ジョージ・R・R・マーティンのレビュー一覧

  • 剣嵐の大地(上)

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     王都での攻防戦でスタニス・バランシオンの軍勢を下した王家では、〈王の手〉だったティリオン・ラニスターは重症を負い、代わりに入城した、少年王ジョフリーの祖父にして、ティリオンの父タイウィン・ラニスターが〈王の手〉となり、実権を握る。
     そもそも小人症で怪異な容貌の上に、さらに重症を負ったティリオンは何とか回復するも、父親の支配のもと、父のやることに皮肉を差し挟むことしかできない立場に戻ってしまう。ティリオンは遊女を一人囲っており、彼女をたいへん愛しているのだが、それを父や姉の太后サーセイに知られると、父の怒りを買い、姉から弱点として利用される恐れがあり、周到に秘匿している。愛こそが彼の弱点となっているのだが、彼の愛は必ずしもラニスター家に向いているわけではなく、家族の不協和音を体現している。そもそもタイウィンがティリオンを冷遇するのには、彼の最愛の妻がティリオンの出産時に亡くなってしまったことも大きく、ここでもまた愛のテーマが響いているのである。
     タイウィンはティリオンにスターク家の長女サンサを妻に迎えるという政略結婚を持ちかける。しかしラニスター家にあって、義の人でもあるティリオンにとってこれは大きな試練となる。もちろん、サンサにとっても。

     他方、ティリオンの兄、サーセイの双子の弟のジェイミーは、スターク家の捕囚となっている。夫エダードを失ったキャトリン・スタークは、息子の〈北の王〉ロブが戦死することを恐れている。そこにウィンターフェル城が落とされ、次男ブランと三男リコンが死んだという報を受け、悲嘆に暮れつつ、宮廷にいるはずの長女サンサと次女アリアを救出すべく、人質交換のため、独断でジェイミーを王都に送り出す。ジャイミーの護送を担うのは女騎士ブラウエニー。彼女はもともと前の王ロバートの弟レンリー・バランシオンに忠誠を誓っていたが、レンリーがスタニスの放った魔法の力で殺されると、キャトリンの保護のもとに入ったのだ。
     ここにおいて冷酷な貴族風にしか見えなかったジェイミーが視点人物として導入され、ジェイミーの立場が明らかになっていく。すなわち、ジェイミーは姉サーセイへの道ならぬ愛に殉じているのである。その点で彼もまた父タイウィンの忠実な息子ではなく、また愛に囚われた男であることがわかる。
     そしてこの旅は彼にも過酷な運命を強要していくのだ。

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    2016年02月10日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)

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     ラニスター家ではただひとり〈小鬼〉ティリオンが最初から視点人物となっている。彼は発育不良の小人症で、次男のために家督を継ぐ権利はなく、父親の寵愛も、剣士としての肉体もないことを、重々わきまえており、状況を斜めに見ながら、金と口先と知恵で人生を切り開いていく痛快な人物だ。
     宮廷での権力を確保したラニスター家では、長男(そして皇太后の双子のきょうだいの)ジェイミーがスターク家の捕虜となってしまったため、当主タイウィンの命でティリオンが〈王の手〉として宮廷に乗り込む。少年王ジョフリーは決定的に王者としての資質を欠き、太后サーセイは子どもへの愛から盲目となっている中で、ティリオンは統治者としての才能を大いに発揮して、混沌とした宮廷の中、一陣の涼風のように活躍する。
     少年王ジョフリーの叔父スタニスは邪教の魔力を得て、宮廷のあるキングズ・ランディングに攻め入ってくる。ティリオンは軍師としての力を発揮するが、恐らくサーセイの陰謀により負傷してしまう。

     さて、本シリーズのテーマは何なのか、愛と名誉であろうか。大局的には、王の代行者である〈王の手〉となったスターク家と、王妃を出し、王室に力を及ぼしているラニスター家の対立がひとつの軸であり、読者はおおむねスターク家に感情移入しつつ読むように仕向けられている。
     愛を体現するのはラニスター家である。たとえ義がなくとも一族を大切にするのがラニスター家の流儀だ。権力欲も一族繁栄のために、言い方を代えれば「血」のために出てくるといえる。対して、スターク家は名誉を重んじ、正当なことを貫こうとして、窮地に陥り、スターク家の子どもたちは辛酸を舐める。愛が勝つのか義が勝つのか、それとも……

     他方、ゾンビの如き〈異形〉が台頭はじめた北部の〈壁〉では、スターク家の私生児ジョン・スノウの活躍が描かれる。こちらは名誉の世界。
     海の向こうではかつての王家ターガリエン家の末裔デナーリスの王位奪還への遅々とした道程が描かれるが、こちらのテーマは愛か。デナーリスはあたかも身を売られたかのように騎馬民族ドラスク人の王妃となるが、夫は死んでしまい、おなかの子も死んでしまう。しかし、喪われて久しいドラゴンの卵を孵化させ、3頭の「ドラゴンの母」となる。

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    2016年02月10日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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     『七王国の玉座』ではロバート王の死とその友人にして〈王の手〉のエダード・スタークの死までが描かれる。これによってウィスタロスは〈鉄の玉座〉といわれる七王国の玉座を巡って、五王の並立する混乱状態に陥り、他方、エダードの遺児たちはそれぞれ困難に見舞われることになる。

     王の正統性について、現王権バラシオン家を中心にとると、前王ロバートの長男ジョフリーが王位を得るのが正統である。が、ジョフリーは母親サーセイ・ラニスターとその双子の兄ジェイミー・ラニスターとの間の不義の子であり、ロバートの嫡子ではない。このため、ロバートの弟のスタニス・バラシオンが王位を要求する。しかし、陰鬱なスタニスは人望に乏しく、華麗な三男レンリーも王位を宣言し、多くの人が付く。鉄諸島ではベイロン・グレイジョイも鉄諸島の王を宣言する。そもそもスターク家はターガリエン家に征服されるまでは、北部を統治していた王であったので、長男ロブは諸侯に押されて〈北の王〉を名乗る。こうして五王が並び立った。

     〈北の王〉ロブはきょうだいのなかで唯一、視点人物ではなく、もっぱらエダードの妻、すなわちスタークのきょうだいたちの母親であるキャトリンの視点から描かれる。
     スターク家の長女サンサは宮廷での華麗な生活を夢見るお姫様。当初は少年王ジョフリーの后となることを約束されていたが、宮廷の人質状態に陥る。ジョフリーの残忍な性格も知り、何とか家族のもとに逃げ出すことを考えながら、宮廷で生き延びようと耐えの生活が続く。
     次女アリアは剣士になりたい女の子だが、父エダードが謀反人の濡れ衣を着せられて処刑されてから、宮廷内で身を隠し、さらには宮廷を抜け出して、何とか家族のいるウインターフェル城に戻ろうと放浪の旅を続ける。
     ラニスター家の秘密をみてしまったがために、殺されかかって下半身不随となった次男ブランと、さらに幼い三男リコンはウィンターフェル城に残っていたが、かつてスターク家の人質として一緒に育ったグレイジョイの息子シオンがウィンターフェル城を落とすべく迫る。ブランは身体機能を一部失ったがために、かえって超常能力に目覚め、それゆえいずれ重要な役割を担う予感がある。
     私生児ジョン・スノウは北方の守りを固める〈冥夜の守人〉となるが、北方から七王国の領土を狙う野人たちの中に偵察に入っていく。彼は〈冥夜の守人〉の中で重要な位置を占め、〈異形〉との戦いの中核を担うのだろう。

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    2016年02月10日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)

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     作者は物語の全体的状況において、どれかの登場人物に肩入れしようとは思っていないようである。しかしながら、当面、清廉潔癖で名誉を重んずるスターク家が宮廷の陰謀に巻き込まれていく様が描かれるので、視点人物の多くがスターク家の人々だ。まずはスターク家に感情移入しながら読むことになるだろう。冒頭で〈大狼〉(ダイアウルフ)の子どもを6匹見つけ、スターク家の子どもたちがそれぞれを飼うことになるエピソードが語られる。 

     ジョンルとしてはファンタジーともいわれるが、ファンタジーといえるのは架空の王国が舞台であるというくらいで、内容的には人物像を掘り下げた権力抗争劇である。いわゆる剣と魔法ものではあるが、魔法は廃れており、ドラゴンは死滅して100年たつ。冬は規則的にやってくるのではなく、不規則にやってくる。この惑星の軌道は楕円軌道で、季節が不規則にやってくるのだ、といったSF的展開があるわけでもなさそうだ。
     当面は、架空の国の歴史物語といえるが、しかし超常的なものは確実に胎動を始めている。そしてそれは〈異形〉(ジ・アザー)とともにやってくる。〈異形〉は人類ではない異種族で、敵対的であり、また死者をゾンビのように使役する。〈異形〉、それから北部の野人たちからウィスタロスを守るために〈壁〉が築かれており、そこを守るのが〈冥夜の守人〉であるが、この組織は廃れつつあり、〈壁〉も十全な機能を持たなくなりつつある。
     他方、ターガリエン家の遺児デナーリスは海の向こうでターガリエン王朝の再興を伺っている。
     すなわち、五王並び立つ七王国自体の権力抗争の物語と、北から襲ってくる脅威を防ごうとする人々の物語、海を越えた東の大陸で七王国の権力を取り戻そうとする勢力の物語と大まかに3つの流れが交互に語られていく。

     カバーの折り返しや付録の表をみるとやたらと登場人物が多いし、巻を重ねると登場人物表は膨大なものとなっていくが、とりあえず『七王国の玉座』では視点人物の8人それぞれに感情移入できるようになってくると俄然面白くなってくる。もっとも第7部まで書き継がれるといわれている〈氷と炎の歌〉では、『七王国の玉座』はまだまだ序章である。

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    2016年02月10日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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     〈氷と炎の歌〉と題される長い長いお話の第1部の上である。途中から訳者が変わって、人物名の読みや訳語の変更があったため、遡って統一が図られた新版であるから、これから読まれる方はこれを手にされたし。

     南北に伸びる大陸ウィスタロスの七王国、かつては群雄割拠したが、今はひとりの王が治めている。しかしその王、バラシオン家のロバートは、15年前に暴虐の前王、狂王エリアス・ターガリエンを倒した王位簒奪者だ。ロバートと主に戦ったエダード・スタークは寒さ厳しい北部を治めているが、副王ともいうべき〈王の手〉になることをロバート王より要請され、やむをえず引き受ける。というのも前の〈王の手〉、ジョン・アリンが病死したからだ。だが、ジョン・アリンはラニスター家に毒殺されたのではないかという疑惑が囁かれる。ラニスター家は前王の廷臣を務めていたが、寝返って今は王妃も出している有力家である。
     300年ほど前には七つの王国だったのを外来のターガリエン家が征服し、今また、そのターガリエン家は倒され、バラシオン家が正統を謳っている。『七王国の玉座』はこの錯綜した権力の歴史が解きほぐされ、再び、戦乱の世になるまでが描かれる。

     三人称で語られる小説だが、それそれの章ではある登場人物の名前が明記され、その登場人物の視点から物語が語られるという形式となっている。物語は各章ごとに視点を変えて描かれる群像劇なのであり、作者は状況を全体的に描くために多くの視点を要しているともいえる。
     「視点人物」は主人公というわけではなく、語り部に過ぎないのだ。だから視点人物にも何が起こるわからない。視点人物であっても死んでしまうことはある。『七王国の玉座』では8人の視点人物がいるが、あとの部になって登場する視点人物もいれば、途中から視点人物に「昇格」する場合もある。
     物語は視点を切り替えながら、滔々と語り続けられるが、『七王国の玉座』で話が一段落するというわけでなく、『王狼たちの戦旗』『剣嵐の大地』『乱鴉の饗宴』……と実は切れ目なく続いていくだけである。

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    2016年02月10日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(上)

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    ネタバレ

    これはこれは…すごい。
    複数視点が歴史ファンタジーの魅力を引き出していて良い。
    人物の心情を中心にしてない分、読んでて怪我しそう(感情移入してた人があっけなく死んだり)な臨場感が作品全体の雰囲気と重なって、どんどん読んじゃう。
    大狼もその雰囲気にすごくあってる。
    苛酷な境遇ながら思いやり深いジョン・スノウが好き。
    気になる存在は〈小鬼〉ことティリオン。なにを目的にしているのかわからないから怖い。けど、嫌いになれない…。
    かなりの読み応えで、まだまだ続くのが嬉しい。
    このシリーズは、完結してるのかな?続き待ちはしたくないな。。。一気に読みたい!

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    2015年10月30日
  • 竜との舞踏3

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    ネタバレ

    みなさまのおっしゃる通り、「引き」(クリフハンガーというようですね)が強すぎて、とてもとても続きを読みたくなってしまいますね。
    ティリオンは「お前はまた捕まってしまったのか」と言いたくなるぐらいとらえられてますし。
    クィンティンはご退場、デナーリスの脱走は爽快なようで、この先どうなるのか予想もつきませんね。

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    2015年07月18日
  • 竜との舞踏2

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    ネタバレ

    話の筋が、なかなか進まなくても読者の興味をそらさないですねぇ。
    ティリオンとモーモントの道中とかマンダリー公の言い分とか、デナーリスへの陳述とか。
    「そんなに詳しい叙述って必要?」と思いながら、興味深いキャラクターなのでやはりグイグイ読めてしまいます。
    ドーンの三姉妹も動き出しましたね。これ以上重要人物が増えて、7部作で完結するのでしょうか。

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    2015年07月18日
  • 竜との舞踏1

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    ネタバレ

    ティリオンのその後!気になってました。
    父親殺しという、欧米系によくあるテーマですがティリオンが鬱々としすぎておらず、減らず口のままなので安心しました。
    ぜひともダニーの味方になってあげてほしかったなぁ。
    <若きグリフ>では、読者にとってはやっぱり思い入れが少ないですよね。
    ジョンにも味方が欲しいところ。がんばれジョン。

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    2015年07月09日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)

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    ここまで重厚に描かれているのであれば、いっそメリサンドルなどの魔術師にキーポイントを譲らなくてもいいのでは?とちょっと違和感があります。
    のちのち納得させられるのですかね。
    キングズランディングの描写はスリリングで臨場感があってビリビリきました。
    ティリオンが最も輝いているのはこの巻なのかなぁ、今後も活躍して欲しいです。

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    2015年05月21日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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    1部よりもさらにさまざまな人物の視点で描かれているので、細切れになってしまっている感じがしますが、章の終わりごとにぐっと惹き付けるところがあり、読むのを止めることができません。
    アシャが漫画のワンピースにでてきそうな格好いい女海賊で好きです。
    ダヴォスも素敵!

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    2015年05月21日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)

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    ほとんどファンタジーの要素がないファンタジー超大作。
    デーナリスの過酷な試練に読むのが辛い場面もありましたが、彼女が少女ではなく女王(カリーシ)に成長していくのがよくわかりました。

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    2015年05月21日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(下)

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    タマネギ騎士ダヴォスのかっこよさにクラクラしております。

    まあ、どこの王家の下につきたいかと言えば、どう考えても、レンリーのところですけどねぇ。一番、王様としてまともそうな気がします。
    あっという間に、崩壊したけど……。

    ロブのところは戦争ばっかりしてるし、ラニスター家も、スタニスのところも、グレイジョイ家も、過ごしやすそうではないからなぁ。

    まぁ、デナーリスのところは憧れないこともないけれど、多分、生き残るのは一番過酷そうです。

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    2014年10月22日
  • 竜との舞踏3

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    週刊少年ジャンプか~い!ってくらいの引きの強さ。
    だけど次巻刊行まで何年待たねばならないの?
    作者は来年末には第6部を刊行したいと言っているみたいだけど、それでも日本語版はさらに1年は待たないとならないわけで…。

    ジョンはどうなる!?
    デナーリスは?
    ティリオンは?

    巻末の人物紹介を読むと、思った以上に行方不明者と「死んだことになっている」人が多いので、まだまだ二転三転四転五転しそうです。
    氷はジョンで、炎はデナーリスなので、氷と炎の対決か、氷と炎の融合なのだと思っていたのですが、作者が最後に残るのはひとりと言っているそうなので、もう誰が王になるのかわからない。

    氷と炎が融合したら水になると思うので、ここのところ世界中で地味に存在感を増しているグレイジョイが漁夫の利で王になったら面白いけどね。

    しかし、私利私欲に走らない、優れた人間性の人はすぐに死んでいきますなあ。
    嫌な奴はしぶとく生き残るのに。
    そして、気がつくとその嫌な奴(サーセイとかシオンとか)にも、哀しい事情があったんだなあと思わせてしまうのも、作者の腕なんでしょうね。
    完全な悪も、完全な善もない。
    全ての人に言い分がある。(いまのところ言い分なんてなくただ激烈に悪い奴ってラムジーだけど、将来的に彼に同情できるような言い分が出来てくるんでしょうか)

    絶対完結するってわかったいるのならハードカバーの大人買いをしたいのだけど(何度も読んで理解を深めたい。楽しみたい)、未決で終わりそうな気もするので手が出せない。
    当面はDVDで復習しようっと。

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    2014年10月07日
  • 竜との舞踏2

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    全7部のうち、第5部の中盤に来てようやく物語の向かう方向が見えてきたように思う。
    国取りについてはまだ、どの国が七王国を統べるのかが全くわからないが。

    とにかく陰謀、裏切り、無知、傲慢。油断をすると、たちまち足を掬われてしまう。油断をしていなくたって、あっさり命は喪われる。

    ジョン、ブラン、アリアを見れば、スターク家の子どもたちは、それぞれに使命をもって生まれてきたことがわかる。ということは、サンサとリコンにも使命が?
    サンサは見つかったようなので、今度はダヴォスがリコンを見つける番だ。
    それまでに、あと幾つ裏切りが行われ、人の命が喪われてしまうのか。

    そして、ドラゴンはいつ活躍するのだ?
    デナーリスは女王としていい資質を持っている(用心深いが、必要以上に怖がらない。自分が国民を庇護する存在であることを自覚しているなど)が、なにぶん若すぎるのと、ブレーンがそろいもそろって無能であるのが残念。

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    2014年10月04日
  • 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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    読み直しです。
    でも、先のストーリーを知って読んでいても面白い。というか、先のストーリーを知っているからこそ、楽しめる部分というのがあって、これ、本当に名作だと思います。

    そろそろ、第3部のDVD、ブルーレイも出たのかな?

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    2014年09月17日
  • 竜との舞踏1

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    最初のほうこそ、それまでのストーリーや登場人物をすっかり忘れ、Wikipediaであらすじを確認し、人物紹介や地図などを何度も何度も確認しながら読んでいたので、全然読み進められませんでしたが、ある程度まで進んだらもう、加速がついて止まりません。
    あ~、面白かった~。

    あらすじを読んでも全然イメージがつかめないでしょうし、面白くないと思いますが、初期のグインサーガを面白く読めた人なら絶対楽しめます。
    騎士と魔法と権謀術数の世界。
    横文字が苦手でなければ、歴史小説や大河小説の好きな人もぜひ。

    やっぱりこの本、単行本で揃えよう。
    だって復習しないと。第6部がいつ出るのかわからないけど、最初から読み直しておきたい。
    そう思っていたら、ドラマ版のDVDが販売されているのですね。
    無料の第一話だけ先ほど見たのですが、心臓ばくばくものでした。映像ってすごい。
    12歳以下は見てはいけないそうです。
    とても残酷で淫靡で魅力的な物語だったのだと、映像を見てはっきりわかりました。
    文章だけだとストーリーを追うのでいっぱいいっぱいだったのですね、私。
    お気に入りのブランが可愛くてかわいくて。
    単行本ではなく、DVD買おうかな。
    うーむ。悩む。

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    2014年08月21日
  • 竜との舞踏3

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    何てところで終わるんだ!…定番のツッコミ。次は何年先だろう。
    今回の主役はジョンとダニー。ジョンはまさかの退○!?いやいや、シオンだってしぶとく生きてたから。大丈夫だと願う。章ごとに時差があるから、シオンサイドの動きが気になります。あの手紙は本当なのかハッタリなのか…。
    ダニーはとうとうウェスタロスを目指す準備が整いましたが…一番真面目な君主してる気がするのは気のせいか。なんだか各陣営でダニー争奪戦を繰り広げていて、もう何処がくるかさっぱり予想がつきません。早々にドーン陣営終了のお知らせに、やっぱりかと思いつつ、ちょっと唖然でしたが。某王子のおかげで立ち位置弱くなってしまいましたものね。ついでにダニーは面食いである。

    早く熊さんやティリオンも合流してくれないかなー。

    あと何年かなー!

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    2014年03月19日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)

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    ネタバレ

    上巻では全くイメージできなかった登場人物たちの顔が、ようやく見え始めてきました。またストーリー的にも非常に大きな“事件”がいくつも発生し、退屈だった上巻とは別物のように惹き込まれます。

    中心人物の一人であるエダードが、まさかの状況に追い込まれたことには心底意表をつかれました。彼の家族が今後どうなるのか不安ですが、ロブとキャトリンが意外にしっかりしている印象。細い糸ではありますが希望は繋がってる感はあり、次巻以降巻き返しを期待したいところ。

    それと反比例するように、ラニスター家一味がまぁ憎らしいこと。“幼稚王”(と勝手に呼びますが…)ジョフリーとその母サーセイはその筆頭。当然<王殺し>のアイツも嫌いなタイプ。(後半、アッサリと敗北したのは意外でした。強者感があったので…)

    そんな中にあって、ティリオン・ラニスターだけは妙に気になる存在。特に根拠ありませんが、本作登場人物の中で最も人間らしさを感じたところにその要因があるように思いました。

    スターク家とラニスター家の争いがどのように展開していくのか、その争いと直接絡んできていないデナーリスの章がどのように関わってくるのか。何より、登場人物たちが今後どうなるのかがとても気になって仕方ない今現在です。

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    2014年03月09日
  • 七王国の玉座〔改訂新版〕(下)

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    さて、第1部完結。
    まぁ、5巻に別れているより、上下巻の方が、集中して読めていいよね。持って歩くには重いけど。

    テレビドラマ版は、DVDで第2部まで出ているので、第2部の本にすぐ進もう。そうしよう。
    うーん、旧版がもったいないので、そっちを読むか??

    日本でも、「帝都物語」とか、これぐらいの規模のテレビドラマになったらいいのにと思っていました。

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    2014年02月24日