みずかねりょうのレビュー一覧
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ネタバレ1作目を一気読みして疲労困憊して少しクールダウンしたのか、2作目は何度かに分けて読んだのでそれほど疲れなかった。(笑)
前作でそれぞれのキャラが確立したせいか、その辺のエピソードがない分、話が散らず、ホラー展開に集中できてスッキリしていた。ホラー現象の場面も多々あり、前回の物足りなさを払拭。ラストも余韻が残ってすごくいい。怨霊(呪詛)騒ぎの元凶がまさかの尚子だったってのもうまい。女性が家政婦のおばさん以外全く出て来なかった前作に比べ、女性をごく自然な形で出して尚且つ重要人物としているところは、さすが作者の腕の良さだね。BL作品はとかく女性を粗末に扱うか、もしくは“(ストーリー上)都合のいい女” -
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守護者シリーズ第2弾。前作にも増して怖かったです。ホラー色前面に押し出してきていて、かなりの本格派。
怨霊とのバトルもすごいけど、恋のバトルも勃発中で見逃せません。
悪霊退治、今回は凱斗の実家が舞台です。今ではさびれきった悪霊だらけの場所と化した凱斗の生まれ故郷で、彼の母親が失踪するという事件が起きます。町会議員で凱斗の幼馴染み尚子の父でもある茅野は、何故か警察ではなく『協会』に捜索を依頼してきて。
前回も活躍した霊能力者戦隊が今回もがんばります。なにより、自分の力に覚醒した清芽がその片鱗を見せつけてくれます。護られるだけの存在ではなく、護ることができる存在になって大変心強いと思うのは、凱 -
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怖かったけど読み応えがあって、とても面白かったです。
主人公は大学生の清芽。御影神社の長男で霊能力に優れた一族の一員なのに、まったく霊感がありません。それに比べて弟は最強の霊能力の持ち主。それがコンプレックスになっています。
おっとり、のんきな性格で、街中で偶然怪我をさせてしまった凱斗に、まんまと除霊の仕事に同行させられてしまいます。
ホラー好きにはツボな設定でした。BLの添えもの程度の扱いではなく、かなり本格的で怖さもしっかりあって、ワクワクドキドキがてんこ盛りでした。
幽霊屋敷に集合した「霊能力者戦隊」のメンバーがみんな個性豊かで、にぎやか?で楽しかったです。
そういうオカルト的な要素が -
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ちょっとSMと変態入ったエロさが絶妙な鳥谷センセ。作家買い確定しています。
今回は受が変態なんですよね。
初恋がアポロン像で、美形なのにDTでカレシいない歴29年の征哉。そんな彼がハンパない尻フェチっぷりをさらしまくる話です。美尻への執着心がそりゃもう素晴らしいです。ディープです。
でも、ただのバカバカしい尻フェチコメディになっていないところがポイント。
征哉は、苦笑ものの変態さんだけど、初めて好きな男からもらったお菓子を大切にしまっておくくらい、初心で純真です。片想いの柚原に優しくされたり冷たくされたりして一喜一憂する姿に、思わず切なくさせられてしまいます。Hに対しての興味からちょっと頭で -
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相変わらず忙しなくて元気いっぱいなお話です。登場人物がまた増えていて、話の内容が広がっていくのはいいのですが、少しばかりわちゃわちゃしすぎかな?もっと二人のからまるシーンが多いといいのになぁと思います!早く同居させてあげて~。
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攻めも受けもピュアです
とてもキレイです。大きな魔力をもって生まれた男子…忌み子として育つけど、まっさら!弟のために旅を続ける第一王子は誠実すぎる!この2人の会話が素直で、心をそのままお互いに曝け出してて、「信頼」以外ないって純愛です。題名通りの内容です。このあと、魔女の村はどうなるのかな?森の守りはどうなるの?など細かい部分で気になるところは残りましたが、ハッピーで終わってます。
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可愛いお話でした。
陸くんとの話がメインだけど、稜の存在感はしっかりとあって頼もしい。メンタル弱めの由規をしっかり支えてくれそうです。みずかね先生のイラストとキャラがとてもマッチしていて、ほんと萌えまくりでした。ちょっと気になったのは、由規が陸に話す言葉が 4歳児にはわからないだろう単語連発で、読みながら頭の中で4歳児向けに変換してしまうので疲れました笑笑
陸くん、ナッツと蕎麦のアレルギーがある設定なので、ハラハラする展開も予想してたけど、ふんわり終わって良かった。
あとは、由規がちゃんと社会復帰できるのかだけ心配ですね。 -
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ネタバレ塩対応(どころか嫌悪感すら丸出し)だった攻めが、受けに惹かれて溺愛する変化にキュンキュン萌えて、一方で「彼には嫌われてるから…」と塩対応な攻めに胸を痛める受けの切ない心情にヒリヒリして、〚嫌われ→溺愛〛作品としては大満足な内容だった
…が、とにかく本来の人格であるアンジュの人生が過酷すぎて、アンジュ自身が報われてほしい……!と強く願ってしまった。
今生に絶望して「もう、疲れた…」と精神の底に沈んでしまったアンジュの代わりに、前世である伸明の人格が浮上する…と言う展開で、一応アンジュと伸明は共存しているのだが、物語の主人格は伸明のまま。
伸明主軸で恋愛していくので、「アンジュの意思は…?」と