかしい。
デナーリスは戦になると生まれもっての女王の才能を感じるね。ドラマ版の美しい姿の印象が強くて、あんな可憐な姫が冷酷な作戦をぶちかますのがかっこよくて震える。味方なら奴隷にだって優しいけど、敵相手だと残酷っていうか卑怯っていうか。でも、小賢しいっていう感じはしないのが不思議。
ジェイミーとブライエニーにフラグがたっている気がして、気が気ではない。いやまさかそんな。不発に終わる可能性だって十分にあるけど。もしそうだとしたら、あのキザな金髪野郎がちょっと好きになれるのに。
今回主要人物2人の死があり、それはかなり衝撃だった。うまくいきそうだと落とし穴がまってて、そんなところで死んでしまうのかと絶望する。それがこの作品の醍醐味なんだけど、その冷酷さも含めて作者のすごいところだけれども。 -
王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)
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Posted by ブクログ
怒涛の異世界ファンタジー巨編。
今(2014年)出ている中ではシリーズ最新作。
そして、この先を読むのは何年後になるのやら?
自分が続きを読むときに、忘れすぎてるかも?とちょっと、メモなど。
さすがに話は進み、えっここで終わるの?と悲鳴~~というところで以下次号!
絶句しつつも、まあお約束なので。
女王デーナリスは打ち続く混乱を沈めるために、地元の大貴族との結婚を決意する。
不本意ながら祝賀のために闘技場を再会。
そこへ現れたのは‥?!
ここまでイライラさせられる展開だったのが変わったけど、これまた先は読めない‥
母国を逃れ出て、今は奴隷として転々とする身のティリオン。
機転を利かせて、ついに抜け出す‥?
雪に閉ざされたウィンターフェル城に、北の注目は集まる。
亡き王ロバートの弟スタニスが進軍するが、吹雪に埋もれて動きが取れなくなる。
ウィンターフェル城のスターク家を滅亡に導いた「返り忠(裏切り者)」は、最悪な主に仕える道化となっていた。
主とスターク家の姫アリア(ということになっている娘)との婚儀がおこなわれるが‥
北の壁を守るナイトウォッチの総帥ジョンは、スタニスの王妃一行を砦に迎えている。
人手が足りない窮地に、野人を味方につける方策をとる。
異母妹アリアが婚儀を挙げるとの報も気になっていたが‥
まさかの展開?
本物のアリアは遠く離れた地にいて、遠い将来には復讐をと思いつつも、異文化の中での精進を続けている。
異常な成り行きではありますが、ある意味、この着実なたくましさは救いですね。
都では宗教団体が勢力を持つようになり、太后サーセイは罪に問われて尋問を受ける。
罪を浄化する償いの行進というのは、中世の歴史上あったことがもとになっているとか。
作者はテレビの脚本を書いていた時期に、あまりにも制約が多いことに悩んだそうで、そのストレスがどうやら生々しい葛藤があふれ出るリアルな描写になっているらしい‥
アメリカは子供に見せてはいけないようなシーンは日本より自主規制がうるさいんだそうですが。
どんだけストレスだったんだっていう(苦笑)
今ではこのシリーズ、テレビドラマ化されているので、時代が変わったのか、マーティンの勝利?
それだけ、面白いってことですね☆ -
七王国の玉座〔改訂新版〕(下)
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