椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ二巻から続いて面白い。安定している。
地の文が三人称で、にもかかわらず主客の入れ替わりが激しい(この辺りがひとつの妙だ)のに、決して薄味になることなく、なのに状況が分からず混乱することがない、というのは素直に凄い。
言い過ぎに聞こえるかもしれないが、「いかに物語に山場を持たせつつ」、「破綻なく」、「読みやすく構成する」か、という技法の教科書のようだ。それくらい、客観的に文章を書くというのは、読む側が思うよりもずっと難しい。
思い返してみると、シリーズを通して、どのエピソードも決してハッピーエンドにはなっていない。ひょっとすると、と思わせながら、やはり最も望まれる(であろう)形には終わらない。そしてきちんと「引き」を置いていく。
読後にもう一度プロローグを読むと切ない。書き方としては紋切り型なのに、その切なさが決して押し付けがましくなく涼やかであるのは、やはり技巧のなせる業か。 -
Posted by ブクログ
三上延さんの本を探していて,「モーフィアスの教室」を見つけてすぐに買って読みました。
表紙の絵が見ての通りかわいいから,どんな話かと思ったら,夢の化け物に頭を食いちぎられたり腕から血がぽたぽた垂れたりする箇所が最初からあり,怖いホラーかと思いながら読み進めていきました。
戦う相手である夢神の正体がよくわからないまま綾乃の言われるまま戦いに挑んでいく直人。主人公の直人とその幼馴染,綾乃。2人のつながりがなんと夢の世界でのある役割や○○族(王国)と関係がある。
予想外の展開にハラハラしながら読んでいきました。
普通にある学園ものではなくSFホラーで,他に似たような作品を私は知らないので余計におもしろかったです。小学生から大人まで楽しめます。
三上延さんはビブリア古書堂の事件手帳を書かれた方。イラストは越島はぐさんが栞子さんの雰囲気をいい感じに描かれていました。
モーフィアスの教室はイラストは椎名優さん。全く違う雰囲気で,綾乃の表情がすばらしい。しかも表紙だけではなく,口絵も楽しめるプレビュー・コミック。もうその絵を見たら,早く中身の作品を観たくなる。そして,話が進んで口絵の場面ではまた口絵に戻って確認したくなる。
おそらく1(「モーフィアスの教室1」ではなく「モーフィアスの教室」です)を読んだら2.3.4と最後までイッキに読みたくなりますよ。